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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

ハードコアに武装した"はぐれ"IGFインターに諏訪魔らEvolutionが完敗、宮原はジョーを降し三冠奪還!

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ハードコアに武装した"はぐれ"IGFインターに諏訪魔らEvolutionが完敗、宮原はジョーを降し三冠奪還!

3月25日 全日本プロレス「2018 DREAM POWER SERIES」埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ 2257人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
丸山敦 ○吉江豊 佐野直 佐藤恵一 カーベル伊藤(5分15秒 体固め)将火怒 石切 ×レブロン 大門寺崇 FGマスク
※ジャンピングボディープレス


◇第2試合◇
▼20分1本
西村修 ○ウルティモ・ドラゴン 鈴木鼓太郎(8分14秒 ラ・マヒストラル)×渕正信 中島洋平 TAJIRI


◇第3試合◇
▼30分1本
○岩本煌史(8分25秒 エビ固め)×ジョシュ・ボドム
※孤高の芸術


◇第4試合◇
▼The Road to 2018チャンピオン・カーニバル スペシャルタッグマッチ/30分1本
ヨシタツ ○火野裕士(4分51秒 体固め)×野村直矢 KAI
※Fucking Bomb


◇第5試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
藤田和之 ケンドー・カシン ○NOSAWA論外(11分21秒 レフェリーストップ)諏訪魔 佐藤光留 ×岡田佑介
※キャメルクラッチ


【試合後の藤田&カシン&論外】
カシン「なんかある? なんかある?」


論外「なんかありますか?」


――試合に勝利した感想は?


カシン「愛だ、愛だと言うから。愛よりも大事なことがある。夢だよ、夢。だから、あいつらに夢を見させてやった。悪夢を。悪い夢を」


――諏訪魔選手の印象は?


藤田「だから、夢を見せたんでしょ? いいんじゃない?」


カシン「試合前からさ、ルールがどうのこうのさ」


藤田「面倒くせえ、面倒くせえ、本当に面倒くせえ」


カシン「何なんだよ、全日本。別にこれで最後でもいいぜ。このまま勝ち逃げしてもいいぜ。そのぐらいの覚悟でやってんだ」


藤田「面倒くせえから。(テーブルをなぎ倒し)はい、終わり」」


論外「いい夢、見れそうだな」


【試合後の諏訪魔&岡田】
※動けない光留が横で倒れている中でコメント


岡田「クソ! タップなんかしとらんぞ。タップなんかしてへんわ! なんでやねん! なんであいつらにやられなあかんのじゃ! クソ!」


諏訪魔「いや、悔しいよ、この結果は。通りがかりにこの会場に来て、散らかすだけ散らかして、帰っていった感じじゃねえか。俺らは体を入念にこの日に合わせて作って、試合のためにやってるのによ。プロレスに真摯に向き合わない。そこは凄い残念だよ。面倒くせえなんてそんな言葉で片付けようたってさ、甘いんじゃないか? まだ…まだまだ。俺はこんなんじゃ終わったと思わねえよ。スゲエ悔しいけどね。ただ、俺自身の中での問題なんだけど、天龍さんの引退興行。あそこから止まったままだった針が動き出したんだよ。今日向き合っててさ、藤田和之と向き合って、一瞬だよ。一瞬打ち合ってさ。打ち合った時に『あっ、これまだやる気あんじゃねえか』っていう風に思ったよ。そんなお前、机だとかさ、イスだとかさ、あんなGパンとかさ、あんなのいらねえだろうって。体と体でぶつかり合えばいいじゃねえか。あんなのごまかしだろ? 大仁田厚っていう名前を都合良く使ってるだけじゃねえか? 俺はまだまだやり足りなかった。俺はもう1回。まだまだこんなんじゃ終わらねえよ。全日本プロレスにはもう1回次の舞台を用意してもらいたい。こいつらだって納得いかないよ」


岡田「俺だって絶対にこんなんで終わりたくないです」


諏訪魔「終わりたくないよ。それが収穫かな、俺の中での唯一。打ち合った。熱いもん持ってんだなっていうような。動き出したよ、針が」


◇第6試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第104代王者組]○秋山準 永田裕志(15分46秒 片エビ固め)[挑戦者組]×大森隆男 中西学
※リストクラッチ式エクスプロイダー
☆秋山&永田組が初防衛に成功


【試合後の秋山&永田】
――アジアタッグ王座に世界タッグ王座とは違う価値観が出てきたように感じたが?


