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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

丸藤デビュー20周年の相手はイタミ・ヒデオ!!オジサンは強い!杉浦が拳王を粉砕して王座防衛!

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丸藤デビュー20周年の相手はイタミ・ヒデオ!!オジサンは強い!杉浦が拳王を粉砕して王座防衛!



6月26日 NOAH「Navig. with Emerald Spirits 2018」後楽園ホール 1517人超満員

<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
マイバッハ谷口 長井満也 ○KAZMA SAKAMOTO コーディ・ホール(10分35秒 片エビ固め)KENSO 常剣鋒 林棟軒 ×孫一粼
※ランニングニー

【試合後のマイバッハ&コーディ&長井&KAZMA】
長井「お前ら見ただろ! 何が東方神起だ! いいか! 俺たちはテメーらよりもっと東から来てんだよ! ええ!? 第一なテメーらのコーチがいけねえんだよ。KENSOって時点でNGだよ。これからな、俺たち4人でビッシビシいくからな! 改めてチーム名、発表するぜ! KAZMA! 言ってやってくれ!」

KAZMA「いいか!? あの対戦相手誰だ? 東方神起か? しらねーけど。相手になんねーよ。日本でもいいよ。中国でもいいよ。どこでも相手してやるよ! もっとプロレス勉強してこい! いいか!? 俺たち4人がこれからこのノアおもしろく……してやろうかどうか迷ってます!」

長井「谷口、最後に言ってやってくれ!」

マイバッハ「ウガアアア!!(記者の首を絞める)

――チーム名は…?

長井「チーム名はな! 改めて発表する!」

◇第2試合◇
▼30分1本
諸橋晴也 ○LEONA(8分55秒 足四の字固め)大原はじめ ×宮脇純太

◇第3試合◇
▼30分1本
Hi69 ○田中稔 小川良成(9分37秒 ミノルスペシャル)×タダスケ HAYATA YO-HEY

◇第3試合後◇
丸藤「お待たせいたしました。9月1日両国国技館、『丸藤正道記念大会 “飛翔"』の全カードを発表したいと思います。カードはこちらです!

(と語った上で、ビジョンを使ってセミファイナルとなる第8試合までのカードを発表(※詳細は下部記載)。秋山、大森、鼓太郎、青木ら元ノア勢の出場に場内をどよめいた。)

ここまでのカードはいかがでしょうか。それでは、20周年メインイベント、俺の対戦相手はこの人です(とビジョンを指さし、VTRに現れたのは現WWEのヒデオ・イタミ(KENTA)だった。場内は沸騰し、大歓声に包まれ、大きな「KENTA」コールまで発生する)」

ヒデオ(VTR)「プロレスリング・ノアファンの皆さん、お久しぶりです。WWEイタミ・ヒデオ、元KENTAです。このたび丸藤正道デビュー20周年記念大会に参戦することになりました。4年ぶりのノアのリングになります。久しぶりに皆さんに会えることを楽しみにしています」

(とメッセージ。9・1両国大会での「丸藤正道vsヒデオ・イタミ」が発表された。ヒデオのノア参戦は約4年3か月ぶり。丸藤とヒデオ(KENTA)の一騎打ちは、2013年7・7有明コロシアム大会のGHCヘビー級選手権試合以来、約5年2か月ぶりとなる。)

丸藤「名前は変わってしまったけども、俺の永遠のライバルなんで。まずはでも、本当に俺の勝手なわがままで参戦してくれる全選手に感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございます。ここまで来たら日本中…いや、世界中から観に来てほしいと思っていますんで。最高のコンディション、モチベーション、そしてテンションで臨みたいと思います。皆さんもよろしくお願いします」

【丸藤の話】(※第5試合後)

――20周年記念試合の発表があったが?

