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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

秋山&大森がデビュー25周年で世界タッグ王座を奪取!ジョーが諏訪魔を破り三冠王座奪取も…

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秋山&大森がデビュー25周年で世界タッグ王座を奪取!ジョーが諏訪魔を破り三冠王座奪取も…

10月21日 全日本プロレス「旗揚げ記念シリーズ最終戦~秋山準&大森隆男デビュー25周年記念大会~」1870人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○中島洋平 鈴木鼓太郎(6分19秒 片エビ固め)岩本煌史 ×岡田佑介
※跳後廻蹴


◇第2試合◇
▼30分1本
竹田誠志 ○丸山敦(9分40秒 首固め)×渕正信 西村修


◇第3試合◇
▼女子プロレス/30分1本
○安納サオリ 万喜なつみ(8分51秒 ポテリング)沙紀 ×加藤悠


◇第4試合◇
▼30分1本
○吉江豊 ダニー・ジョーンズ 阿部史典(6分26秒 体固め)崔領二 ×不動力也 石切
※ボディープレス  


◇第5試合◇
▼30分1本
宮原健斗 ○ヨシタツ KAI(9分17秒 ヨシタツロックⅠ)石川修司 ×ゼウス ボディガー


◇第6試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第103代王者組]野村直矢 ○青柳優馬(18分17秒 片エビ固め)[挑戦者組]青木篤志 ×佐藤光留
※ロックスターバスター
☆野村&青柳が2度目の防衛に成功


【試合後の野村&青柳】
青柳「やりました」


野村「やっと勝つことができました」


青柳「でも、まだまだ。まだ2回だけ。防衛2回ですよ。俺らはこんなところで止まらないっしょ。もっと行くっしょ。ねえ、野村さん?」


野村「俺らはまだまだ防衛し続けます。必ずアジアタッグ王者の中に俺らの名前を刻んでいきますよ」


青柳「俺たちがこのベルトを守り続けて、歴史にもっともっと…」


※ここで崔が拍手しながら割り込む


崔「はい、おめでとう」


青柳「なんだなんだ?」


崔「俺はお前たちの試合をずっと見させてもらってるけど、凄い強いチャンピオン。でも、このベルトを懸けて、お前らはアジアっていうけど、アジアの選手とやったことあるか? ないな。このベルトを懸けてお前たちがやったのは日本人だけやろ? でも、このベルトはアジアのベルトって俺は聞いてんねん。ランズエンド・コリアの俺たちの仲間が、韓国からこのベルトにどうしても挑戦したいって言ってる」


青柳「おお」


崔「で、ここはフェアな団体って俺は聞いてる。このベルトもちゃんとした実力があったら、誰でも挑戦できるって聞いてる。だから、お前たちがこのベルトを持ってアジアの代表って言うんなら、俺たちのランズエンド・コリアの仲間の2人の挑戦を受けてくれ。俺の願いや。お前たちは立派なチャンピオン。だから、その願い、その挑戦から逃げないことを祈ってます」


※崔は去っていく


青柳「ランズエンド・コリア? 韓国人? いいじゃん。日本人だけで気に入らないんだったら、俺らがチャンピオンとしてしっかり受けてやりましょうよ」


野村「俺らは拒む理由はないんで」


青柳「そうですよ」


野村「このベルト欲しい人が現れたんだったら、拒む理由ないし。必ず俺らが勝って防衛することは変わりないし。その自信が今日戦って、改めてつきました」


青柳「ランズエンドの資格だろうが、誰だろうが、このベルトは俺たちが必ず守る。俺たちがこのベルトを持って、新しい全日本プロレスの明るい未来、そして、新し時代を築いていく。以上です」


◇第7試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○TAJIRI(9分44秒 片エビ固め)[第45代王者]×ウルティモ・ドラゴン
※バスソーキック
☆ウルティモ2度目の防衛戦


【試合後のTAJIRI】
TAJIRI「いやあ、今日は人体実験するとかデカいこと言ってたら、されちゃったね。あの人はさすがだね。凄いよ、ウルティモ・ドラゴンは。なにかご質問はございますか?」


――ウルティモ選手からベルトを奪還したが、両国と今回と2試合戦って、ウルティモ選手と戦うことにどういう意味があった?


