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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

JWP25周年を最後に封印で幕…そして新たなるスタートへ

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JWP25周年を最後に封印で幕…そして新たなるスタートへ

4月2日 JWP「JWP 25th anniversary」後楽園ホール 1180人 満員


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼JWP認定ジュニア&POP選手権試合/30分1本
[第31代JWPジュニア&第21代POP王者]○藤ヶ崎矢子(7分50秒 変形リバースゴリー・スペシャル)[挑戦者]
☆藤ヶ崎が2度目の防衛に成功


◇第2試合◇
▼JWP25周年記念OG×現役ミックスバウト~エキシビジョンマッチ/7分
△福岡晶 日向あずみ 宮崎有紀(7分時間切れ引き分け)春山加代子 阿部幸江 米山香織


◇第3試合◇
▼JWP25周年記念バトルロイヤル
○米山香織(21分1秒 エビ固め)×藤ヶ崎矢子
退場順=福岡晶 さくらえみ 万喜なつみ 木村花 真琴 日向あずみ 青野敬子 阿部幸江 希月あおい ジャガー横田 堀田祐美子 KAORU DASH・チサコ 春山加代子 宮崎有妃 コマンド・ヒーショイ 藤ヶ崎矢子


◇第4試合◇
▼The same blood battle/30分1本
○尾崎魔弓(14分42秒 テキーラサンライズ)×勝愛美


◇第5試合◇
▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合/30分1本
[第49代JWP王者&第22代デイリースポーツ王者組]○コマンド・ボリショイ Leon(12分40秒 片エビ固め)[挑戦者]×KAZUMI ライディーン鋼
※マリコスパイク
☆ボリショイ&Leonが2度目の防衛に成功


◇第6試合◇
▼JWP認定無差別選手権試合/30分1本
[第30代王者]○中森華子(17分4秒 エビ固め)[挑戦者]×倉垣翼
☆中森が3度目の防衛に成功


(試合終了後 メイン終了後、会場が暗転。明るくなると“ヤマモ”の愛称で親しまれた、元JWP代表・山本雅俊リングアナがリング中央に。そして「皆様、25年間、JWPを応援ならびにご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。それではこれより本日来場のJWPOG、そして現役選手をご紹介致します」と、一人ずつ呼び入れる。


コマンド・ボリショイ、日向あずみ、輝優優、カルロス天野、宮崎有妃、倉垣翼、春山加代子、アキュート冴、渡辺えりか、池田麻奈美、米山香織、木村響子、青野敬子、ムーン瑞月、瑛凛、阿部幸江、ラビット美兎、中島安里紗、テッシー・スゴー、矢樹広弓、さぶろう、能智房代、斎藤澄子、福岡晶、キューティー鈴木、尾崎魔弓、プラム麻里子、ダイナマイト・関西、藤ヶ崎矢子、ライディーン鋼、勝愛実、KAZUKI、Leon、中森華子が次々とリングイン。


ヤマモ「リングアナウンサーは伊藤こーへーでございました。アナタの心にJWP! それでは、ここでJWPを代表いたしましてコマンド・ボリショイ選手から皆様にご挨拶いたします」


ボリショイ「皆さん、本当に25年間、JWPを応援してくださってありがとうございました。そして今日、集まってくださったOGのみなさんありがとうございます。私たちはこれからも続いていきます。プロレスもまだまだ続いていきます。これからも熱い応援よろしくお願いします。本当に、本当にありがとうございました」


(写真撮影のあと、所属7選手が円陣で正座。一礼したあと、無差別級、タッグ、ジュニアのベルトをリング上に置き、最後にボリショイがJWPのロゴが入ったジャージをリングに置いて、降りた。)


ボリショイ「(今の気持ちをお願いします)まだ夢みたいな、信じられない気持ちです。自分でJWPがずっと続くものだと思っていたので、まだいまは実感ないです。ただできることを日々やってきた結果が今日であって、本当にこうやってOGがたくさん集まってくれて、25周年で一区切りなんだなという感慨深い思いはあるんですけど……夢を見ているみたいです。


(たくさんのお客さんが入ったが、ファンに対しては?)やっぱり、悔しいですね。自分はずっとJWPを続けてたかったし、そのためにできることをやってきたけども、新しいもっと大きな夢を見るためには旅立たないといけない時もあるのかな、と。いろいろ決断していかなきゃいけない中で、25周年で一区切りという結果に。選んだことを、今日、集まってくれたお客さんもみんなが後悔しないように、今日の旅立ちを誇れるようにこれまらまた頑張っていきます。


(今まで続けてきた一番の原動力は?)25年を続けようと思ってやってきたわけじゃないので、その日その日を一生懸命やっていたら、たまたま25年経ったっていうのが正直なところで、いつでも応援してくれるファンの人たちにJWPの試合を見せたい。いま頑張っている選手たちの試合を見せたいという思いだけですね。


(ベルトとジャージーをマットに置いた心境は?)悔しいけど、そこで自分はしっかり決別しないと前に進めないと、私は前に進みますよという意思表示。あとこれまでの感謝も。このJWPは終わってもこれまで培ってきたスピリッツは消えることがないのでJWPを継承していく新団体としてこれからは頑張っていきます。


