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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

激闘36分7秒!イケメンを降した芦野が涙…WRESTE-1 LOVEを訴えた!

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激闘36分7秒!イケメンを降した芦野が涙…WRESTE-1 LOVEを訴えた!

9月2日 WRESTE-1「2017プロレスLOVE IN YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館 1812人


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼佐藤嗣崇デビュー戦/30分1本
○一(6分45秒 STF)×佐藤嗣崇


◇第2試合◇
▼30分1本
○三富政行 大家健(7分38秒 片エビ固め)×頓所隼 皇壮馬


◇第3試合◇
▼WRESTE-1リザルトチャンピオンシップ/30分1本
[挑戦者]○伊藤貴則(14分6秒 ジャーマンスープレックスホールド)[第3代王者]×立花誠吾
☆立花が初防衛に失敗、伊藤が第4代王者となる


◇第4試合◇
▼UWA世界6人タッグ選手権試合/60分1本
[第58代王者組]征矢学 ○NOSAWA論外 タナカ岩石(11分23秒 超高校級ラ・マヒストラル)[挑戦者]河野真幸 ×MAZADA 火野裕士
☆征矢&NOSAWA&タナカが4度目の防衛に成功


【試合後の征矢&NOSAWA&岩石】
※NOSAWAだけがコメントブースに現れると


NOSAWA「今日、気づいた。W-1に…。おい、ちょっと待て。うちのバカ2人がいねえ。おい、征矢! タナカ! あいつら使えなすぎるよね。W-1に今、足りないのはデスペラードだよ」


※そこに河野が姿を現す


NOSAWA「今日戦ってみてさ。W-1に何が一番必要かわかる? 知ってるでしょ? ケンドー・カシンじゃねえか」


河野「まあ、師匠だけど」


NOSAWA「でしょ? 俺が責任を持ってケンドー・カシンをW-1のリングに上げる」


※やっと征矢と岩石が登場すると、河野が去っていく


征矢「ちょっと待て!」


NOSAWA「いや、今日戦ってわかったんだよ。W-1に今、足りないのは、デスペラードだよ。ならず者だよ。わかるか? お前にもそれが足りないんだよ。全然ワイルドじゃねえんだよ。ワイルドじゃないのはお前だけじゃない。全日本プロレスの取締役! あいつも全然ワイルドじゃねえぞ」


征矢「誰だ、取締役って!」


NOSAWA「また俺はメチャクチャなことを言うぞ」


征矢「本当に取り締まってるのかって話だよ。あえて名前は出さないぞ!」


NOSAWA「大森だろ、大森。大森しかいねえよ」


征矢「大森なのか? 知らなかったぞ。今、知ったぞ。そんなことより! なんで俺と握手してないんですか?」


NOSAWA「しただろ? W-1に足りないのは、デスペラードだって」


征矢「W-1にはデスペラードはございません!」


NOSAWA「もう1回俺が仕切り直して。デスペラードでも、リアル・デスペラードでもどっちでもいい。俺がまた再構築する。その時はお前も来いよ」


征矢「ちょっと待ってください。そんなすぐには考えられないですよ」


NOSAWA「大丈夫だよ。全日本の取締役、権力者に噛みついてやろうぜ、俺たちで」


征矢「一度噛んだら離れねえぞ。いいのか? ちぎれるほど噛みついちゃうぞ」


NOSAWA「ガチでW-1にデスペラードが必要だよ。河野とか、火野とか、MAZADA、俺みたいのがいないとダメだろ? なあなあの試合ばっかしやがって」


征矢「刺激が足りねえ、刺激が。今日やってみて思ったよ。やっぱり火野裕士は最高だ。もう一度やりたい。組んでもいいぞ。今度タッグリーグがあるんだろ? 誰だっていいぞ」


◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○稲葉大樹(12分45秒 極反り卍固め)×児玉裕輔


【児玉の話】「稲葉ー!(と叫びながら控室へ)」


【稲葉の話】「児玉裕輔とボクの闘いは終わり。一年前、ここでボクは泣きましたけど、今年は泣いてない。これはいろんなプレッシャーがなくなったとかじゃなくて、オレが成長できたから。一年前の文体を経験したからこそ今年は泣かなかった。これからWRESTLE-1もっともっと、来年はもっともっと年間イチのビッグマッチの横浜文体に来てもらえるように頑張ります」


