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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

チャンピオンカーニバルヒストリー⑧ 初の巴戦による優勝決定戦、秋山の台頭、そして疲弊する四天王…

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チャンピオンカーニバルヒストリー⑧ 初の巴戦による優勝決定戦、秋山の台頭、そして疲弊する四天王…

<1997年の出場選手>三沢光晴、川田利明、田上明、小橋健太、秋山準、大森隆男、泉田純、スタン・ハンセン、スティーブ・ウイリアムス、ゲーリー・オブライト、ジョニー・エース、ジャイアント・キマラ

 97年度は泉田、アブドーラ・ザ・ブッチャーのパートナーからシングルプレーヤーへの転換を図っていたキマラがエントリーも、泉田は開幕戦で左足首の脱臼の重傷を負ったため公式戦は1試合もこなせないまま不戦敗扱いとなった。またリーグ戦には参戦しなかったが、全日本が鎖国から方針を転換、他団体に門出を開いたことでFMWからハヤブサ、崩壊したUWFインターの後続団体であるキングダムから佐野友飛(佐野巧真)が特別参戦を果たした。この頃の小橋は前年度にも田上を破り三冠ヘビー級王座を奪取、ムーンサルトプレスから豪腕ラリアットをフィニッシュにするなど実力をつけ始め、初優勝にも大きな期待が寄せられた。

 3・22後楽園での開幕戦では小橋は大森と対戦して白星発進し、本田、オブライトと連破、そして3・28長岡では三沢を豪腕ラリアットで降してシングル初勝利を収め。30日愛知では秋山を降すなど勢いに乗る。一方三沢はオブライト、大森、秋山を連破、小橋と敗れた後で30日愛知では川田とフルタイムのドロー、4・2大阪ではウイリアムスに敗れ、川田は本田を下して白星発進も、翌日にはハンセンに敗れ、大森とキマラには連勝、三沢と引き分けた後で、エース、オブライトと連破、この時点で川田が13点でトップ、2連覇を狙う田上が12点、小橋が10点、三沢が7点という展開となった。

 小橋はエースを降し、4・5岡山で田上に敗れて公式戦初黒星を喫したが、ハンセンを破り、三沢は本田、田上から連勝、、川田はウイリアムスとフルタイムドロー、秋山に勝利。4・12後楽園では川田と小橋が直接対決するがフルタイムのドロー、4・13金沢では三沢はハンセンを降し、4・14新潟では川田は田上、三沢はキマラを降すも、小橋はウイリアムスに敗れ、この時点で川田が単独トップに、4・15福島で田上がハンセンに敗れて、この時点で19点の川田と小橋が優勝決定戦に進出も、最終戦目前で三沢がエースを破り、川田と小橋に並んで19点となったため、優勝決定戦はチャンピオンカーニバル初の優勝決定巴戦となった。

 4・19武道館大会前には3選手による試合順を決める抽選が行われ、三沢vs小橋からスタートする。三沢vs小橋は両者激しい攻防となるも、フルタイムのドローとなり、インターバルがないまま三沢は川田と対戦、6分でパワーボムに敗れてしまう。優勝争いは川田と小橋に絞られ、小橋も懸命に粘ったが、川田がジャンピングハイキックで3カウントを奪い2度目の優勝、小橋はまたしても優勝を果たすことが出来なかったが、この巴戦を契機に三沢は全日本に不満を抱き始めていく。

<1998年の参戦選手>三沢、川田、田上、小橋、秋山、大森、泉田、ハンセン、ウイリアムス、エース、オブライト、ウルフ・フォークフィールド、キマラ

 98年は開幕前に5・1に東京ドーム大会の開催を発表、メインは三沢の保持する三冠ヘビー級王座に川田が挑戦することになったことで、川田の2連覇が予想されたが、これまで1度も優勝戦線に食い込んだことがなかった秋山が22日の後楽園大会でハンセンからシングル初勝利を奪ったのをきっかけに、苦手だったキマラと連破、3・26千葉での川田戦には敗れたものの、三沢とフルタイムドロー、左足を痛めた田上の欠場による不戦勝、大森、オブライト、泉田を連破、4・11後楽園での小橋戦はフルタイムドローとなるが、エース、ウルフを破り、ウイリアムスとはフルタイムドローとなったが、小橋を差し置いて初の優勝決定戦進出を決める。

 優勝決定戦の相手は2年連続で三沢、三沢は22日の後楽園では田上に敗れて黒星スタートとなるが、オブライトに勝利、秋山と川田にフルタイムドローとなるが、泉田、小橋、エース、大森を連破、だがエース戦で左足膝蓋骨を骨折したことが判明、それでも三沢はドーム大会を控えていたのもあって出場を強行、ハンセンとはフルタイムドロー、ウイリアムス、キマラ、ウルフを連破、2位を確定したことで優勝決定戦に進出した。

 4・18武道館で行われた優勝決定戦は秋山が左膝攻めで試合を有利に進めたが、秋山の突進をかわした三沢がジャーマンを連発し、タイガースープレックスで流れを変えると、エクスプロイダーを狙う秋山にローリングエルボー、バックスピンエルボー、後頭部への浴びせ蹴りを決めた後で、三沢がタイガードライバーからのランニングエルボーで3カウントを奪い2度目の優勝となるが、満身創痍の状態のままで5・1ドームで川田を迎え撃つことになり、秋山は飛躍のきっかけを作ったが、三沢を中心とする四天王に疲弊が見られるようになっていった。

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