秋山「アジアで違いを見せなきゃいけないしね。でも、別にアジアだけとは限らないチームだと思うし、いろんな可能性はあるかなって」


――相手チームの印象は?


秋山「大森がね、復帰戦ってことで、まだまだバランスがあまりよくなかったのかなと思うけど。でも、気持ちだけは熱いものを感じたし、中西さんも一発一発痛かったです」


――フィニッシュにリストクラッチ式を選んだのが秋山選手なりのメッセージなのかなと思ったが?


秋山「たぶん気持ちで負けたら、俺らはドンドンダメになっていくと思うので。まだまだいけるだろうっていう気持ちを込めていきました」


――永田選手はどうだった?


永田「大森選手の熱意というか、万全じゃない中で、欠場中に名乗りを挙げてくれて。なかなか勇気がないとできないことだと思いますし。正直、本調子じゃないなって、久しぶりに戦ってそれは感じましたけど、そのリングに上がるっていう気持ちは凄いなって。そこに心が打たれてというか、惹かれた部分はありましたね。それはパートナーの中西学しかり。やっぱ大森選手をうまく乗せたのが中西学だったかなっていう部分で、今度は本調子のワイルドチャイルドとやってみたいという思いと、アジアタッグ初戦で勝って、次に中西&大森組を破って初防衛したからあえて言わせてもらえば、全日本プロレスの若い衆、何してるんだと。今の全日本プロレスが躍進しているのはなぜかと言ったら、若い力が出てきたことであって。でも、いざそれを確かめに全日本プロレスのリングに上がってみると、なんかいまいち感じるものがない。タイトルマッチに来てみれば、1人は欠場してしまって。で、初防衛戦の相手に別の若い選手が来るかと思えば、残念ながら同世代の人間が出てくる。責任感から来る挑戦表明。次はどうするんだっていう。あえて全日本プロレスに対する問いかけといいますか。若い人材があってこその全日本プロレスの躍進なのに、その若い力を感じれないのは非常に残念だなと」


秋山「社長として頭が痛い…。まあまあ、やっぱり言わされているんじゃなくて。言わされて、『お前ら行け』、『じゃあ、行きます』じゃなくて、自分で開かなきゃいけないと思うね。それが自信になると思うし。『俺が行きたい』っていうのがないと。先輩から言われて、上の人から言われて『行きます』じゃなくて。『俺、行きたい』っていうヤツを、俺は本当は欲しいんですよね。でも、そこまでの勇気ってなかなか出てこないと思うし。でも、その勇気で一発行ってもらいたいんですよ。俺と永田裕志ってそこから始まったところだと思うし、そこから今までこうやって来てると思うし。別に他団体どうのこうのじゃなくて、『俺がやりたい』っていう熱意というか。『俺に行かせてくれ』って。いや、俺と永田裕志がいて、今しかないって思うよね。この経験が積めるのは。だから、ドンドン来てもらいたいなと思うけどね。自分から言ってもらいたいなって。もちろん全日本だけじゃなくて、新日本もそうだし、自分で切り開くっていうのをね。『プロレスってこういうもんなんだ』じゃなくて、そういうのを見せてもらいたいなと。特に、今だとうちの若いヤツらに見せてもらいたいですね」


永田「ただ、そうは言っても、僕らのチームは半端なチームじゃ勝てないですよ。このアジアタッグのベルト、どこまで価値観を与えればいいのかなっていう。こうなったら、行けるところまで行って、このアジアのベルトを世界タッグ以上に、全世界に。全日本プロレスTVも始まったことだし。配信がね。それを全世界に、我々の強さをアピールしながら、このベルトの価値観を上げていく。そういう気持ちも今は芽生えました」


秋山「配信初日に、全世界に白目が行くとは(笑)」


永田「全日本プロレスTV配信初日に、世界に向けて神が降臨して。神自身が世界にアピールしたかなと」


――試合後、若い選手ではなく違う人間が姿を現したが?


秋山「それは俺じゃなくて、永田選手に」


永田「あれは挑戦表明じゃなかったですね。記念撮影だったみたいです。いや、リップサービスで、東京スポーツの取材に対して言ったことが、過大に書かれたので」


秋山「たぶん東スポの陰謀だと」


永田「リップサービスで言ったことがああいう記事になるとは俺も思わなかったですけどね」


――全日本のリングでチームJAPANが揃ったことについては?