丸藤「本当に待たせてしまった部分があるんだけど、俺の中で最初の頃に言ったように、妥協したくなかったし。ハッキリ言って、彼を呼べる可能性のほうが低かった。そんな中でも、いろんな人の協力もあったり、彼自身の…何より彼自身の気持ちっていうのが向いてくれたんで、本当にありがたいと思っているし。セミに出てくれる秋山さんや青木、大森さん、今まで俺がお世話になった人たち、本当にまだ大会が始まったわけじゃないけど、本当に感謝しているし。プロレスの素晴らしさを伝えるには最高の面子だと思うし。なんて言うのかな、見てみれば、過去の人間たちの集まりなのかもしれないけど、それがかえって新鮮かつ斬新である、そんな時代になったと思うんで。最高のマッチメイクができたんじゃないかと思ってます」

――改めてヒデオ・イタミ選手に決めた理由は?

丸藤「あいつしかいないでしょ? あいつしかいないよ、俺の20周年は。おそらく…おそらくだけど、俺が引退する時はそんなに動けないかもしれないし、もしかしたら動けずに試合をできずに引退する可能性だってあるし。だから、俺のプロレス人生の中で、一番のビッグイベントにしたいと本当に思っているんで。試合以外でも、いろんな人に協力してもらって。なので、リング上で言ったように、日本中どころかヒデオのおかげで世界中からも注目される試合になると思うんで。ぜひとも丸藤正道、日本のプロレス、プロレスリング・ノア、参戦してくれるプロレスラーの皆さんを世界中に発信していきたいと思う。それが今回の俺のやり方」

――全日本勢が今度はノアに参戦するが?

丸藤「本当に秋山さんには感謝する部分しかないし。俺がチャンピオン・カーニバルに出て、三冠にも挑戦させてもらって。そういう中で、過去のいろんなものっていうのは俺の中でキレイになったつもりだし。そこは秋山さんも。秋山さんはとっくになかったかもしれないけども。そんな中で、快く協力してくれたし、あのマッチメイクの中に入ってくれる。本当に感謝しかないんで。あとはあの人たちが、俺以外の他の全選手が気持ちよく試合ができる、そんな最高の空間に両国はしたいと思います。みんながハッピーな気持ちで帰れる、そんな大会にしたい」

◇第4試合◇
▼30分1本
○モハメド ヨネ クワイエット・ストーム(10分22秒 片エビ固め)×小峠篤司 清宮海斗
※ファンキーバスターボム

◇第5試合◇
▼30分1本
丸藤正道 ○齋藤彰俊 田中将斗(11分17秒 片エビ固め)中嶋勝彦 ×マサ北宮 潮崎豪
※デスブランド

(試合終了後)
彰俊「みんな今日はありがとう! これで文句ねえだろ!? GHCタッグ、丸藤選手と行かせてもらう!(丸藤と握手を交わす)いいか、このまま、まだまだまだまだ高く突っ走るぞ!」

【試合後の丸藤&齋藤&田中】
――リング上でタッグ王座に挑戦表明したが?

齋藤「そうですね。もうこれで文句ないかなっていう。完全に権利あるよなって。俺たちの時代って言うのであれば、やっぱりノアの象徴と組んで、今までのものを見せたいと思います」

丸藤「今の齋藤さんなら…今の齋藤彰俊なら、必ず獲れる。必ず獲れるから。俺も欲しいね、タッグのベルトが。齋藤さんとタッグのベルトが欲しい。そして、今日見てもらったらわかるように、田中選手がいたら、あいつら勝てねえんじゃねえか? 強すぎるだろ」

田中「大阪で言った通りだよ。面子が代わっても、俺らが築き上げてきてものと、彼らのとは全然違うから。結果は一緒やねん。メンバーはこっちが代わっても、結果は同じ。超えられるものなら超えてみろよ」

齋藤「じゃあ、行きますか。(3人で握手を交わすと)意地を見せてやるって」

◇第6試合◇
▼GHCジュニア・ヘビー級選手権試合/60分1本
[第36代選手権者]○原田大輔(15分26秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)[挑戦者]×熊野準
☆原田が6度目の防衛に成功

(試合終了後、原田のセコンドに就いていたRATEL'S勢と、熊野の相棒・大原がにらみ合う。そこへジュニアタッグリーグ出場を控えるHi69&稔、諸橋&LEONA組も現れる)

