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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

チャンピオンカーニバルヒストリー⑥ 川田初制覇も三沢にとっては鬼門だった

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チャンピオンカーニバルヒストリー⑥ 川田初制覇も三沢にとっては鬼門だった

<1993年度の出場選手>三沢光晴、川田利明、田上明、小橋健太、秋山準、スタン・ハンセン、テリー・ゴーディ、スティーブ・ウイリアムス、デイビーボーイ・スミス、ジョニー・エース、パトリオット、ダグ・ファーナス、ダニー・クロファット


 ジャンボ鶴田が病気による戦線離脱、三沢がハンセンを破り三冠王座戴冠によって93年からの全日本プロレスは四天王プロレス時代へと突入、リーグ戦も1ブロック制に戻された。出場選手は四天王を筆頭に前年度からデビューした秋山が抜擢されたが開幕戦で負傷してしまい、リーグ戦を一戦もこなせないまま欠場、外国人常連勢にはパトリオットが加わり、WWF(WWE)でも活躍したスミスがエントリーしたが、後にWCWへ移籍することからリーグ戦に本腰を入れておらず期待はずれに終わった


 3・25、26の後楽園2連戦から開幕し、今年こそ優勝と期待がかかる三沢は26日の後楽園ではパトリオット、前年度覇者であるハンセンはファーナスを破って白星発進。27日の京都大会では三沢は川田と直接対決、川田のジャンピングハイキックをブロックした三沢がエルボーを浴びせて3カウントを奪い2連勝、この頃の川田は三沢の三冠奪取を受けて超世代軍離脱を示唆していた。ハンセンはウイリアムスと対戦も、ウイリアムスのオクラホマスタンピートの前に敗れ黒星を喫する。しかしハンセンはパトリオットを破った後で30日の富山では三沢と直接対戦では、三沢のエルボーをブロックしたハンセンがウエスタンラリアットを浴びせて3カウントを奪い、三沢も公式戦初黒星を喫する。
 リーグ戦はウイリアムスがトップを突っ走るが、ハンセンはスミスを粉砕も、4・2岡山では川田に敗れ2敗目、出遅れた三沢はクロファット、エースと連勝、4・12大阪では小橋を降して猛追をかけ、ウイリアムスはゴーディとのSDD直接対決に敗れて急ブレーキかかる。4・14名古屋ではハンセンは田上を破り、三沢はゴーディに敗れて2敗目を喫する。
 後半からはハンセンが小橋、ゴーディに連勝、三沢もファーナス、田上、ウイリアムスに連勝してトップに立ち、ハンセンもエース、クロファットと連勝したことで、トップの三沢と並んで全公式戦終了、優勝決定戦は前年度同様、三沢vsハンセンとなった。
 試合は三沢がランニングエルボーを狙った際にハンセンがウエスタンラリアットで迎撃、しかしハンセンも試合中に攻められた脇腹のダメージのせいでカバーが遅れてカウント2でキックアウトされてしまう。だが三沢もダメージが大きくエルボーで抵抗するが、最後は粘る三沢をハンセンがパワーボムを決めて3カウントを奪い、ハンセンが2連覇を達成、三沢はまたしても涙を飲み、川田はチャンカンをもって超世代軍を離脱した。

<1994年度の出場選手>三沢、川田、田上、小橋、秋山、ハンセン、ウイリアムス、エース、ファーナス、ビッグ・ジョン・ノード、ジョニー・スミス、ジ・イーグル

 94年は病気で倒れたゴーディはエントリーせず、ダニー・スパイビーも参戦予定だったが、負傷でキャンセルしたため、代わりにジョニー・スミスが抜擢され、クロファットは世界ジュニア王者だったことでリーグ戦から外れた。


 4度目の正直を狙う三沢だったが21日の大和大会でのファーナスとの公式戦でフランケンシュタイナーを喰らった際に首を負傷して欠場し、24日から欠場、4月2日からは復帰したが大事をとってリーグ戦は棄権してしまう。
 三沢欠場に奮起したのは、三沢の下を去り、田上と組んで聖鬼軍を結成していた川田で19日後楽園での開幕戦ではスミスを降したが、24日の平塚大会ではハンセンに敗れてしまう。しかしノード、エースと連勝、3・29富山でウイリアムスとフルタイムドローと立て直し、秋山、ファーナス、小橋、イーグル、田上と連勝した川田が優勝決定戦に進出、優勝決定戦の相手は富山大会で引き分けたウイリアムスだった。川田は浴びせ蹴り、パワーボムと畳みかけた後でストレッチプラムで絞り上げると、ジャンピングハイキックを連発、最後はパワーボムを連発して3カウントを奪い、チャンピオンカーニバルを初制覇を達成、三沢は先を越されるも、この頃の三沢にとってチャンカンはまだまだ鬼門だった。


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