永田「いやあ、社長の横でこんなこと言うとあれかもしれないけど、なんだこれって、邪魔するなよという気持ちが半分あったんだけど、ちょっと懐かしいというか、嬉しい気持ちも正直半分ぐらいあったかなと。面倒くさい2人ですけど」


秋山「そんなこともできる全日本プロレスです。ありがとうございました」


【試合後の大森&中西】
中西「スマン、助けられんで」


大森「いや、中西さん。中西さんが来てくれたおかげで、俺は勇気を持って復帰することができました」


中西「いやもう、思いっきり相手の厳しい技があったから。ほとんど首に来る技ばっかりで。そやけど、へこたれんと立ち向かって行きよったから。この男のワイルドハートはやっぱ凄いよ」


大森「俺が1回、相手の攻撃止めて、コーナーに戻ったら中西学が控えていると思ったら、自分の首のことなんかかなぐり捨てて、コーナー戻りますよ。せっかく来てもらって、ベルトを持たしてあげられなかったのは本当に申し訳ないです」


中西「いやいやいやいや。まだチャンスはあるやろ?」


大森「チャンスって諦めない限り、ずっとあるんですかね?」


中西「あるやろ。続けてれば絶対何かあるはずやし、誰よりも努力しとるんやから。それは絶対出てくるって」


大森「信じてみるかな」


中西「いつでも俺を呼んでくれよ」


大森「ありがとうございます。頼もしいな。中西さんには昔も…10年ぐらい前もいろいろ教わったけど、まだこうやって試合を通して教えてもらってばっかだ」


中西「教えるちゅうわけじゃないけどな。押しつけているだけやけど」


大森「中西さんから学ばなきゃいけない、まだまだ」


中西「ブサイクでもええから、とにかく続けますよ。ありがとう、今日は」


大森「今日はありがとうございました」


中西「大丈夫やった? よかった、また続けられるわ」


◇第7試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第47代王者]○青木篤志(18分35秒 トラップオーバー)[挑戦者/Jr. BATTLE OF GLORY優勝者]×近藤修司
☆青木が初防衛に成功


【試合後の青木】
――リーグ戦で敗れた近藤選手にリベンジを果たしたが?


青木「まあ、リベンジはリベンジかもしれないけど。でもね、まだまだでしょう」


――近藤選手が「全日本ジュニアは弱い」という言葉を撤回すると話していたが?


青木「俺がベルトを持ってて負けて、リーグ戦も優勝されてしまったわけだから。そういうことを言うのは当然のことかもしんない。それはもちろん別に、俺が『そんなことないよ』って偉そうに言える立場じゃなかったからあれだけど。でも、だからこそ余計にこれ(ベルト)は守らなきゃいけなかったし。別にあれを撤回してほしいというつもりじゃない、俺は。リング上でも言ったけど、まだまだ全日本のジュニアは発展途上だと思う。若い選手とか…俺だってもう40超えているわけで、俺がベルトを持ってて、まだまだ俺は負けないと思っている時点で、他の人間にはもっと奮起してもらわないといけないわけだし。だから、本当に発展途上ですよ。俺はもっと誰にも恥じないで自慢できる全日本プロレスのジュニアヘビーってものを作りたいんですよ。そのためも、俺は簡単にこのベルトを渡すわけにはいかないし、俺にはその使命があると勝手に思っているというか、勝手に自分の目標を作っているわけで。だから、あえて言いますよ。全日本プロレスのジュニアヘビーの人間にはもっと奮起してほしい」


――近藤選手の「全日本ジュニアは弱い」って言葉が逆に青木選手に火を点けた部分があった?


