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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

NEWERA結成もベテラン軍相手に全敗、全タイトルを失うという厳しい現実

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NEWERA結成もベテラン軍相手に全敗、全タイトルを失うという厳しい現実

12月9日 WRESTE-1「WRESTLE-1 TOUR 2016 SHINING WINTER」後楽園ホール 1029人


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○伊藤貴則(5分9秒 ジャーマンスープレックスホールド)×藤村康平


◇第2試合◇
▼芦野祥太郎復帰戦/30分1本
○芦野祥太郎“brother"YASSHI(1分35秒 アンクルロック)村瀬広樹 ×三富政行


【芦野、YASSHIの話】
YASSHI「久しぶり、5カ月ぶりの復帰戦、(力が)あり余ってるねぇ~」


芦野「アイツらクソですね。まあでも、オレはあんなところ相手にしてないんで。もっと上を目指していきます」


【村瀬、三富の話】
三富「ただやられに来たわけじゃないことを証明したかったけど。最後、カットに入れたでしょ、村ちゃん。オレなりの闘いしてきたんでしょ?」


村瀬「アイツ(芦野)、ずっと休んでたんだぞ? パートナー、考え直すか」


◇第3試合◇
▼UWA世界6人タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○近藤修司 葛西純 NOSAWA論外(8分41秒 片エビ固め)[第51代王者組]×稲葉大樹 アンディ・ウー 吉岡世起
※キングコングラリアット
☆稲葉&アンディ&吉岡が4度目の防衛戦に失敗、近藤&葛西&NOSAWAが第52代王者となる


【近藤、葛西、NOSAWAの話】
NOSAWA「見ての通りだ。楽勝だろ」


近藤「結果取ったけど、なんか一人、不真面目なヤツがいたな、タイトルマッチなのに」


葛西「だれだ? 論外?」


NOSAWA「(葛西に向かって)マジメにやれよ!」


葛西「オマエ、プロレスってもんを知ってんのかよ! 勝負論だけにこだわるなら総合格闘技でもやってろよ。お客様を楽しませてこそだろ」


近藤「でも、それでも、ベルトはここにあるんだよ。オレら遊び入れて試合しても勝てるんだよ。あんな小僧どもに負けねえよ」


NOSAWA「オレたちは優しくねえってことだ。それにしても、あんなんでよく引っ張って行くって言ったな。(葛西に向かって)不真面目に顔に塗って試合に出てくんなよ!」


葛西「オマエも塗ってんだろ!」


【稲葉、吉岡、アンディの話】
アンディ「負けたけど、人気も勢いもNEWERAの方があるんちゃうか?」


稲葉「今日からNEW ERAとしてやっていくって言って、ベルトを全部取りますって言って、オレが負けて。しょっぱなでNEW ERAの勢いを止めちゃいました。最後、全然覚えてない」


吉岡「取られたけど、取り返せばいいだけだから。稲葉にリーダーって、ちょっと任せ過ぎたかな。でも、逆襲するから。あきらめてないから」


◇第4試合◇
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者]○MAZADA(16分57秒 片エビ固め)[第5代王者]×児玉裕輔
※垂直落下式正田落とし
☆児玉が4度目の防衛に失敗、MAZADAが第6代目王者となる


【児玉の話】「NEW ERAがスタートして大事な大事な一発目、で、2016年を締めくくる大きな大きな後楽園ホールの大会、タイトルマッチ、守ることができなかった。すっごい情けないです。ホントに情けないです」


【MAZADAの話】「(報道陣の数を見て)お、これ(ベルト)があるとこんなに違うもんなんですね。なんですかね、若い人たちはベルトを利用すればいいのに、ベルトに振り回されてる感がすごいですね。なにを自分でヘンな緊張感を高めてやってるんでしょうか? 思考が、これもキャリアの差なんですかね。ベテランとか言いたくないけど、長い人の方が安定してますよね。ちょっと頑張らないと。普段、あんま自分がサボってるとかないんですよ。どうするんですかね? 学院生、やる気があるのは別にいいんですけど、道場マッチとか。オレはベルトを利用していきますよ。利用されませんから。オレが取ったんですから。(戦前、児玉について「行儀が悪い」と言っていたが)はい、インテリヤ…ザとか言うから、そんなん言ったらダメでしょう。行儀悪い。それっぽいかもしれないけど。いまどきのそういう人たちってわからないですからね。まあまあ。今日を機に行儀よくなってもらえればいいんじゃないですかね? いい意味で行儀よくね。もう一回やればいいんじゃないですか、児玉君がやりたいって言うなら。別に、後回しとかないんで。だれもリング来ないし。オレもリング上がらないし、勝っても。生放送だとか、いろいろあるから、はい(笑)。連合軍強いですね。なんなんですかね。空元気に見えますね、あの若い人たちが。しょうがない」