TAJIRI「前回はいろいろあったんですけど、もう別にないですわ。そんないつまでも同じことを…同じアメをベロベロベロベロ舐めても気持ち悪いから、ポイッと捨てて、新しいのを舐めますよ、僕は」


――だからこそ今回はグリーンミストが出た?


TAJIRI「ていうか、今回はウルティモ・ドラゴンに気合いが入ってたから、あれしかなかったですね。あれしかなかったと思う。なんかね、足とか凄い極められたなあ。あんまりああやって固められるってことはないんですよ。久しぶりに『ああ、こういうのをメキシコでやったよな』って。捕獲された感じ。人体実験されるところでした。危なかった、危なかった」


――試合後に中島選手が乱入して挑戦表明したが?


TAJIRI「ていうか、彼はそんなことを口にしてもいい男なんですか? だって、ジュニアタッグリーグ戦もエントリーされていないし、ここ最近、勝っているところを見たことないし、僕は。そして、そういう風にまだ思われてないんじゃないかな、誰からも。それでいいのかな? もし本当にやるってなれば、よっぽどなにかを見せないことには終わると思うよ、彼のプロレス人生。いいのかな、それで。もう一度考えたほうがいいんじゃない? いつでもいいですよ、やるんだったら。絶対に俺が負けると思えないから。ベルトをいくらでも懸けたっていいよ。絶対に俺は負けないと思ってるから」


――歴史を紡いできたジュニアのベルトが新調されて戻ってきたが?


TAJIRI「今まで日本で十何年やってますけど、ただのトリッキーなヤツだと思われてたと思うんですけど、最近あんまりそういう風に聞かなくなってきたんですよ。ちょっと皆さんが認識を新たにしてくれ始めたというのは、なんでかっていうと、この全日本プロレスで実績を積み上げていくと、全日本でできるんだから、実はちゃんとしてたんじゃないかって、たぶんみんなが思ってくれ始めたじゃないかなって。考えたら、今まで全日本だとか、新日本だとか、G1だとか、チャンピオン・カーニバルとか、妙なことばっかりやってたからね。で、ちょっと腰を落ち着けて、ちゃんとやってみたら、ちゃんとファンの人が認めてくれた。それは全日本プロレスという舞台があったからだと思って。それは凄く感謝しているんですよ。なんかやっと少しわかってもらえたのかなって、生意気なこと言っちゃうけど。それこそグリーンミストだって、全日本に上がり始めた当初は、いろいろ言った人がいたと思うんですよ。最近、あんまり言われなくなっているような感じがするんですよね。ただこれも、全日本という舞台があったから、伝統の舞台があったからだと思うんですよ。やっぱり凄いなって本当に思うんですよね。けどまあ、中島の挑戦は何でもいいですよ。実はここ最近、青木選手とタッグマッチで何回か当たる機会があって。彼は凄い選手だと思うんですよ。実はね、ベルトを今日獲ったら、そういうことを俺を勝手に言っちゃいたかったなと思ったけど、やられちゃいましたね。トンビの中島がザッとやってきちゃった感じだね、今日は。いつでもいいですよ。やりますよ」


【中島の話】「こんなとこじゃ終われねえんだ!!」


◇第8試合◇
▼世界タッグ王座決定戦/60分1本
○秋山準 大森隆男(18分43秒 片エビ固め)×関本大介 伊東竜二
※エクスプロイダー
☆秋山&大森が第78代王者組となる


【試合後の秋山&大森】
――急きょ、対戦相手が代わって決定戦となったが、改めて関本&伊東組については?


秋山「関本選手はいい選手だとわかっているし。関本&岡林組というのは、タッグチームの強い象徴…先輩の俺らから言っても、プロレス界でも強さの象徴みたいなところもあったから、やりたかったけども。そこで、代わりで伊東選手が。まあ、代わりって言ったら大きすぎる存在だけども、たぶん今日やった感じでは、初めてだから逆にやりづらさを感じてたのかなって思いますね」


大森「急きょ変更になった王座決定戦だったけど、別なエンジンがかかったという部分が非常にありました。伊東選手は初対決だったので。ベルト云々ももちろん、俺らの25周年というのはもちろん。で、伊東竜二という初対決の選手とやるっていうその心構えっていうのは」


――王者になって思うことは?