青木「もちろん。やっぱり弱いと言われて、気分のいい人なんていないはずだから。俺はあの言葉があったからこそ、このタイトルマッチは絶対に負けられないと思ったし。あの人が強いのはわかってるんだよ。近藤選手が強いのはわかってる。上手いのもわかっている。じゃあ、あとは何が大事かと言ったら、もう意地しかないでしょう。だからもう、ボロボロになるまで受けきってでもいいから、ワンチャンス、それだけ狙おうと思ってて。だから試合前の作戦として、本当に正面突破。俺がぶつかれば、絶対に向こうもぶつかってくると思ったから。まあ、それができて、防衛できたから、偉そうに言えるけど、本当にTAJIRI選手から獲って、近藤選手から防衛して、次は『じゃあ、誰?』って。ここからですよ、俺の勝負は」


――所属が声を上げることを…


青木「願うね。願うよ。それだよ、俺の目標は。俺がもどかしいところはそこだよ。そうすりゃ、俺の気持ちも少しは晴れるかもしれないね。まだまだ、だからこれからですよ。俺はまだまだこれを防衛して、自分のやりたいこと、目標にしていることをやっていきますんで。これからも応援よろしくお願いします。マスコミの皆さんもお願いします」


 【近藤の話】「これで撤回するよ。『全日本ジュニアが一番弱い』って言ったのは、あれはウソだな。今日、それが証明された。まあ、今日はもうガッチリやられたんで。もう1回…40にしてもう1回、再修行だ。再修行して…俺はしつこいぞ。世界ジュニア、狙い続けるからな。獲るまでだ、獲るまで。獲らないと終わらないぞ、全日本ジュニアの諸君」


◇第8試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○崔領二 ディラン・ジェイムス(17分50秒 片エビ固め)[第81代王者組]ゼウス ×ボディガー
※那智の滝
☆ゼウス&ボディガーが初防衛に失敗、崔&ジェイムスが第82代王者組となる


 【崔の話】「(全日本に参戦して)2年かかりましたけど、まあ、時間じゃないと僕は思うんで。常々言ってきたことですけど、ベルトを持ってどう勝負していくかっていうね。それは相手じゃないですよ。相手だけじゃないですよ。プロレスって業界にいて、この業界をもっと反映させていきたい。俺が常々言っているように、他のレスラーと俺は見ているものがまったく違う。このベルトと一緒に、俺はドンドン世界に出ていきたいですね。発展途上国とか、プロレス見たことないところとか、そういうところにドンドン持って行きたいですね。俺は最高の栄誉であり、最高の…そうだな、印籠のもんやと思ってます。これで、このベルトの1つの価値で、世界中のいろんな場所を切り開いていけるというか。でね、今回、ディランと一緒にベルトを獲れて。これもタイミングでしょう。2年前には思いもしなかったようなタッグですよ。本当に尊敬するレスラーの1人で、スーパーアスリートやと思います。彼なら、俺はなんか変えれると思って。こういう成功例がドンドン現れてほしいし、みんなが見たことないような怪物がドンドン出てくるのが、俺は全日本のリングだと思うんで。まあ、自分のことよりも、彼みたいな紆余曲折あって、でも腐らず頑張り続けた人間がこういう舞台に上がる。僕は何よりも自分のことを差し置いて嬉しく思います。そして、困っているヤツがいたら、俺は助けたいと思う。人を潰すのは簡単。人を潰すのは簡単。そうじゃないだろ? 困っている人間、頑張っている人間に助けの手を差しのべてあげる。これが大人じゃない? よう聞いとけ、お前らホンマ。俺はそう思う」


 【ジェイムスの話】「サンキュー領二、サンキュー秋山さん。俺はベストを尽くした。俺はこのリングに戦いに来た。今日はベストを尽くしてこのベルトを手にすることができた。(次の目標は?)大きな目標としては三冠ベルトを獲りたい。そのためにベストを尽くすよ」


◇第9試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○宮原健斗(17分34秒 シャットダウンスープレックスホールド)[第59代王者]×ジョー・ドーリング
☆ジョーが4度目の防衛に失敗、宮原が第60代王者となる