原田「次、誰とでもやってやるけどな、その前にジュニアタッグリーグ始まるだろ。お前ら、ジュニアタッグチャンピオンにも去年の優勝チームにもいいところはもっていかせんぞ。今年優勝するのは俺とタダスケや」

YO-HEY「ヘイ、ボス。とりあえず防衛おめでとうございます。そのシングルのベルト、みんな確かに欲しいよ。でも、ボスが言う通り次はジュニアタッグリーグ。我々YO-HEYちゃんとHAYATAちゃん、去年優勝しちゃったんで、ペロンと優勝させてもらいます、嫁さんも何か言ったって」

HAYATA「同じや」

【試合後の原田】
――試合を終えた感想は?

原田「熊野は強かったよ。強かった。俺はこのノアに入団して、3試合目で初めてあいつと試合をして。それから日テレG+杯に一緒にエントリーして、0勝でも敢闘賞をもらって。そのあとも、他団体に流れたベルトを一緒に獲りにいこうと頑張ってた時期もありましたし。あれから5年経って、やっとこのベルトを懸けてあいつとできて、ホンマに嬉しかったです」

――試合後は各選手がアピールしていたが、ジュニアタッグリーグに向けては?

原田「みんな気合いが入っているから、いいんじゃないですか。今までのノアジュニアだったら、あそこで誰一人来なかった光景が、今日になったらみんなが集まってきて。いいんじゃないですか」

――もちろんその中でも優勝するのは自分たちだと?

原田「当たり前。それはエントリーするからには誰にも渡したくないし、俺とタダスケで絶対優勝します。まあ、熊野にひとつ言うならば、今回5年かかって、このベルトを懸けてあいつと戦いましたけど、もっと次は短いスパンで来い。なあ? いつまでもちんたらしてたら、あいつもレスラー人生終わるぞ。だからいち早く動け」

◇第7試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[第31代選手権者]○杉浦貴(26分23秒 体固め)[挑戦者]×拳王
※雪崩式オリンピック予選スラム
☆杉浦が3度目の防衛に成功

(試合終了後、王座防衛を果たした杉浦に齋藤と田中が拍手を送る。ここで拳王が小峠と清宮に肩を借りてリングをあとに。潮崎も一緒に去ろうとする)

杉浦「おい、ちょっとまて。なにノコノコ帰ってんだよ(潮崎を呼び止める)俺はお前を待ってたんだよ。武道館でよくやったよな? 俺はお前を待ってたんだよ。6月10日に負けたのを俺は忘れてねえぞ」

(潮崎がリングに上がる)
潮崎「世代交代、それ以上に俺は杉浦貴、お前に勝ちたい! 強いお前からこのベルトを奪ってやりたい! お前に勝ったことがそんなに忘れられないなら、次、俺がこのベルトに挑戦する! 俺にこのベルトに挑戦させてくれ!」と宣言した。

杉浦「おい、いつでもいいよ! 待ってたんだよ、俺はお前をよ! いつでもやってやるよ。おい、早いうちにカードを組め。わかったな、内田。いつでもやってやるよ(潮崎がリングを去る)今日はありがとう。まだ…まだ齋藤さんもそうだし、田中選手もそうだけど、まだまだ若いヤツに負けない。オジサンが簡単に負けたらな、世間の厳しさ、マットの厳しさ、伝えられないからな。まだまだいくぞ! 応援よろしく。今日は平日にもかかわらず、この場所を選んでくれてありがとう、みんな。またどこかの会場、そしてこの後楽園でまたみんなと会いたい。また会いましょう。今日はありがとう」

【試合後の杉浦】
――試合を終えた感想は?

杉浦「いやあ、もういっぱいいっぱいだよ。勝つのがやっとだよ。あいつの蹴りは意識飛ぶよ、本当に」

――試合後に潮崎選手から挑戦表明があったが?