(25年の一番の思い出は?)一番の思い出……。一番の思い出はやっぱり旗揚げ戦ですね。24年前の日記を探して見てみたんですけど、『明日は旗揚げ戦だ』っていうのが書いてあって、旗揚げが終わったその次の日の日記には『新しい時代が来たー!』って書いていたので、25年前のまだ幼稚な私でさえもそういった感覚を持っていたんだなって、いまでもその新鮮な雰囲気はずっと残っています。


(新団体に向けて4月16日から王子で新スタートしますけど、JWPとスタイルなりなんあり変わるところは?)基本的なメンバーが同じなので大きく変わるというのは未だに予想が付かないんですけど、8月11日の旗揚げに向けてPURE-DREAMプレゼンツドリーム女子プロレスという形でいろんな夢に挑戦してみる。JWPでは団体としてはできなかったかなというような実験的な興行をいくつかやってみて、その中で新団体はどういうスタイルでやっていくか模索していこうかなと思っています。ファンの人の投票で試合順が決まるとか、選手は開場時には全員コスチューム着て、お客さんがいま何を求めているのか、対戦カードを並べて、団体側が提示した試合順ではなくて、お客さんが今日は何を見に足を運んだのか、そういったこととかもやってみたいなとか。いままでJWPという看板を背負っているからこそ、挑戦しにくかったこととかあるのでいろんなことをやってみたいですね、その期間。その中で8月11日、どういったスタイルになっていくのか決まっていくと思います。


(最後にファンにメッセージを)JWP女子プロレス25年間、本当にありがとうございました。私たち選手はまた新たな大きな夢を見るために前進していきます。これからも私たちに付いてきてください。本当に25年間ありがとうございました」


 25周年を迎えたJWPの記念興行、そして最終興行が行われ、福岡や日向、春山など引退したOGや尾崎や米山など現役OGだけでなく他団体勢も参戦し、メインは王者の中森に現役OGでフリーの倉垣が挑戦。ゲストとしてB.Bクイーンズの坪倉唯子さんが登場し国歌独唱をした。


 序盤は倉垣のエルボードロップをかわした中森がローキックを連発、倉垣も串刺し攻撃をかわしてカナディアンバックブリーカーで担ぐが、2度目のカナディアンバックブリーカーは中森が切り返してバックを奪うも、投げ飛ばした倉垣はタックルを狙う。
 かわした中森は倉垣を場外へ追いやるとエプロンダッシュのサッカーボールキックを浴びせ、場外戦となるも倉垣が反撃して客席へ中森を連行、東側看板に中森を叩きつけるが、中森もやり返し、リングに戻ってからビックブーツを連発、腕攻めを展開してからミサイルキック、右腕へのローキックと攻勢に出る。
 劣勢となった中森はラリアットを連発してからコーナーも、追いかけた中森は雪崩式フィッシャーマンズバスターを決め、セカンドロープからのギロチンドロップから鎮魂歌ドライバーで勝負に出るが、倉垣はカウント2でキックアウトする。
 倉垣はバックドロップで反撃し、両者ダウンの後で倉垣がラリアットからルナウイングを狙うがかわされ自爆、それでも倉垣はメタルウイングからラリアットも中森は切り返し路上も決めるが決め手にならない。
 中森は頭突きからハイキック、そしてロープへ走るが追走した倉垣がラリアット、中森が延髄斬りで応戦しハイキックを連発、再度鎮魂歌ドライバーからロープへ走るが倉垣がラリアットで迎撃しハヤブサ直伝のファルコンアローを決める。ところがカバーに入ったところで中森が体を入れ替えた中森が強引に押さえ込んで3カウントを奪い逆転防衛を果たした。


 試合後にはJWP元代表でリングアナウンサーを務めた山本雅俊氏がリングアナとして登場、選手だけでなくOGも一人ずつ呼びいれ、引退したダイナマイト・関西が故・プラム麻里子さんの遺影を掲げ、キューティー鈴木だけでなく矢樹広弓らも登場、最後に選手を代表してボリショイが挨拶、写真撮影の後で所属選手らが円陣で正座して一礼し無差別、タッグ、ジュニアのベルトをリングに置いて返上、最後はJWPのロゴの入ったジャージを置いてリングに降り、25年にわたって活動してきたJWPは幕を閉じた。


 1992年に旗揚げしたJWPだったが全日本女子プロレスが崩壊後は女子で老舗団体となり、紆余曲折をしながらも25周年を迎えたが、選手らが独立したことでJWPの権利関係を持つ篠崎清社長が選手側にJWPの名を使うことを許さず、選手らはJWPの名前を捨てざる得なかった。また篠崎社長も選手らがいなくなった以上JWPを続ける意志はなくタイトルと共にJWPの名前を封印する意向を示しているという。
 ボリショイは「自分はずっとJWPを続けたかった」とコメントしたとおり、まさか25年間続けてきたJWPをこういう形で幕を降ろすとは思わず、選手らにとっても無念だったと思う。


 JWPは封印となるが「ドリーム女子プロレス」を経て、8月にJWPのPUREハートの精神を残した「PURE-J」を後楽園ホールで旗揚げすることが発表された。25年間守り通してきたものを失った喪失感は残るだろうが、選手らは前向いて歩いていくしかないのだ。

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