(試合終了後、三冠王座を奪取を果たした宮原はジョーと握手を交わす。いったんリングを降りて、花道を下がっていくも、大歓声を受けて、リングに帰還する)
宮原。「三冠ベルトが宮原健斗に帰ってきたぞ! 今日はさいたまスーパーアリーナ大会、最後までご声援、本当にありがとうございました。(腰に巻いた三冠王座のベルトを見つめ)久しぶりだね、この感触…三冠チャンピオンになったからには、これからのプロレス界、もっともっとこの俺が盛り上げるからな。オンリーワンも好きだけど、ナンバーワンのほうがもっと好きです。今、俺がナンバーワンだ!そこで…そこでだ。さいたまの皆さんに聞きたい。今、プロレス界で最も最高な男、ならびに、これからプロレス界をさらに盛り上げるプロレスラーは誰だと思いますか? さいたまの皆さんの正直な声を聞かせてくれ!(圧倒的な支持を集める)満場一致で宮原健斗です!次、4月からチャンピオン・カーニバルが始まります。そこで、三冠ヘビー級王者として優勝するのは、この俺、宮原健斗しかいないでしょう。皆さん、次は3月31日、東京・新木場1stRINGでお会いしましょう。(リングを降りようとするが、「健斗」コールを聞くと、再びリングイン)さいたまの皆さんに聞きたい。全日本プロレス、最高ですか!?」(「最高!」と歓声が飛ぶ)聞こえないなぁ…(と倒れ込んだ。しかし、リングサイドのちびっ子ファンにマイクを向け、「健斗」コールを聞くと、力強く立ち上がる)全日本プロレス最高ですか!?さいたまスーパーアリーナ、最高!」


【試合後の宮原】
――今日は宮原選手の心の強さをファンは感じたと思うが?


宮原「それはもう、今日来てくれたファンの皆さんの声援があるから、俺はこのベルトを獲れた。それ以外、他のなんでもない」


――前半は短期決戦もあるんじゃないかと感じるほど圧倒されたが?


宮原「ジョー・ドーリングは間違いなくナンバーワン外国人。彼はおそらく今のこのプロレス界の流れに乗らねえぞっていうプライドを持ってやっていると思うし、そのプライドがあるからプロレスラーとしてジョー・ドーリングという商品があるんだと思います。俺はそれに負けたくなかった。俺もプライドがあるから」


――その強いジョー選手に勝利したということで、ベルトの価値もまた1つ上がった?


宮原「3度目ですか。もっと離れていたような気がする。このベルトの感触を忘れている。まだ違和感がある。久しぶりだ」


――チャンピオン・カーニバルに三冠王者として臨むことになるが?


宮原「この2018年のチャンピオン・カーニバルというのは、俺にとっても、全日本プロレスにとっても、非常に大きなポイントになると俺は思ってるから。ここで優勝するかしないかでは、まったく今後のプロレス人生が変わってくる。今ノリにノッてる全日本プロレスは、このチャンピオン・カーニバルを皮切りに、さらにノリにノる。それは間違いない。俺の力なんてなくても、ノリにノる。ただ、そのノリにノる全日本プロレスで、俺は最前線に立ちたい。それはプロレスラーとして当たり前のことで、言った通り、オンリーワンも好きだけど、ナンバーワンはもっと好きだから」


――ここ数年のチャンピオン・カーニバルでも今年は最高のメンバーが集まっていると言われている。そこで勝ち上がれば、まさにナンバーワンの存在が見えてくる


宮原「いや、今のナンバーワンは俺だから。みんなかかってこいよ。チャンピオン・カーニバル、俺はチャンピオンとして優勝するからね。かかってこいよ。チャンピオンとしてドシッと全日本プロレスには俺がいるからな。プロレス業界、今以上に面白くできるのは俺しかいないと、俺は本当に思っているから。今の当たり前を崩すのは俺だ。見とけよ、この野郎。俺はハッピー・ハッピーだと思われているけどね、心の奥の奥では、反骨心の塊なんだよ。とにかくチャンピオン・カーニバルは三冠チャンピオンとして優勝する」


