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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

別れもあるが、始まりもあり続きはある・・・NOAHという物語はまだまだ続く

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別れもあるが、始まりもあり続きはある・・・NOAHという物語はまだまだ続く

 NOAH今年最後のビッグマッチ「GREAT VOYAGE 2012 in RYOGOKU vol.2」をG+で視聴。


 第4試合後に東京スポーツ誌上でNOAHから戦力外通告と報道された小橋建太が背広姿でリングに登場、小橋は報道を否定し7月に首の手術を受けたことを公表、小橋は復帰を前提にして首の手術を受けたが調子が上がらず、引退を決断したという。
 小橋の負傷は肘や膝が主だと思っていたが首まで痛めていたとは思ってもみなかった、しかし小橋も故・三沢光晴や川田利明同様四天王プロレス時代のツケで首も痛めていてもおかしくはない、今までは首も鍛えていたことからダメージも軽減していたのだろうが、いくら鍛えていても体の中にあるダメージは半端なものではなかったと思う。
 小橋は完全燃焼して踏ん切りをつけたいということで引退試合をやりたいとアピール、だが引退試合の日程は来年と予定されているのみ、小橋の体調問題もあり、NOAHも会場を用意できるかの問題もある、救いなのはNOAHで小橋を贈り出せることと、NOAHの小橋で終われること、自分は小橋に対する感謝の気持ちは引退の日までとっておきたい、引退するまで小橋建太は現役レスラーである、それが小橋に対する気持ちでもある。


 そして注目の試合であるKENTA、マイバッハ谷口、高山善廣vs大仁田厚、矢口壹琅、保阪秀樹の一戦はストリートファイトトルネードマッチということでルールを生かした大仁田軍がイスやテーブル、有刺鉄線バットを使いうルールに慣れないNO MERCYを翻弄、KENTAに集中砲火を浴びせ、カットに入る高山、マイバッハも蹴散らしてしまう、しかしマイバッハが持参していた拘束棒や有刺鉄線バットで大暴れしたことで一気に流れを変え、KENTAが急所打ちなどで粘る保阪をgo2sleepで仕留め勝利となるも、大仁田が赤い毒霧をKENTAに浴びせ、アパッチプロレス軍の金村キンタローやNOAHの準レギュラーである青柳政司も大仁田に加勢してNOAH勢と大乱闘となる。
 そして大仁田がマイクを持ってKENTAとの対戦を要求するもKENTAは「オマエが狙っても!オマエが狙っても!オマエが狙っても!オレはオマエには興味がない」と大仁田口調を真似て対戦を拒否、さすがの大仁田も一本取られたのかスンナリと引き上げてしまった。KENTAが無言で返してしまったら大仁田劇場になりかねなかったが、今回はKENTAが最後は締めてKENTA劇場にしてしまい完全勝利してしまった。


 メインのGHCヘビー級選手権(王者)森嶋猛vs(挑戦者)小島聡は、小島が経験を生かして試合の主導権を握り続けて、森嶋が反撃しても単発に終わるなど大苦戦となってしまう、終盤に小島のラリアットを凌いだ森嶋がハイキックからホームラン級のラリアットで畳み掛け、バックドロップで3カウントを奪い王座を死守するも、いつものようなスカっとさがなく強引に勝ったという印象が強い試合だった。
 試合後にはゲスト解説を務めていたKENTAが改めてグローバルリーグ優勝の実績を盾にして挑戦を表明、来年1月27日の大阪ボディーメーカーコロシアム大会での選手権が決定となった、KENTAにしていれば9月に同会場で挑戦して敗れていることから大阪の借りは大阪で返したいといったところ、それにNOAHの光になると言い切っただけにKENTAにしてみても正念場になるだろう。


 最後に金丸義信が平柳玄藩と組んでGHCジュニアタッグ王座(王者リッキー・マルビン、スペル・クレイジー)、鈴木鼓太郎がGHCジュニアヘビー級王座(王者・近藤修司)に挑戦して敗れ、セミでは丸藤正道、杉浦貴組が潮崎豪、斎藤彰俊組の保持するGHCタッグ王座に挑む、試合は杉浦が彰俊をオリンピック予選スラムで破り王座を奪取、試合後には丸藤と潮崎が睨みあいになるも二人は何かを話し合い分かれ、そして杉浦が勝利者インタビューで「去っていくものはどうでもいいけど、試合で当たったら本当にやるからな!」と発言したことで秋山準、潮崎、金丸、鼓太郎、青木篤志らの年内での離脱を肯定した。NOAH中継では試合に集中してもらおうと敢えて触れなかったのだろうが、メインでも森嶋が「残っているみんなで頑張る」と発言するなど、残る森嶋や杉浦そしてKENTAも去っていく秋山らに言いたいことは山ほどあったと思う。
 今回の離脱劇の根本は秋山らが丸藤をNOAHの象徴として認めなかったということ、NOAHは三沢光晴というカリスマがいてまとまっていた団体、三沢が急逝し仲田龍氏は新たなるカリスマとして丸藤をまとめ役に指名したのだろうが、丸藤は若すぎるということで秋山らはなかなか認めようとせず、丸藤も負傷から本格復帰したことでNOAHを丸藤カラーの団体に染め上げようとしていたが、秋山らはマッチメークに不満を露にして拒絶した、ブッカーである丸藤の至らなさもあったが、まとめ役に丸藤を指名した仲田氏にも責任の一旦はあると思う。
 周囲はNOAHは危機と騒ぎ立てるだろうが、前向きな意見とすれば小橋の引退と秋山らの離脱はNOAHを丸藤カラーに染め上げるチャンスでもある、新日本プロレスもアントニオ猪木色を脱し、全日本プロレスもジャイアント馬場色を脱して武藤敬司色へと染め上げて今日に至っている、NOAHもいつまでも三沢光晴、小橋建太、秋山準ではない、丸藤カラーのNOAHに染め上げることが最大の課題である。


 今回の両国大会の総括は別れもあるが、始まりもあり続きはある、NOAHという物語はNOAHでやりたいレスラー達がいる限りまだまだ続いていく・・・

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