◇第6試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○武藤敬司 鷹木信悟 グレート☆無茶(12分1秒 片エビ固め)藤波辰爾 丸藤正道 ×桜島なおき
※シャイニングウィザード


【武藤、鷹木、無茶の話】
鷹木「無茶さん! 全然、無茶しないじゃないですか!」


武藤「意外と認知されてるなあ。この甲信越チーム、いいねえ!」


鷹木「チーム甲信越、いきますか!」


武藤「チーム甲信越に対抗して、四国とか九州とか関西とか、名乗り出てきてほしいね」


無茶「そうですね! 武田信玄と真田が全国を統一するってどうですか?」


武藤「オマエな、武田信玄は途中で…俺が死ぬことになるぞ」


鷹木「それを武藤さんの代で変えるんですよ」


無茶「真田が武田のために尽くすんですよ」


武藤「そうか。それと無茶、俺は前から言ってるんだけど、いいインディーがいっぱいあるんだよな」


無茶「そうですよ! 70くらいあるんですよ!」


武藤「そいつらを招いてプロレスフェスやれよ。俺が後見人やるからよ」


無茶「全国のインディーを招いてどれが一番おもしろいか!」


武藤「肉フェスみたいにガチで投票させて、賞金懸けて勝ったヤツがどれを持っていく。やれよ!」


無茶「武藤さんの全面協力でやりましょう!」


鷹木「それとは別に、武藤さんが現役でいる限りは、同郷として神輿を担いで…たまに担がれるかもしれないけど、担いでいきたいと思ってます」


【藤波、丸藤、桜島の話】
藤波「(武藤は)相変わらずだね。試合前とリングに上がるとまったく違うんだ。あれだけの華麗な動きができて。そういう意味では刺激を受けるね。丸藤君は組んで問題ないし、今日は頼り切ったね」


丸藤「このリングでないと実現しなかったカードだと思うし、武藤さんと桜島選手と組んで楽しかった。それと、武藤敬司、鷹木信悟、それとグレート☆無茶か、またやってみたい。俺も年齢とキャリアを積んできて、でもまだまだやれることがあるんだとあらためてわかったし、日々勉強だなと思いました」


藤波「武藤もおもしろいこと考えるね。地方にもいい選手がいるし、まだどんな選手がいるのかなって」


桜島「体と技術はまだまだですけど、気持ちだけは負けないように、九州からがんばって、またチャンスがあれば食らいついていきたいです」


◇第7試合◇
▼WRESTE-1クルーザー級チャンピオンシップ/60本1本
[挑戦者]○吉岡世起(16分48秒 片エビ固め)[第10代王者]×アンディ・ウー
※SK
☆アンディが初防衛に失敗、吉岡が第11代王者となる。


【吉岡の話】「疲れた…。獲ったぞ、クルーザーのベルトを。3年…3年ですよ。未来を作るとか言って3年。怪我ばっかで、何の結果も残せなかった。そんな俺についてきてくれたファンもいる。その人たちとの約束をやっと守れる。ゴールじゃなくて、ようやくスタートに立ったと思います。でも、まだまだ。アンディ・ウー、最高だ。勝ったと言えねえよ。ちゃんと完全勝利を。完膚なきまでに叩き潰すって言ったって、まだ俺には足りねえんだよ。何かが足りねえんだ。何が足りねえか? 刺激だよ。俺には刺激が足りねえんだ。もっと刺激をくれ! 俺を強くするためにもよ、もっと。どこの団体でもいいよ。どんなルールでもいい。俺はこのベルトを防衛して、このベルトの価値をもっともっと上に持っていく。それだけだよ」


 【アンディの話】「クソ! 死ぬほど悔しいけど、今日はいつもあんまり出してこらへん吉岡の本気…本気の吉岡を体験できて、そんな吉岡と戦えて気持ちよかった。ただ、あのベルトはお前に預けただけやからな。また返してもらう。またその時は今日以上の本気の吉岡を楽しみにしてる」