◇第5試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○武藤敬司 KAI 鷹木信悟(16分11秒 体固め)征矢学 火野裕士 ×KAZMA SAKAMOTO
※シャイニングウィザード


◇第6試合◇
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ/60分1本
[第7代王者組]○カズ・ハヤシ 鈴木鼓太郎(15分1秒 片エビ固め)[挑戦者組]土肥孝司 ×熊ゴロー
※パワープラント
☆カズ&鼓太郎が2度目の防衛に成功


【カズ、鼓太郎の話】
カズ「最高で最強パートナーだよ」


鼓太郎「これがオレたちの強さ。若さなんてなんの武器にもなんねえよ」


カズ「何をもって若さというか? 闘いに対する姿勢だよ。オレたちはどんなことがあっても上を目指すから。キャリアを重ねれば重ねるほど、技だとか間とかそういうのに甘えるけど、オレらにはそれはない。オレたちが一番若いよ」


鼓太郎「一番怖いのはキャリアだよ。一番動けて、自分がわかって、相手もわかって、お客さんもわかって。いつも言ってるように、オレたちはそこらのチームより3倍強いよ」


◇第7試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ/60分1本
[第10代王者]○河野真幸(17分48秒 体固め)[挑戦者]×黒潮“イケメン"二郎
※ジャイアントニードロップ
☆河野が初防衛に成功


(試合終了後のリング上で両軍が乱闘)


河野「おい、イケメン、今日はオレの勝ちだー! おい、おい、おい、NEW ERA、なんだオイ? 新しいチーム名作ってTシャツ販売した日にベルトなしか? リング上見ろオマエら、タッグチャンピオン、UWA6人タッグチャピオン、クルーザーチャンピオン、そしてW-1チャンピオンシップのベルト、全部リング上だぞコノヤロー! 考え方がね、甘いんですよ。オレたち若手と呼ばれない人たちがちょっと本気出したら、これですよ。これが現実なんです。では、敗者はさっさと帰っていただきましょう! はい、あちらです、出口は。帰って帰って! お疲れ様でした! 負けたんだから帰れよ! 言い訳できねえだろ、負けたんだから! 帰れ!(若手が退場。イケメンコール。)まあまあまあ、イケメンコールやってやってください。安心してください。2017年はリング上にいるわれわれ、若手と呼ばれない人たちがW-1をしっかり引っ張っていきますので。2017年もよろしくお願いします。ありがとうございました!」


(ベテラン軍が引き揚げるが、征矢がリングに入ってマイク。)


征矢「待て待て待て! 河野さん、だいたいあの、ベルト防衛したら、次の挑戦者来るじゃないですか? だれもいないんですか? こんな終わり方、2016年いいんですか!? 河野さん」


(河野がリングに戻る。)


河野「試合で疲れてるんだけど、なんだよ?」


征矢「では手短にお話させていただきます。河野さん、次期挑戦者がいないんであれば、そのベルト、オレに挑戦させてください」


河野「別に挑戦するのはいいんだけど、オマエ、自分でベルトに挑戦する実績がない実績がないって言って、実績、作れた?」


征矢「実績がないんで、実績をください!」


河野「別にオレがやるもんじゃないから。自分で作るもんだから」


征矢「仮に、仮にノータイトルマッチで河野さんとシングルマッチで勝った場合、そのベルトに挑戦させくていただけないでしょうか?(2回やるの?の声に)ああ、2回やるかもしれないねえ。でもいいでしょう! オレの実績になるんだよ!」


河野「征矢、お客さんがオレと征矢のノンタイトルのシングルマッチ見たいって言ってないんじゃない? 大丈夫? 見たいですか?(歓声)よかったね」


征矢「見たいらしいですよ」


河野「じゃあ、わかりました。ノンタイトルでシングルマッチやりましょう」


征矢「よろしくお願いします!」


河野「征矢、でおオマエ、オレがせっかく締めたのにヘンな空気にしたんだから、あと責任もって締めろ」


【稲葉、黒潮、アンディ、吉岡、土肥の話】
稲葉「これまで若手軍っていってたのをNEW ERAとして、ここからベルトを全部取って、これから、来年に向けてつなげていければと思っていたのに、しょっぱなに自分が負けて、一番カッコ悪い感じになってしまったなって。いい流れを作れなかったので、一番自分がダメでした。しょっぱな勝っていきたかったけど…これからどうしようかって」