杉浦「拳王、中嶋とか下が伸びてくる中で、ノアの生え抜き? 1回どっか行ったけど、また戻ってきて。やっぱしあいつは俺の後輩だし、一番響いてほしいやつだったからね。待ってたよ。ようやく来たかって感じだよね。あいつはもっと上のステージでやってないといけないと思ってるから。だって、武道館であいつとタイトルマッチをやったことも何回もあるし、あいつはもっと上のステージでやってもらいたいから。待ってたよ」

――杉浦選手から見ると、今の潮崎選手は物足りない?

杉浦「物足りないな。もっとアピールして、もっとガンガン来てほしいよ」

――今日もベテランの強さを見せつける試合だったが、まだ時代は譲らない?

杉浦「譲ってないでしょ? ベテランって言ってもまだ俺はキャリア18年だからね。そんなベテランでもないでしょ? まあ、年齢はそういう歳かもしれないけど、あんまりベテランって気持ちでやってないから」

 メインは杉浦の保持するGHCヘビー級王座に前王者の拳王が挑戦、序盤は杉浦がロックアップから押し込んでクリーンブレークしようとするが、拳王が張り手を浴びせてから打撃戦へ、杉浦はボディースラムで投げ、ショルダータックルを浴びせても拳王はすぐ立ち上がって杉浦を睨みつける。しかし杉浦が場外戦を仕掛け鉄柵攻撃からビックブーツを浴びせると、状がマットを剥がしてからのネックスクリューを敢行して拳王の首にダメージを与える。
 リングに戻ると杉浦は容赦なくストンピング、ハンマーパンチなどで拳王の首を攻め、チンロックで絞り上げ、更にバックハンドエルボーからフェースロック、ストンピングと徹底的に痛めつける。
劣勢の拳王は起き上がるなりミドルキックを浴びせると、ローキックで足を勝ってからフットスタンプ、後頭部へのダブルニーアタックと流れを変え、コーナーからダイビングダブルニーを投下するも、杉浦は十字方向に走って拳王を翻弄してからスピアーを浴びせ、串刺しビックブーツ、コーナーに押し込んでの鬼エルボーの乱打も、対を入れ替えた拳王はミドルキックで応戦、杉浦も体を入れ替えて鬼エルボーを乱打して動きを止めてから雪崩式ブレーンバスターで投げ、逆エビ固めで捕獲する。
 やっとロープに逃れた拳王はエプロンに逃れ、杉浦も追いかけて断崖式中年ズリフトを狙うが、拳王は側転で逃れ、執拗に組み付いてくる杉浦に場外でのファルコンアローを敢行、更にコーナーから場外の杉浦にダイビングフットスタンプを投下して杉浦に大ダメージを与える。
 リングに戻ると拳王はダイビングフットスタンプで勝負を狙うが。かわした杉浦はキチンシンクを連発、ビックブーツは相打ちとなるが、拳王が押し切って蹴暴、ところがキャッチした杉浦はアンクルホールドで切り返せば、拳王も切り返してアンクルホールドから逆立ちして土手っ腹にミドルキック、そして蹴暴を炸裂させる。 
 両者はエルボー合戦も、杉浦が鬼エルボーで競り勝ったかに見えたが、拳王はミドルキックで反撃してオーバーヘッドキックを炸裂、そして串刺しを狙うとキャッチした杉浦はターンバックルへのジャーマン、そして鬼エルボーの乱打からハイクラッチジャーマン、ランニングニーと畳みかける。
 勝負と見た杉浦はオリンピック予選スラムを決めるが、拳王はカウント2でキックアウト、杉浦は拳王の左腕を掴み逃げられない状態にしてから鬼エルボーを乱打も、振り払った拳王はハイキックを一閃、ダウンした杉浦にダイビングフットスタンプを投下するが、杉浦もカウント2でキックアウト、そして拳王はNOAHでは初公開のムーンサルトフットスタンプを投下するが、かわされてしまうと、着地して突進する拳王に杉浦がニーリフトを浴びせ、前回のフィニッシュになったフロントネックロックで捕獲、ロープブレイクを狙う拳王に杉浦は回転して逃さないようにすると、拳王はジャックナイフ式エビ固めで切り返し、キックアウトされた瞬間にハイキックを浴びせる。
 拳王はミドルキックを浴びせるが、杉浦はエルボーで応戦して打撃戦になり、杉浦はワンツーエルボーを放てば、拳王も左右のビンタで譲らない。しかし杉浦が鬼エルボーを乱打してからビンタを浴びせるとオリンピック予選スラムも、拳王はすぐ起き上がるが、視線が定まっていない。その拳王に杉浦がビンタの連打、エルボーを浴びせると、最後は雪崩式オリンピック予選スラムを決め3カウントを奪い王座を防衛した。
 試合後に小峠と清宮の肩を借りて退場する拳王と共に潮崎が引き揚げようとすると、杉浦が潮崎を呼び止め次期挑戦者に指名、潮崎も指名を受け挑戦を表明した。
 今回は拳王が勝てるとは思えなかったというのが本音、今の杉浦は強い、拳王が超世代軍を率いていた三沢なら、現在の杉浦は容赦なく叩き潰し壁となって立ちはだかったジャンボ鶴田みたいなもの、拳王が杉浦以上なものを出せないと勝てない。
 杉浦は次期挑戦者には潮崎を指名した。今回は世代闘争という観点ではなく、冷たい関係と言われた二人による決着戦、NOAHを去って全日本へ移籍し、またNOAHに戻った潮崎に杉浦は冷たい態度を取り続けていたが、最近は杉浦から「オレのライバルでいてもらわなければ困る」と潮崎に激を飛ばすなど、内心は潮崎を認めるような発言をしていたことから、今度は杉浦から冷たい関係に決着をつけたいという意味合いも込めている。世代闘争も杉浦が「オジサンが簡単に負けたらな、世間の厳しさ、マットの厳しさ、伝えられないからな。」と発言したとおり、彰俊も復活し、丸藤、そして他団体に渡って活躍する田中も健在、この強力なオジサン達を超えるのは並大抵ではない。