秋山「『やった!』というよりも責任感。やっぱりこれを巻いたという責任が。それはもうみんなに思ってもらいたいんですけど、歴代の王者がね。この前も(アジアタッグ王者の)青柳たちに言ったんだけど、歴代のチャンピオンを見ろって。それを見たら、どれだけそのベルトが凄いものかわかるかって言って。もちろんこのベルトも。嬉しいというのもあれば、それ以上にこのベルトをこの歳で巻いて。若いヤツらがいる中で、責任…まだまだ動かないといけないなと思いますし。これで何もなければ、このまま最強タッグにいきたいなとは思いますけどね」


――25周年記念大会で、川田さんや小橋さんが見ている中で、世界タッグ王座を取り戻す大役を成し遂げたが?


秋山「逆に力が入りましたね。変な試合ができないなというのもあったし。もちろん押されることもある。だけど、やられてばっかはいられないなって。だから、動くように動くように僕はしてました」


大森「試合前に、川田さん、小橋さん、あと諸先輩方にお花をいただいて。川田さんとここで試合をやったのを覚えているし、小橋さんとやったのも覚えてますよ。その思い出が凄く蘇ってきましたね」


秋山「裏切った小橋さんから花をもらって」


大森「そうです、そうです」


秋山「ここで裏切って、花をもらって。変な話だよ」


――最近は一歩引いた形だったが、世界タッグ王座を取り戻したことで、まだまだいけるという手応えを掴めた?


秋山「獲ったんでね。さっき、ゼウスが負けたけど、お前、負けて黙って帰ってくるなって。オッサンの48歳を迎えたやつが持ってるんだから、なんか言って帰れよって。普通にあいつは帰ってきてるけど。で、結局、ヨシタツと宮原がワーッてやって、なんか思わないかなと思って。俺だったら絶対に文句言ってるよ。それがあいつのなさ。いくら筋肉をバンバンつけて何をしたって、結局、ここ(胸を叩いて)がなかったら一緒なのよ。表面にガーッと筋肉つけたって、ここがなかったら。心に筋肉つけろよ、もっと。もっと言えよ。それは別にあいつだけじゃなくて、他のやつもみんな。もっと言えよ、もっと。俺は言わなきゃ余計に腹が立つ。言ったほうが俺は怒らない。こいつ(後ろにいた岡田)なんて失礼な話だよ。鈴木鼓太郎って呼び捨てにしてるからね。それでいいんだよ。もっともっといろんなところに発言して、皆さんを注目させて、自分の試合にもっと付加価値をつけて、責任を持って戦っていく。それが一番いいと思います。負けて帰ってくるなよ、ゼウスなんて。以上です」


 【試合後の関本&伊東】
関本「クッソー! すいません伊東さん」


伊東「岡林が欠場になって俺が入ったけど、せっかく大日本が持ってたベルトだけど、大介、次は全日本の最強タッグで返そう」


関本「はい」


伊東「それでリベンジだ」


関本「一緒に組みましょう」


※卓矢がやってきて


卓矢「待ってください。俺に出させてください! 関本さん、俺と組みましょう!」


関本「今、伊東さんと組んで…」


卓矢「本来ならストロングの人間がいくべきだと俺は思ってます」


伊東「確かに蛍光灯を使えないし、あの調子だったらイスも怒られるからな。野村、いけるか?」


卓矢「俺がいきます!」


伊東「じゃあ関本&野村で最強タッグ…」


※ここで大地&神谷が登場する


大地「ちょっとごめんなさい。今の試合を見させてもらったましたけど、野村、それは違うだろ?」


卓矢「いや、ストロングの人間が最強タッグに出るべきです」


大地「なるほどね。それにしたって、やっぱり俺らが今…」


関本「ちょっと待て。俺のエントリーは決まってんだよ。最強タッグへの俺のエントリーは決まってんだよ」


大地「いやいや、ちょっと待ってください。大日本プロレスを代表するタッグチームが出るべきじゃないですか。今、大日本プロレスを代表するタッグチームは僕たち大神なんで。僕たちが出るべきだと思うんです」