黒潮「オレ、やめます…ちょっと無理だ。多分いまのオレにW-1でできることないな。声援に応えられなくてすみませんでした。今日をもって、ボクは一度、W-1を離れます。たった1年かもしれないけど、1年間でなにが変わった? 結局、それを(上の世代を)止められないオレはW-1に必要ない」


アンディ「暗すぎるやろ! 明後日も試合あるやろ!」


吉岡「一朝一夕でいくと思ってたの? ゼロからのスタートは慣れてるでしょ? ここからだれがベルトを取り返すか、みんなで競って、最終的にオレらがベルトを巻けばいいじゃん」


アンディ「クルーザーのベルトはオレが取り返させてもらう」


吉岡「クルーザーはオレも。アンディさんとまだ決着もついてないんで、ほかに誰もいかないならオレら2人でクルーザーはいきます。みんなで競い合ってやればいいじゃないですか」


土肥「明後日また試合あるし。またイチからやっていくしかねえだろ。オレらでW-1を変えていこうって決めたんだから。みんなやっていこう。そんな落ち込まないでよ! また2017年も、オレらでベルト取り返して引っ張っていこうぜ」


黒潮「……よし、もう一回、やるぞ! 明日、休んで、明後日からまたやるぞ! 明後日の川口大会から変えていくのは、オレたちだー!」


【河野の話】「(黒潮はサブミッションを見せてきたが?)前回のシングルマッチを受けて、アイツなりに研究して、勝つためにやってきたんだろうし、そこは評価というかね。ただ、今日はオレの方が頑張ってた。途中から来たアイツより、最初からいたオレの方が頑張っていたっていうことです。若手と呼ばれない人たちがベルトを全部取ったので、見ても分かる通り、リング上にいた人たちが2017年のW-1を引っ張っていきます。本気出せばこうですよ。(征矢からアピールもあったが?)アイツからベルトに挑戦するためには実績が必要だっていって、実績を積むためにいろいろとやって、結局なにも積まずにオレのところに来たでしょ。ノンタイトルでチャンピオンに勝てば実績でしょ?っていうなら、オレは全然やりますよ。そこでオレが勝てばタイトルマッチもやらなくていいんだから。去年の年末に(征矢に)シングルで負けてるし、そのリベンジも兼ねてやりますよ。(残り期間で実績を積めばベルトも懸ける?)オレが認めるっていうか、W-1を見てる人たちを納得させないと。お客さんが認めるならね。今日の段階ではそれがなかった」


 今年最後の後楽園大会となったWRESTE-1は4大タイトル戦が組まれ、全タイトル戦ともベテラン軍vs若手軍改め“NEWERA”の図式となった。
 まずUWA6人タッグ選手権はNEWERAが葛西を捕らえにかかるも、アンディがリング下にいたNOSAWAに足をすくわれてから流れが変わり、近藤がピンプシューズ、NOSAWAがジャベ、葛西が高速ブレーンバスターと畳み掛け、稲葉もダイビングショルダーで流れを変えするがベテラン軍に捕まりトレイン攻撃を喰らう
 吉岡のアシストを受けた稲葉は近藤にジャーマンも、NOSAWAの急所打ちを浴びてしまうと葛西がパールハーバースプラッシュを投下、近藤のランセルセ狙いは稲葉が卍固めで切り返してヨシタニックへと移行し、近藤のキングコングラリアット狙いも卍固めで切り返してから怨霊クラッチで切り返す、しかしキックアウトされたところで近藤がキングコングラリアットの連発で3カウントで王座奪取、挑戦者組の試合巧者ぶりにしてやられる結果となった。


 クルーザーディヴィジョンは王者の児玉がティヘラからレッグラリアットと先手を奪ったかに見えたが、MAZADAがツームストーンパイルドライバーから首攻めと展開し主導権を握る。
 なかなか主導権を奪えない児玉はリバースガンスタンからのジョン・ウーでMAZADAを場外へと追いやるとトペコンヒーロを発射、リングに戻ってからバックドロップと流れを変えたかに見えたが、MAZADAは変形のコンプリートショットで応戦しレインメーカーポーズからDDT、ラリアットと畳み掛けてからカバージョで捕獲、児玉もロープ越しのDDTで流れを変えようとするが、MAZADAは正田落としを決めてコーナーへと昇る。
 しかし起き上がった児玉は雪崩式スパニッシュフライを敢行し垂直落下式リバースDDTで突き刺すが、トラースキックに対して張り手で応戦したMAZADAは奥の手である正田デストロイで児玉に大ダメージを与えるとラリアット、ジャーマン、アルゼンチン式正田落としから垂直落下式正田落としで3カウントを奪い王座を奪取する。