◇第8試合◇
▼WRESTE-1タッグチャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者組]カズ・ハヤシ ○近藤修司(16分39秒 片エビ固め)[第10代王者組]土肥孝司 ×熊ゴロー
※キングコングラリアット
☆土肥&熊ゴローが2度目の防衛に失敗、カズ&近藤が第11代王者となる


近藤「社長、結果残しましたね。今日の文体の盛り上がりもいい感じだよ。今度はここを満員にしましょう。札止め」


カズ「オレたちが…」


※ここで伊藤貴則が来る。


伊藤「近藤さん、(W-1)グランプリでオレに負けてますよね。つぎ、河野さんにも了承取ってるんで、オレとやってもらえないですか?」


カズ「オマエ、近ちゃんに勝ってるっていう実績があるんだろ? いいよ、チャンスやるよ」


近藤「やってやるよ。オレとカズさんが言ってんだから、決定でいいよ。一番下の人間がこんな偉そうに言ってくんだよ。半分キレて、半分嬉しいよ。次のホールでやってやるよ」


◇第9試合◇
▼WRESTE-1チャンピオンシップ/60分1本
[第11代王者]○芦野祥太郎(36分7秒 アンクルロック)[挑戦者]×黒潮"イケメン"二郎
☆芦野が4度目の防衛に成功


(試合終了後に黒潮は潔く敗北を認め、王者を称えてリングを降りる)
芦野「イケメン! おい、帰るなよ。お前にとくに言うことないけど、でもオレとお前にしかわからないことがあんだよ。ありがとなんて言わないよ。もう1回、下から這い上がってこい。(今度はリングに稲葉が上がる)稲葉さん何の用っすか」


稲葉「芦野、オレに、いま芦野が持ってるベルトに、挑戦させてくれ。次の挑戦者にオレが名乗りを上げる」


芦野「いいっすよ。じゃあ後楽園で。でもね、今、出てくるの、ちょっと違くないか? まあ、WRESTLE-1らしいよ。WRESTLE-1のやり方だろ、それが。こうやってオレはイケメンからタップを奪って防衛したぞ! オレにやり方が気にくわないヤツもたくさんいると思う。今日、イケメンに勝ってほしかったヤツもたくさんいると思う。でもな、オレはまだ負けるわけにはいかないんだよ。このベルトはオレのすべてなんだよ。だから、どんな相手がこようと、いつ誰とでもオレはこのベルトを手放すわけにはいかないんだよ。オレはこのWRESTLE-1でデビューして、こうやて去年立てなかった文体の舞台で、メインで防衛したんだよ! 一つ、オレは誰よりもWRESTLE-1が好きだ。チャンピオンとして文体を成功……(芦野コールが沸き起こる)。まだ文体は大成功じゃなかったかもしれない。でも、今日ここに足を運んでくれた皆様、本当にありがとうございました。これからもWRESTLE-1をよろしくお願いします。以上!」


【芦野の話】「防衛しました。泣いてないっす。誰よりも俺はW-1を愛してます。W-1で育ってきたし、W-1は俺の全てです。だから、何としてもイケメンだろうが誰だろうが、どんなにみんながイケメンの勝ちを望んだとしても、俺はどうしてもこのベルトを守る必要があったんです。(児玉&立花と缶ビールを持つと)W-1チャンピオンシップに…W-1に…そして俺の強さに乾杯!(ビールを飲み干し、2人からビールをかけられると)ああ、最高だ。いろいろと若手のことをディスるし、これからもイケメンのことを徹底的に否定する。でも、全てはW-1が上にあがるため。よりいい団体になるため。ただその思い1つだけ。最後に…本当にW-1でプロレスができて最高です。今日はありがとうございました」


 【イケメンの話】「芦野に…チャンピオンに完敗した。自分の考えていることが凄いとか、そんなんじゃなくて、本当に肌で感じるアイツの素晴らしさ…パーフェクト。W-1を俺が明るくする! ちょっと休んで、また必ず走りたいと思います。芦野、ありがとう。フィニッシュ…」