卓矢「今、今日でタッグパートナーを決めるのは早いと思うし、岡林さんはアクシデントで怪我しちゃって」


※なおも大神が詰め寄ると


関本「四の五のうるせえよ、お前。決めてやろうじゃねえか。これで俺と野村が組んで、最強タッグ出場者決定戦、やってやろうじゃないか。いいですよね、伊東さん?」


伊東「そうだね。大日本で一番強いと言っているんだったら、タッグチャンピオンの俺と小林が出るというのもあるんだろうけど、俺はさっきもう出ないと言ったので。2組で代表を決めて、全日本の最強タッグをひっかき回せば」


関本「やってやるよ、てめえらと。この前の借りを返してやる」


卓矢「キャリアは関係ねえから」


関本「イケイケだ、バカ! お前、イケイケだよな?」


卓矢「イケイケです」


神谷「そんなこと言ったら、こっちも…」


関本「イケイケノムちゃんだよ」


大地「イケイケノムちゃんはよくわからん」


卓矢「OKです。それで決まりです」


関本「もう舞台は整った。どこでもいいよ」


神谷「勝ったほうが大日本を代表するんだな」


関本「OK。やってやるよ。やってやるよな、ノムちゃん?」


卓矢「やりましょう」


――改めて伊東選手は全日本初参戦だったが?


伊東「初参戦で世界タッグ。聞くところによると、高山善廣さん以来、そういうのはないと。初参戦で世界タッグのベルトを獲れなかったのは凄い残念です。普段、デスマッチをやっている人間からしたら、物凄くいい経験になりましたし、大日本プロレスのデスマッチにまた新たな動きを加えれるのかなと。負けといてあれですけど、大変勉強になりました」


――秋山&大森組から吸収することはあった?


伊東「最近だと、大日本で自分より体がデカい選手が少ない中で、ああいった選手と当たれるというのは凄い勉強になりましたし、18年と言えども、25周年に比べたら、まだまだだなと」


――最初に蛍光灯を持って入場したが?


伊東「使えないことは重々わかってます。使った瞬間に反則負けになるのはわかっていたんですけど、やっぱり大日本プロレス、そしてデスマッチの代表として、このぐらいの気持ちはあるんだぞという見せるために」


◇第9試合◇
 ▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○ジョー・ドーリング(20分10秒 エビ固め)[第58代王者]×諏訪魔
※レポリューションボム
☆諏訪魔が初防衛に失敗、ジョーが第59代王者となる 


(試合後は遺恨が続いた諏訪魔と握手を交わした。そんなジョーの前にヨシタツが姿を現す。ブーイングや罵声が飛ぶ)
ヨシタツ「ジョー。三冠チャンピオン、おめでとう。今、お前が獲った三冠タイトルに11月9日後楽園ホールでこのヨシタツが挑戦させてもらうぜ。これをあとで英訳してやる。9年前、俺たちはWWEで切磋琢磨してたよな。あれから9年、お互いにいろんなことがあったな。俺は首を粉砕骨折して、お前はガンになった。(客席からは「ジョー」コールが発生した)人生って甘くないよな。11月9日は、俺とお前、これまでどっちがより力強い人生を送ってきたか、証明しようぜ。スゲエ試合をしてやろうぜ( ジョーはヨシタツの目の前でベルトを高々と掲げると、首をカッ切るポーズで返答する)11月9日は平日です。でも皆さん、後楽園ホールに足を運んで、俺たちの試合を…(と喋り続けたが、ジョーはショルダータックルで吹き飛ばして黙らせ、大歓声を浴びる)サンキュー」


 【試合後のジョー】
※ベルトを持って姿を現すと


ジョー「このベルトが全てだ! 疲れたよ」


※イスに座ると、通訳のボンバー斉藤レフェリーと缶ビールで乾杯する


ジョー「まずはこれをガンで苦しんでいる人たちに捧げたい。今日が自分のカムバックのクライマックスだ。家族やファンだけでなく、会ったことのない知らないファンの人たちも応援してくれてありがとう。ガンで苦しんだけれど、今は最高の気分だ」


――どうしてカムバックすることができた?