 セミのタッグ選手権は挑戦者組の土肥&熊ゴローがカズを捕らえにかかり、交代を受けた鼓太郎にも熊ゴローがセントーンを連発するなどして体格を生かして攻めで苦しめるが、終盤で挑戦者組がカズを捕らえ土肥のギロチンドロップ、熊ゴローのダイビングセントーンの合体攻撃、土肥のラリアットから熊ゴローのパワーボム、しかしダイビングセントーン狙いは鼓太郎が阻止し、アッパー掌打インパクトを決め、カズは熊ゴローにバトンキック、ローリングエルボーからパワープラントを狙う。
 しかし強引に持ち上げた熊ゴローは東京ピンプスからボディーアタックで圧殺するとラリアット、カットに入った鼓太郎がピットからカズがハンドスプリングレッグラリアット、カズがファイナルカット、リバースファイナルカット、鼓太郎が三沢魂ローリングエルボー、カズがパワープラントで王座を防衛する。


 NEWERAがベルトを全部失うどころか対抗戦でも負け越しと絶望的な状況のなかで黒潮が河野の保持するWRESTE-1チャンピオンシップに挑戦し、河野には同じ新世代ながらもNEWERAには加わらなかった芦野を含めたベテラン軍、黒潮にはNEWERAの面々がセコンドに着き、試合は河野が上から覆いかぶさってグラウンドを狙うも黒潮はTKシザーズで防ぐ、しかし河野は黒潮のジャケットを頭から覆いかぶさって揺さぶりにかかる。
 河野のショルダータックルで何度も倒されても黒潮は跳ね起きてマイペースぶりを貫き、河野の断崖式チョークスラム狙いを黒潮はロープ越しの三角絞めで捕らえてから場外戦となると、セコンド勢同士が大乱闘を始め、河野も黒潮を南側客席へと連行して痛めつける。
 場外ではセコンド同士が乱闘を続ける中、リングへと戻った河野はドラゴンスクリューから足四の字固めで捕獲、STFからクロスフェースと黒潮のスタミナを奪いにかかるが、河野の突進をかわした黒潮が場外へと追いやってからラ・ケブラータを発射、リングに戻ってからスワントーンボムを投下して流れを変えたかに見えたが、ブレーンバスター狙いは河野がファルコンアローで返し、、ジャンピングニーを浴びせる。
 黒潮は延髄斬り、トラースキック、ステップキックと放ってからムーンサルトプレスを狙うも、河野は雪崩式バックフリップで投げ、チョークスラムを狙うが、黒潮は飛びつき腕十字で切り返し、一度は逃れられても裏十字固めから腕十字と右腕を攻めて河野を慌てさせる。
 黒潮は船木誠勝譲りのハイブリットブラスターからムーンサルトプレスを連発も、河野は剣山で迎撃しビックブーツからニーリフト、チョークスラムからシャイニングウィザードと畳み掛ける。
 河野はジャイアントニーを狙うが、黒潮が飛びつき雪崩式フランケンシュタイナーを狙うと、堪えた河野が雪崩式パワーボムで叩きつけ、ニーアタックからのジャイアントニーで3カウントを奪い王座を防衛、試合後は再びベテラン軍とNEWERAが乱闘もベテラン軍が返り討ちし河野がNEWERAを罵倒した。


 若手による新ユニットがNEWERAと名づけられ大事な初戦を迎えたが、全敗で保持ししていた全部の失うという厳しい結果となり、GAORA王座を獲得してファンの支持を得た黒潮でさえもベテラン軍の意地の前に飲み込まれてしまった。


 試合後は征矢が河野に挑戦を迫り、ノンタイトルの対戦が決定となった。実績不足という声があったが征矢は今年のWRESTE-1 GPの覇者で挑戦の資格が充分にあるものの、王座挑戦目前で負傷欠場の憂き目にあって王座挑戦はならなかった、河野にしてみれば現在の征矢はゼロからのスタートにいる状態なのだろうが、征矢もGET WILDの再結成などで再浮上を図っている。


 今年のWRESTE-1を振り返ると田中稔やTAJIRI、浜亮太などがWRESTE-1を去ったものの、その後を若手たちがしっかり穴を埋めている、WRESTE-1も有望な若手の宝庫だけに今後が楽しみである。

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