 セミのGHCジュニアヘビー級選手権は、原田が場外での高速フロントスープレックスで先生したかに見えたが、リングに戻ると熊野が原田のブレーンバスター狙いをフロントネックチャンスリーで投げ、ラリアットからブレーンバスター、ワンハンドバックブリーカーと腰攻めを繰り広げる。
 原田は熊野の突進をトップロープを下げてかわすと、エプロンに追いやってからジャンピングエルボーを放って場外へ落とし、コーナー最上段からプランチャを狙うも、素早く起きた熊野はエプロンめがけてのデットリードライブを敢行、原田の腰に大ダメージを与える。
 リングに戻りアルゼンチンバックブリーカーを狙う熊野から逃れた原田はニーアッパーを狙うが、熊野はキャッチしてパワーボムで叩きつけてから逆エビ固めへと移行、ロープに逃れた原田は熊野の突進を吸い込み式回転エビ固めで丸め込むと、熊野も丸め込み返すが、後転した原田はフットスタンプを投下する。
 エルボー合戦では熊野が制すると、クロス式アルゼンチンバックブリーカーを狙うが、読んでいた原田はボディーエルボーを連打し、ジャンピングエルボー、仁王立ちで受けきった熊野もラリアットを狙うが、かわした原田はジャンピングエルボーからニーアッパー、そして片山ジャーマンを決める。
 ところが熊野はカウント2でキックアウトすると、原田は再度片山ジャーマンを狙うが、振り切った熊野は突進する原田をフラッシュパッケージで丸め込み、今度は熊野が突進も、原田は大☆中西ジャーマンで投げると、それでも突進する熊野にニーアッパー、ローリングエルボーと畳みかけ、最後は片山ジャーマンで3カウントを奪い王座を防衛。試合後にはジュニアタッグリーグに参戦する6チームが現れ舌戦が繰り広げられた。

 第3試合終了後に9・1両国大会でデビュー20周年記念を迎える丸藤が自身の記念試合の相手を発表、スクリーンに元NOAHのKENTAことイタミ・ヒデオが登場しNOAH参戦を発表、丸藤vsKENTAが決定した。