ジョー「わからないな。カムバックするまで長い時間がかかった。こんな風にカムバックできると思ってなかった。家族や友達、自分をサポートしてくれる人たちがいなかったらできなかった。会ったことのないファンにも助けてもらったよ」


――諏訪魔選手は特別な相手だった?


ジョー「諏訪魔は凄いレスラーだ。リングじゃなくても凄い。同じ世代のライバルだ」


【諏訪魔の話】「負けた。一発一発がやっぱ重いよ。今まで横にいてわからなかったけど、ここまでタイトルマッチのジョーの技が首に響くとも思ってなかったし。今回は負けたけど、あいつには何回もチャレンジしたいし、これからライバルとして俺とあいつとの戦いは終わらないよ。諦めない。またもう1回頑張るよ。勝つまでやる」


【ヨシタツの話】「言いたいことは全部リング上で言ったから」


「秋山準&大森隆男デビュー25周年記念大会~」が開催され、休憩前の記念セレモニーでは小橋建太、川田利明、そしてかつての秋山の付き人だった橋誠が登場、25周年を迎えた秋山と大森を激励、渕や和田京平レフェリーも加わり記念撮影となった。


秋山&大森のワイルドバーニングが関本&岡林のストロングBJの保持する世界タッグ王座に挑戦する予定だったが、15日大日本プロレス後楽園大会で岡林が試合中に右肩を負傷、右肩関節脱臼および肩鎖関節脱臼と診断され欠場となり、ストロングBJが王座を返上、そして関本のパートナーに"デスマッチ"ドラゴン"伊東が名乗りを挙げ、ワイルドバーニングとの間で王座決定戦が行われることになった。伊東の全日本参戦は初、デスマッチのエースと秋山と大森のとの遭遇にも注目が集まったが、伊東は蛍光灯束持参で入場、だが試合前に撤去されてしまった。
 大森と関本で試合がスタートも、しばらくして秋山と伊東が対峙、ヘッドロックからグラウンドの攻防も、伊東は自軍に連行、交代を受けた関本が執拗にヘッドロックで絞めあげ、秋山がバックドロップで投げても絞めあげ、大森がカットに入るも、関本は両腕ラリアットで二人をなぎ倒し、場外に逃れた大森には伊東がプランチャで追撃、ステージに連行してブレーンバスター合戦も伊東が競り勝つ。
 大日本組は孤立した秋山を捕らえ、秋山の古傷である腰に集中攻撃も、関本のブレーンバスター狙いを投げ返した秋山が大森にやっと交代、大森も関本にフロントハイキック、ニールキック、スイングネックブリーカードロップと猛反撃するが、アックスボンバー狙いは関本がかわしてラリアットを浴びせ、交代した伊東も踵落としからムーンサルトプレス、ドラゴンキッカーからドラゴンスプラッシュで勝負に出るも、剣山で迎撃した大森がアックスギロチンドライバーで突き刺し、交代した秋山も、同じく交代した関本にジャンピングニー、ランニングニーと浴びせてからフロントネックロックで捕獲する。
 しかし伊東がドラゴンキッカーでカットすると、関本がアトミックドロップからアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、カットに入った大森に秋山を投げつけると、秋山にラリアットからジャーマンを狙うが、堪えたところで大森がアックスボンバーでカットに入り、秋山もすかさずランニングニーからエクスプロイダーで投げる。
 大森が伊東を排除するとワイルドバーニングが孤立した関本に集中攻撃を浴びせ、大森がフロントハイキックから秋山のジャンピングニー、大森が後頭部にアックスボンバーから秋山がエクスプロイダーと連係を決めると、最後は秋山が生膝ランニングニーからリフトクラッチ式エクスプロイダーを決め3カウントを奪い世界タッグ王座を奪取した。


