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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

小橋建太の思い出⑤ NOAH初の東京ドーム・・秋山準との激闘!

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小橋建太の思い出⑤ NOAH初の東京ドーム・・秋山準との激闘!

 小橋建太の引退試合まであと3日を迎えた、小橋を振り返るには欠かさないのは秋山準との激闘、小橋vs秋山は生観戦したのは1度だけ、それはNOAH初の東京ドーム大会である2004年7月10日、当時の小橋は前年に三沢光晴を破ってGHCヘビー級王座を獲得してから本田多聞、蝶野正洋、バイソン・スミス、永田裕志、小川良成、佐野巧真、力皇猛、高山善廣と相手にして8回防衛し、10度目の防衛戦の相手として秋山を迎え、小橋の絶対政権に秋山がストップをかけるかに注目が集まった。


 自分も大会を観戦していたが、梅雨が明けてないせいか雲が厚く蒸し暑いで汗もびっしょり、しかしゲード前には長蛇の列、係員に聞くと5月に開催された新日本プロレスより長い列だったという、当時は新日本プロレスが暗黒時代を迎えていたのもあってパワーが落ち、純プロレスの砦としてNOAHにパワーが集まっていた時代でもあった。


 そしてメインとなり秋山のデビュー戦である小橋戦がスクリーンに映し出されると、日本テレビのアナウンサーの呼び出しで二人が入場、NOAHの頂上決戦らしく館内のボルテージが一気に高まる、試合は小橋がチョップで先手を狙うのに対し、秋山は怯まず顔面キックで返し、フロントネックロックで執拗に仕掛け小橋のスタミナを奪いにかかるが、小橋も執拗にヘッドロックで絞めあげたあとでスープレックスで投げ、そしてエプロンまで秋山を連行し断崖式のブレーンバスターを敢行するが、投げた小橋もダメージを負ったのか口から血反吐を吐き出してしまう。視後半からは小橋が今までを出すかのようにハーフネルソンスープレックスやオレンジクラッシュ、剛腕ラリアットを繰り出すもバーニングハンマーを防いだ秋山が今度はセカンドロープからの断崖式エクスプロイダーを敢行、壮絶な試合に時間などあっという間に過ぎていった。
 両者フラフラの中で勝負に出たのは秋山、秋山はエクスプロイダーや雪崩式エクスプロイダーを決め、フロントネックロックやリストクラッチ式エクスプロイダーと一気に畳み掛ける、しかし凌いだ小橋はリアル・ブレーンバスターで返しハーフネルソンスープレックスを決めれば、秋山もエクスプロイダーで返して応酬し合うが、小橋の剛腕ラリアットが炸裂しムーンサルトプレスを投下するがカウント2、そして最後に小橋は奥の手であるバーニングハンマーが決まり3カウント。小橋が9度目の防衛に成功した。


 試合後は小橋が勝利者インタビューで「準、おまえは最高だ!」と叫んだ頃は、自分自身も興奮しっぱなし、ドームから出たときは移動時間も重なって疲れきっていたが、激闘を見た後もあって心地よい疲れだったような感じがしてホテルにチェックインしたのを憶えている。


 その後小橋は田上明、斎藤彰俊、ザ・グラジエーター、鈴木みのるを降し王座を防衛、力皇に敗れるまで13回王座を防衛、2005年の東京ドーム大会では佐々木健介と対戦、壮絶なチョップ合戦を繰り広げた。

 

 その小橋もあと3日で引退する、まだまだ書ききれないこともあるが、それぐらい思い出の多い、プロレスの凄さを教えてくれたレスラーである小橋、じっくり最後を見届けたいと思う。

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