 【稲葉の話】「今日、芦野に挑戦表明したのは、あれだけ強い今の芦野に、自分がどれだけ通用するのか(試したい)。まあ、勝てると思っていますけど。僕が勝って、また新しく…。ここ文体で表明できたのも縁かなと思います。これからのW-1を面白くしたい同士、芦野と俺で、次の後楽園でいい試合を、いいタイトルマッチをしたいと思います。それだけです」


 先月のWRESTE-1の経過を振り返ると7月12日の後楽園大会で結託した芦野、児玉、立花は新ユニット"ENFANTS TERIRIBLES"を8月11日の後楽園大会で結成、児玉の裏切りに怒った稲葉は一騎打ちをアピール。そして立花はラフを駆使して伊藤を降しリザルド王座を奪取、河野&近藤のTriggeRからタッグ王座を防衛した土肥熊は次期挑戦者にカズ&近藤の復活チーム246を指名、27日の千葉大会では肘の手術で長期欠場となっていた火野も復帰するという状況の中で、年に1回のビックマッチである横浜文体大会を迎えた。


 メインは芦野の保持するWRESTE-1王座に、WRESTEGPを制覇した黒潮が挑戦、黒潮はフットスリーパーで捕らえつつ、ジャケットを広げてイケメンポーズを取るが、芦野はアキレス腱固めで捕獲、だが黒潮はすぐロープに逃れるも、芦野はチキンウイングフェースロックなどのグラウンドで先手を奪いにかかる。しかしこの流れを嫌った黒潮はアームホイップで芦野をエプロンへ追いやると、奈落式ヘッドシザースを仕掛け、場外戦で通路に芦野を連行した黒潮は2階席からのイケメンサルトを敢行、リングに戻ってもアームホイップ、ヨーロピアンクラッチと攻め立てる。
 劣勢の芦野はエルボースマッシュからターンバックル攻撃で流れを変えると、顔面蹴りから黒潮のエビ固めをキックアウトしたところでラリアットを炸裂させ、スリーパーで絞めあげてからフロントスープレックスを連発して形成を逆転させる。
 失速した黒潮はハリケーンドライバーで反撃すると、キックからスワントーンボムを投下、腕十字で捕獲も、芦野は変形ブレーンバスターでコーナーに叩きつけ、エルボースマッシュを連打してから串刺し狙いは黒潮がかわすも、コーナーに昇ったところで芦野がジャンピングエルボースマッシュで強襲、黒潮のブファドーラ狙いも芦野がジャーマン、だが着地した黒潮は後頭部へのドロップキックを放って両者はダウンとなる。
 飛び起きた黒潮は芦野の顔面をドロップキックで捕らえ、スワンダイブミサイルキック、イケメン落としからイケメンサルトで勝負に出るが、もう一発は芦野が剣山で迎撃しエルボースマッシュからジャーマン、そしてムーンサルトプレスを投下も、かわした黒潮がジャーマンで返し、ツームストーンパイルドライバーで突き刺してからイケメンサルトを連発、ところが芦野がアンクルロックで捕獲し、黒潮がロープに逃れても芦野は雪崩式ジャーマンからジャーマンを決め、最後は変形裏投げからのアンクルロックで捕獲し、黒潮は無念のギブアップとなって、芦野が王座防衛となった。
  Numbersのプロレス総選挙でも6位にランクインし、WRESTEGPを制覇するなど、風は黒潮に吹いているかに見えたが、36分の長期戦となるも、最終的には芦野が振り切って王座を防衛、ファンの支持や勢いだけでは頂点を取れないことを見せつけた。試合後には黒潮も潔く敗戦を認めて芦野を称えてノーサイド、芦野もエールを贈り黒潮を激励した。
 試合後には第5試合で児玉を降した稲葉が挑戦を表明、芦野も受諾して9・18後楽園での防衛戦が決定となった。稲葉は今大会では児玉との遺恨に決着をつけるだけでなく、今年はZERO1の火祭りに出場し優勝は逃したものの公式戦では準優勝の小幡優作や宮本裕向を破り、NOAHの拳王とも引き分けるなど実績を充分に残した上での挑戦となる。
 そして芦野は反体制という立場を忘れ、涙を流しながらWRESTE-1ラブを訴えた。WRESTE-1もカズ&近藤体制となってから、武藤も本戦にはほとんど出なくなり、武藤やカズ、近藤らが育てた若手が中心となってメインを飾るようになった。WRESTE-1は武藤のイメージが強かっただけに、WRESTE-1という看板だけでは団体のブランド力も低い。しかしWRESTE-1という団体のブランド力を高めていくのはこれからでもあり、高めていくのはカズや近藤だけでなく、団体の中心となった芦野や黒潮、稲葉らの世代にかかっている。WRESTE-1にとって武藤らが育てた選手たちは大事な財産なだけに、選手と共に団体も立派に育て上げて欲しい。