 試合後のバックステージでは関本が岡林に代わり伊東とのタッグで世界最強タッグエントリーを表明したところで、セコンドとして帯同していた卓矢がパートナーに名乗りを挙げ、伊東も卓矢に譲ったところでエントリーかと思いきや、試合を観戦していた最侠タッグ優勝チームの橋本大地&神谷英慶が待ったをかけ、大日本のリングで出場者決定戦が行われることになった。大神も本来ならBJWタッグへの挑戦が優先なのだろうが、BJWタッグは沼澤邪鬼&吹本賢児が名乗りを上げ、また優勝決定戦ではタッグ王者組の伊東&アブドーラ・小林も破っていることから、更なる上へということで世界最強タッグに名乗りを挙げたということなのか…
 秋山と大森がデビューしたのは1992年、全日本プロレスがジャンボ鶴田から三沢光晴ら四天王(三沢、川田利明、小橋建太、田上明)へ移り変わろうとしていた時期で、秋山はレスリングエリートとして注目を浴びたが、アメフトしか実績のない大森は雑草扱い、デビューから1年目で病気欠場の鶴田の代わりに世界最強タッグに出場した秋山と比べ、大森はデビューから前座として扱われた。


 秋山は三沢が率いる超世代軍、大森は川田&田上率いる聖鬼軍と分けられたが、二人はユニットの枠を越えてタッグを結成しアジアタッグ王座を奪取、12度に渡って防衛するなど長期に渡って保持してきたが、同時に秋山も三沢とのタッグで世界タッグ王座を奪取するなど常に先に走り、大森は遅れを取っていた。


 その大森も秋山とのタッグ解消後は、高山善廣と「NO FEAR」を結成、三沢が提唱した三沢革命の影響もあって自己主張することにより、秋山との差を一気に縮めていたが、その矢先に三沢に追随する形でNOAH旗揚げに参加、しかしNOAH旗揚げ後は大森が再び低迷、秋山どころか高山との差も開いた。2002年大森はWJプロレスに引き抜かれNOAHを離脱、秋山と別々の道を歩んだ。大森がなぜ離脱したのか今でも明らかになっていないが、大森なりにNOAHに留まっても三沢どころか秋山の上に立てるわけではないというものもあったのかもしれない。


 秋山はNOAHを牽引する存在となったが、大森はWJ離脱後はZERO1-MAX、新日本プロレスへと渡り歩き、一時はセミリタイアしていた時期もあった。二人は大森が離脱した際に三沢を激怒させていたことから交わることがないと思ったが、大森が先に全日本へ戻ると、NOAHを離脱した秋山も全日本に戻り、今では秋山が社長、大森が副社長で全日本を引っ張る立場、1992年にデビューした際もこうなる運命になるとは二人も予想出来なかったのかもしれない。


 秋山と大森はこれからも全日本プロレスを支えつつも、レスラーとしても、まだまだ花を咲かせて欲しい。 


 秋山準選手、大森隆男選手、デビュー25周年おめでとうございます!