9/1(土)東京・両国国技館『丸藤正道20周年記念大会 “飛翔"』決定カード

◇第1試合◇
モハメド ヨネ 宮脇純太vs百田光雄 菊地毅

◇第2試合◇
齋藤彰俊 井上雅央 川畑輝鎮vs越中詩郎 本田多聞 佐野巧真

◇第3試合◇
クワイエット・ストーム タダスケvs大森隆男 コーディ・ホール

◇第4試合◇
HAYATA YO-HEYvsカズ・ハヤシ 近藤修司

◇第5試合◇
大原はじめ 熊野準 諸橋晴也vsHi69 田中稔 鈴木鼓太郎

◇第6試合◇
小川良成 清宮海斗 潮崎豪vs中嶋勝彦 マサ北宮 太陽ケア

◇第7試合◇
拳王 小峠篤司 マイバッハ谷口vsHARASHIMA 男色ディーノ 高木三四郎

◇第8試合◇
杉浦貴 原田大輔vs秋山準 青木篤志

◇第9試合◇
丸藤正道vsヒデオ・イタミ

 丸藤とKENTA、二人は初代GHCジュニアタッグとして君臨、GHCジュニア、またGHCヘビーをかけて何度も死闘を繰り広げた。丸藤にとってKENTAは弟分だが、KENTAにとっては丸藤は兄貴だけど乗り越えたい相手。兄弟でもありライバルでもあったが、KENTAのWWE入りに関しては真っ先に理解を示したのは丸藤だったことを考えると、レスラーとしては丸藤は超えたが、KENTAにとって丸藤は兄貴であることには変わりない。もしとは言いたいが三沢はNOAHの未来を丸藤とKENTAに託したかったと思う、しかし周囲は将来より目先の三沢、小橋、秋山を取った。NOAHが目先より将来を取っていたなら丸藤とKENTAのNOAHのトップになり、三沢は安心して下へ下がっていったのかもしれない。

 また全カードも発表され、全日本、DDT、WRESTLE-1から主力が参戦するだけでなく、NOAHを去っていった鼓太郎、百田も参戦するなど、現在のNOAHと三沢体制のNOAHを融合させたカード編成となった。注目はセミのNOAHvs全日本、杉浦vs秋山の対戦も久しぶりであるが、NOAHを去り全日本へ移籍した青木、他団体移籍組ながらもNOAHジュニアを支えてきた原田の対戦は注目だ。
 最後にWWEとNOAHは選手をシェアする契約を結んだと海外で報じられたが、WWEに対しては言及はなかったので、おそらくKENTAの貸し出しだけの関係で終わったと見て良いだろう。現在のNOAHにはWWEはでか過ぎる存在であり、手に余りすぎる。

 また丸藤が第5試合のタッグマッチでは、突進する北宮を彰俊がスイクルデスで迎撃した後で、バックドロップ、スイクルデス、デスブランドと畳みかけて3カウントを奪い、彰俊は丸藤とのタッグでGHCタッグ王座に挑戦を表明する。

 第1試合では東方英雄伝の選手が登場しKENSOと組んでマイバッハ組と対戦。マイバッハ組は場外戦でリードを奪い、常を捕らえ徹底的に痛めつける。東方英雄伝はサイモン・ケリー氏が期待をかける孫がKAZMAにリーブロックからドロップキックで反撃し、英雄伝組がトレイン攻撃から林のダイビングボディープレスを投下も、福田レフェリーがマイバッハと長井に気を取られてしまうと、KAZMAが孫に急所打ちを浴びせてからマイバッハ組が総攻撃をかけ、最後はKAZMAがトラースキックからランニングニーで3カウントを奪い勝利。試合後はKAZMAもマイバッハ軍との共闘を姿勢を見せる。
 英雄伝の選手はこういった本格的ヒールによるラフファイトは免疫はなかったと思うがこれもまたプロレスでもある。だが英雄伝の選手らが負けたことで、サイモン氏が本気で選手を育てたいという気持ちはわかった。猪木だってデビューは負けから始まった。負けから全てが始まるんだ。

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