 タッグディヴィジョンは土肥熊はチーム246改め、チーム234プレジデンツの分断にかかるも、捕らえきれず、熊ゴローもカズ、近藤とセントーンを投下するが、ことごとくかわされ逆にセントーンを喰らい、逆に捕まってしまい、土肥がカットに入って熊ゴローとの連係を狙うが、土肥のスピードに熊ゴローがついていけず失敗してしまう。
 これを逃さなかった246プレジデンツは土肥を捕らえ合体スタナーから、カズがライオンサルトを投下も、土肥が剣山で迎撃し、カズのハンドスプリングエルボーもキャッチしてジャーマンで投げる。
 交代を受けた熊ゴローは近藤にセカンドロープからのセントーンを投下するが、またしても自爆となると、近藤はランセルセを浴びせ、カズが入ってキックとラリアットのサンドウィッチ攻撃から、リレー式の連係で熊ゴローを追い詰める。
 ここで土肥がカットに入って246プレジデンツを場外へ追いやると、土肥熊は連続プランチャを発射、リングに戻っても246プレジデンツもろとも合体フェースクラッシャーインパクトから、近藤にサンドウィッチラリアットを決め、土肥のラリアット、熊ゴローのパワーボムからダイビングセントーンを投下する。
 しかしカズがカットに入り、土肥が排除しようとするが、カズがハンドスプリングレッグラリアットで逆に排除されると、246プレジデンツは熊ゴローを連係で捕らえてから近藤がキングラリアットを浴びせる。熊ゴローもラリアットで応戦するが、近藤は再度キングコングラリアットを浴びせて3カウントを奪い王座を奪取した。


 クルーザーディヴィジョンはサッカーボールキック合戦で凌ぎを削った後で、コルタバで吉岡を場外へ追いやったアンディはロープ越えのプランチャを投下するも、かわされ自爆、逆に吉岡が鉄柱越えコンヒーロを炸裂させる。だがリングに戻るとアンディが串刺しダブルニーアタック、後頭部へのミサイルキック、吉岡もヘッドシザースホイップで反撃するが、アンディも変形サイドバスターで応戦すれば、吉岡もぶら下がり式フットスタンプで返す。
 吉岡はトラースキックからジャンピングハイキック、踵落としコンポと攻勢をかけるとライオンサルトを投下、だがスワンダイブボディープレスを投下したところでアンディがクロスフェースで捕獲、高速ドラゴンスープレックスを連発してからスパニッシュフライ、ダイヤル固めと畳みかける。
 アンディは飛鴻で勝負に出るが、ダメージでカバーに入れず、勝負どころを逃したアンディはエルボー合戦に出るも、キックをかわした吉岡がトルベジーノからclock strike式顔面ニー、SKを決め3カウントを奪い王座を奪還した。なお新王者となった吉岡には元DDTのMIKAMIが挑戦者として浮上している。
 


 UWA6人タッグ選手権は挑戦者組がタナカを捕らえ先手を奪い、やっと征矢に交代もワイルドボンバーがNOSAWAに誤爆するなど王者組がペースをつかめない展開が続く。
 挑戦者組はNOSAWAを捕らえて勝負に出るが、MAZADAが仕留めにかかった隙をNOSAWAが突いて超高校級ラ・マヒストラルで3カウントを奪い逆転で王座を防衛、バックステージではNOSAWAがカシンのWRESTE-1参戦を予告、また大森に対しても征矢が全日本の副社長に就任したことを知らなかったなど、不穏な空気を感じさせた。