 メインの三冠ヘビー級選手権試合はショルダー合戦を制したジョーがエプロンに逃れた諏訪魔にラリアットを炸裂させるが、ジョーは場外戦に持ち込まずリング内に諏訪魔を押入れ、ストンピング、エルボードロップ、ハンマーパンチと追撃も、フロントキックは諏訪魔がキャッチするとアンクルホールドの体勢から強引に投げるアンクルスープレックスで投げ、ジョーは右脚に大ダメージを負うが、諏訪魔は容赦なくストンピングを入れ足攻めを展開する。
 諏訪魔はコンプリートショットからアンクルロックでジョーの動きを封じると、フロントスープレックスを狙うが、堪えたジョーはショルダータックルで反撃し串刺しショルダーからラリアット、エルボードロップ、ブレーンバスターと畳みかけるも、諏訪魔もフライグショルダーからフロントスープレックスと譲らない。
 諏訪魔はラストライドで勝負に出るが、ジョーがリバースしたところで諏訪魔がラリアットも、倒れないジョーもラリアットで返し、何度も相打ちとなってから諏訪魔がジャーマンも、ジョーもラリアットで応戦して両者ダウンとなる。
 両者はエルボー合戦も、串刺しを狙うジョーに諏訪魔がここ一番で出すドロップキックを炸裂させると、串刺しラリアット、ジャーマン、ローリングラリアットと畳みかけ、ダブルチョップ、ちび膝蹴り、延髄斬りと放ったあとでラリアットを狙うが、ジョーはスパインバスターで迎撃、諏訪魔がエプロンに逃れてもジョーはリング内へパワーボムで投げ捨て、ダイビングボディーアタックからパイルドライバー、しかしデスバレーボム狙いは諏訪魔が背後に着地してバックドロップで投げると、ラリアットを狙うが、読んでいたジョーが先にラリアットを放ってからデスバレーボムで突き刺し、そのまま手首を掴んでラリアットを放つ。
 ジョーはレポリューションボムで勝負を狙うが、諏訪魔が回転エビ固めで切り返すと、バックドロップからラストライドを狙う。しかしジョーが堪えると諏訪魔がラリアットを狙うと、ジョーはフライングボディーアタックで迎撃してからラリアット、レボリューションボムで3カウントを奪い勝利を収め、三冠王座を奪取した。
 試合後にジョーと諏訪魔が握手となってノーサイドになったところで、第5試合でゼウスからギブアップを奪ったヨシタツが挑戦を表明した。


 ジョーとヨシタツはWWE時代から関係があり、二人はFCWで共にトレーニングをしてきた仲だったという。しかしジョーは1軍に上がることはなくWWEを解雇され、ヨシタツは1軍に昇格した。その二人が全日本で再会するというのも因縁めいたものがあるのかもしれない。


 しかしヨシタツもWWEを去り、新日本にフリーとして戻るも首を骨折、欠場している間にポジションがなくなり、全日本に新天地を求めた。新日本時代とは違うというものを確かに出しているが、三冠の戦いはあくまで別物、これまで以上のものを求められる。ヨシタツにそれが出来るのか?今回は厳しい目で見られるのは必死だろう。


 世界ジュニアヘビー級選手権は今回もTAJIRIがウルティモの左腕攻めを展開するが、ウルティモはラ・マヒストラルからキックのコンポ攻撃で反撃、変型卍固めからジャベてTAJIRIの動きを止めにかかる。
 TAJIRIはハンドスプリングエルボーを狙うが、切り抜けたウルティモはラ・マヒストラルを狙うも、TAJIRIも同じ技で切り返しトラースキックからバスソーキックを狙う。しかしかわしたウルティモはソバットも、かわしたTAJIRIはボンバー斉藤レフェリーとウルティモを交錯させ、焦ったウルティモはアサイDDTを決めるがカウントが入らない。ウルティモはレフェリーを起こそうとするが、TAJIRIが毒霧を噴射してからバスソーキックで3カウントを奪い王座奪還、試合後にウルティモの愛弟子の一人である中島がTAJIRIを襲撃、挑戦を表明する。


 アジアタッグ選手権は腕攻めから青柳を捕らえた変態自衛隊が試合を有利に進め、交代した野村も光留の関節技、キックに苦しみ、王者組が主導権を奪えない展開が続く。
 変態自衛隊は野村に照準を定めて分段にかかるが、青柳がカットに入ると、逆に光留を捕らえて青柳がジャパニーズレッグロールクラッチ、逆さ押さえ込み、首固めと丸め込みを連発、反転式のダイビングボディアタックからジャーマンと畳みかける。
 変態自衛隊は光留が青柳をチキンウイングアームロック、青木も野村をアンクルホールドで捕らえて勝負に出て、ダブルチョップからサンドイッチジャンピングハイキックと連係で青柳を追い詰めるが、野村が青木をマキシマムで排除すると、孤立した光留に青柳と共にダブルドロップキックを放ち、光留のハイキックをガードした青柳がドロップキックの連発、ジャーマン、ロックスターバスターと畳みかけて3カウントを奪い、難敵である変態自衛隊から王座を防衛も、バックステージでは崔らランズエイド勢が挑戦を表明した。 

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