 全日本がSSA(さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)でビックマッチを開催し、第5試合では"はぐれ"IGFを諏訪魔&光留&岡田のEvolutuionが迎え撃ったが、はぐれIGFはジェイソンのマスクとコスチュームを着用したレスラーがセコンドに帯同、藤田はTシャツにGパン姿、イス持参とハードコアスタイルで登場した。
 諏訪魔と藤田で試合開始、バックの奪い合いから一旦分かれるも、藤田はもうNOSAWAに交代、諏訪魔から岡田に交代も、岡田がドロップキックの連打からミサイルキックでNOSAWAを攻め込み、藤田にも強襲、諏訪魔も藤田に襲い掛かってエプロンでエルボー合戦を繰り広げる。
 場外戦ではリング下にテーブルが設置されジェイソンが光留を寝かせると、藤田がエプロンからテーブル貫通エルボードロップで光留がKOされて3vs2となり、リング内でははぐれIGFが狙い通りに岡田を狙い撃ちにして徹底的に痛めつける。
 藤田は諏訪魔に机の破片で一撃を加えるが、岡田はカシンにミサイルキックで反撃して、諏訪魔にやっと交代、諏訪魔は藤田にドロップキックを炸裂させ、ラストライド狙いはNOSAWAがカットされてしまうと、諏訪魔はカシン、NOSAWAを排除すし、藤田に串刺しラリアットからスロイダーで投げるがカシンがイスでカットされてしまう。
 交代を受けた岡田はNOSAWAにエルボーの連打、からエルボーアタック、カシンにも強襲、戦列に戻った光留も入って藤田とカシンを排除するが、諏訪魔と光留の援護を受けた岡田はNOSAWAにフロッグスプラッシュも藤田がイスで一撃でカット、そこで諏訪魔がイスを奪って藤田に一撃も藤田は平然と受け流し、諏訪魔は藤田にバックドロップも、すぐ起きた藤田がスリーパーで捕獲すると、その間にNOSAWAが岡田をキャメルクラッチで捕獲し、岡田がギブアップしなかったためレフェリーストップ、はぐれIGFが完勝を収めた。
 試合内容も光留が潰された時点で、はぐれIGFペースとなり、ハードコアスタイルでEvolutionを圧倒、藤田もブロック・レスナーを彷彿させる怪物ぶりを見せつけて、諏訪魔の攻撃を全て受け流した。バックステージのコメントから見ても、完全にヒールと化していることから、強さとハードコアを兼ねそろえたヒールとして、プロレスに開眼するきっかけを作ったのかもしれない。そして東京スポーツで藤田が「あ、ハイ。それでいいですよ。勝ち逃げで。面倒くせえから。」と全日本に絶縁通告をしたが、これは全日本に対して勝ち逃げでいいのかという問いで、諏訪魔もやられっぱなしでは引き下がれないことから、藤田らはぐれIGFを狙っていくことになる。それが藤田&カシンの狙いでもあるのかもしれないが・・・


 メインの三冠選手権はパワーで圧倒したジョーが場外戦でリードを奪おうとするが、宮原はエプロンからの後頭部めがけてのニーで反撃、だが再度のエプロンダッシュはジョーがキャッチして鉄柵へ叩きつけ、リングに戻ってから逆エビ固め、串刺しショルダーからエルボードロップ、滞空時間の長いブレーンバスター、豪快なドロップキックと一気にリードを奪う。
 先手を奪われた宮原はジョーのラリアットをかわして低空ドロップキック、横からドロップキック、ジョーのブレーンバスター狙いを投げ返し、串刺しのブラックアウトエプロンに連行してブラックアウトと一気に流れを変えたかに見えたが、エプロンからの断崖式ジャーマン狙いはジョーが振り払って場外へ宮原を落とすと、場外での投げ放しパワーボムで豪快に叩きつける。宮原はダメージでなかなか立ち上がれず、場外カウントが数えられると、リング内での決着を臨んだジョーがリングへと宮原を戻す。
 ジョーはスパインバスターからレボリューションボム狙いは宮原がDDTで切り返し、宮原はブラックアウトから二段式ジャーマンで投げるも、シャットダウン狙いはジョーが堪え、ロープワークの攻防でジョーがフライングクロスボディーアタックからレボリューションボムを狙うが、宮原は回転エビ固めで切り返してから後頭部にブラックアウトを炸裂させる。宮原が頭突きの連打から突進もジョーがカウンターのエルボーからパイルドライバーで突き刺し、ショートレンジラリアットからレボリューションボム狙うが、宮原が着地してブラックアウトを連発する。
 再びロープワークからジョーがフライングクロスボディーアタックを狙うが、これを待っていた宮原はブラックアウトこと「ジョー・イズ・エンド」で迎撃し、後頭部への串刺しブラックアウトからシャットダウンスープレックスで3カウント王座奪還に成功。最後の最後で出した「ジョー・イズ・エンド」は宮原が敢えて誘い、見事ジョーを術中にハメた上での勝利だった。
 4月からはチャンピオンカーニバルが開幕し、宮原は王者として臨む、今回は新しい顔ぶれも多い、場合によってはまた他団体相手に新たなる防衛ロードの始まるような予感がしてならない。