 リザルトチャンピオンシップは立花が前回のフィニッシュになったシルバーロックで伊藤を追い詰めるが、伊藤がロープに逃れると立花は竹刀を持ち出してレフェリーと揉み合う、そこで伊藤がキックで強襲してハイキックを浴びせると、最後は竹刀をへし折ってからPKを浴びせ、ジャーマンで3カウントを奪い王座を奪還した。


 第6試合ではWRESTE-1の総帥である武藤が久々に登場、DRAGON GATEの鷹木、九州プロレスの桜島と組み、DRADTIONの藤波、NOAHの丸藤、信州プロレスの無茶組と対戦。丸藤は無茶のTシャツを捲り上げると鞭のようにしなる逆水平を乱打、藤波も張り手で続き、丸藤は交代を受けた鷹木相手にも逆水平からトラースキックコンポを放つが、鷹木もバンピングボンバーで応戦する。
 そして武藤は丸藤をドラゴンスクリューで排除すると、桜島にもドラゴンスクリューを決め足四の字固めで捕獲、そこで藤波がカットに入ると武藤をドラゴンスリーパーで捕らえ、丸藤が不知火で続くと、桜島は武藤相手にシャイニングウィーザードを炸裂させる。
 しかし鷹木がカットに入ると桜島にバンピングボンバーを浴びせ、無茶のダイビングエルボーの援護を受けた武藤が本家シャイニングウィザードを桜島に浴びせて3カウントを奪い、貫禄を見せ付けた。


 大会の最後にこれまでWRESTE-1の相談役として留まっていた高木三四郎が辞任することを発表した。
<プロレス格闘技DXより>
 高木は2015年5月に武藤に請われる形でW-1のCEOに就任。今年3月にW-1が新体制になったタイミングで相談役となり、サポートに回っていた。高木は「いいタイミングかなと思いまして。今日のビッグマッチというのは、W-1にとってまた新しい始まりかなと認識しておりまして、私のほうから相談役を辞任させていただきたいとカズ・ハヤシ社長にお伝えしました」と理由を説明。「ただ、一応役は外れますけど、何でもいいんで、いろいろあったら相談してきてくださいと。あと、一緒にご飯を食べに行きましょうと。そういうのは続けていきたいかなと思っています」と今後もバックアップしていくことを約束すると、「僕も2年4ヵ月、W-1さんにお世話になって、凄くいい経験をさせてもらいましたし、自分自身、凄く成長できたと思っています」と感謝の意を表した。


  高木がW-1に携わるようになった時は一若手に過ぎなかった芦野とイケメンが、今大会でメインイベントで好勝負を展開。プロレス学院出身の選手も活躍した。「ひとつの役割を終えたのかなと思っています」と語った高木は、「ここから広げて行くのは、カズ社長、そして皆さんの使命だと思っています」とエールを送った。


  それを聞いたカズが「この先も僕がわからないことがたくさんあるので。本当にレスラーしかやっていないで生きてきた人間ですから、いろいろと勉強させてもらいたいので、今後ともよろしくお願いします。今までお疲れ様でした」とねぎらうと、2人はガッチリと握手。カズは「W-1が生まれてから、いろいろ選手がいなくなったり、さらに生まれてきたりしてきて。でも、今日の試合と興行を観て、決して僕たちがやってきたことは間違いなかったなという確信を持てました。W-1として、W-1の戦いを見せていきますんで、今後ともよろしくお願いします」と決意を新たにしていた。DDTグループとW-1の友好関係は今後も続いていく。


 高木にしてみれば、経営のあり方は全て教えるだけ教えた上での辞任と受け取っていいだろう。高木が教えた経営術を後はカズと近藤がどう生かすか。横浜文体に集まった1812人をこれから増やせるのか?、二人の手腕が問われる。

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