 世界タッグ選手権は場外戦からビックガンズが崔を捕らえて先手を奪うも、交代したジェイムスが持ち前のパワーをフル回転させて盛り返す。ゼウスが崔をブレーンバスターの応酬から雪崩式ブレーンバスターを決め、ボディガーが入って、ビッグガンズがトレイン攻撃からダブルインパクトを狙うが、崔がかわすとジェイムスが入り、ボディガーにダブルブレーンバスター、崔の串刺しを迎撃したボディガーはラリアットからハイキックも、ラリアット狙いはジェイムスがラリアットでカットすれば、ボディガーもラリアットで応戦する。
 ビッグガンズは再び崔を捕らえてダブルチョークスラムを決めると、再度ダブルインパクトを狙うが、ジェイムスがカットし、崔がゼウスに雪崩式ブレーンバスター、ジェイムスはボディガーにチョークスラムと挑戦者組が一気に猛反撃すると、崔がボディガーに赤川鉄橋から那智の滝を投下して3カウントとなり、王座奪取、ビッグガンズもチーム力の高さを生かして押し切ろうとしたが、一瞬の隙から一気に崩れてしまい。崔組に逆転を許してしまった。


 世界ジュニア選手権は青木がロープワークで近藤を場外に追いやってトペで先制し、リングに戻って下から腕十字を狙うが、切り抜けた近藤はバックの奪い合いでKUBINAGEからの首攻めで先手を狙うが、青木は得意の腕攻めで懸命に食い下がり、近藤の突進をかわしてバッククラッカーを浴びせると、場外に逃れた近藤に戸澤陽の技であるミッション・オブ・ポシブルを炸裂させる。
 これで流れを掴んだ青木は青木はミサイルキックから腕十字、三角絞めへと移行も、近藤が持ち上げてパワーボムで叩きつけ、ピンプジュース気味のDDTから突進は、青木が低空ドロップキックからフロッグスプラッシュを投下、近藤もザ・オリジナルで応戦するが、ダメージで追撃できない。
 青木はアームブリーカーを狙うが、近藤はスリーパーで捕獲、バックドロップの応酬からキングコングラリアットは、青木がかわしてジャーマン、レッグラリアットを浴びせてからラリアットも、近藤はキングコングラリアットで応戦する。
 近藤のランセルセは青木が切り返して腕十字で捕獲し、青木は右腕へのドロップキックを狙うが、近藤がかわして胴絞めスリーパーで捕獲も、逃れた青木に近藤はランセルセからオーバードーズで突き刺し、エプロンに逃れた青木に近藤が鉄柵めがけてブルドッキングヘッドロックで叩きつける。
 近藤は垂直落下式ブレーンバスターを連発し、は意地で起き上がる青木にキングコングラリアットを炸裂して、もう一発を狙うが、青木がフランケンシュタイナーから腕十字、トラップオーバーへ移行し、近藤はギブアップで、青木が王座を防衛し、次期挑戦者は全日本内から募ったが、ここはJr. BATTLE OF GLORY準優勝の岩本が濃厚か?


 アジアタッグ選手権は、今大会から復帰の大森が首攻めで集中攻撃を受けて、王者組が主導権を握るも、中西が野人パワー全開で盛り返し、中西のリードで大森とのワシントン条約を連発する。
 中西が野人ダンス、大森がワイルドダンスから突進するが、秋山と永田がエクスプロイダーの競演で迎撃し、秋山が大森にニーの連打、エクスプロイダーからリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウント王座防衛、大森がベストの状態に戻ってからもう一度みたい試合だった。試合後に藤田、カシンが現れてチームJAPANの盟友である永田を祝福も、永田は迷惑そうに苦笑い、だが藤田&カシンもいずれは新日本と見据えての行動なのだろうか・・・

休憩前には昨年に野村とのタッグで世界タッグ王座を奪取しながらも、左膝前十字靭帯断裂、内側靭帯損傷、骨捻傷の重傷を負い、8月から欠場していたジェイク・リーが登場して、5・24後楽園からの復帰を発表した。ジェイクは昨年7月には三冠王座に初挑戦もしながら、これからというときに負傷、奪取した世界王座も返上せざる得なかった。復帰まであと2ヶ月だが、復帰したジェイクが猛ラッシュをかけてこれまでの遅れを取り返すことに期待したい。

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