伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

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"生前葬”という名の猪木祭り

10月21日 ISM「INOKI ISM2~アントニオ猪木『生前葬』~」7000人超満員札止め?


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼「カール・ゴッチ杯2017」1回戦/5分2R
○鈴川真一(1R3分3分54秒 肩固め)×チエゴ安楽


◇第2試合◇
▼「カール・ゴッチ杯2017」1回戦/5分2R
○桜井隆多(2R1分40秒 スリーパー・ホールド)×"brother"YASSHI


◇第3試合◇
▼30分1本
ロッキー川村 ○マックス・ザ・ボディ(13分46秒 腕ひしぎ逆十字固め)タカ・クノウ ×蓮見隆太


◇第4試合◇
▼30分1本
○ハマーストーン(4分32秒 片エビ固め)×モンターニャ・シウバ
※バックフリップ


◇第5試合◇
▼ムエタイマッチ ピン級/3分3R
○吉成名高(判定3-0)×セガイ・ラッチアノン


◇第6試合◇
▼「カール・ゴッチ杯2017」決勝戦/5分2R
○桜井隆多(1R2分32秒 肩固め)×鈴川真一


◇第7試合◇
▼時間無制限1本
○スコット・ノートン(5分21秒 TKO)×ピーター・アーツ
※セコンドのタオル投入


◇アントニオ猪木「生前葬◇
メインが終ると場内は暗転し、生前葬の準備がおこなわれた。しばらくして明転するとリング中央には白い棺桶が…。いよいよアントニオ猪木の生前葬がスタート! 司会は生島ヒロシさんが務める。まずはスタン・ハンセンが呼び込まれ、「ウィー」とポーズ、つづいて藤波辰爾が、最後にリングインした藤原喜明は数珠を持っている。さっそく一言ずつ、挨拶。


ハンセン「(英語で)まずアントニオ猪木さんは素晴らしいライバルであり、素晴らしいファイターであります。数多くの闘いを挑んでまいりましたけど、ホントにいまだにレジェンドであります」


藤波「(生前葬とはびっくりですね)びっくりですね。(白い棺桶があります)どういうことでありますでしょう?(中に入ってらっしゃるんでは? 猪木さんに一言お願いします)猪木さんにはずっと背中を追いかけてきたんで、これから…。でも今日…ずっと背中を追わせてくださいと言いたいんですよね」


藤原「般若心経(特技のお経)をあげたいと思います(仏の道を極められた?)えっ? ホントに亡くなられたんじゃないですか? ホントに亡くなられたんじゃないですか?」


3人の挨拶が終ると、アントニオ猪木追悼の10カウントゴングが鳴らされる。観客は立ち上がると、前もって配られていたキャンドルを点灯。会場からは「イノキ~!」と声が飛ぶ。ここで場内には猪木のような二通りの声による会話が流れる。


A「おい、オマエはだれだ?」
B「オマエこそだれだ?」
A「ふざけるな! ひとりで勝手に行こうとするんじゃないぞ」
B「バカヤロー! そんな狭いところに入ってなにやってんだ、オマエは」
A「いいか、オマエとオレがふたつになったらおかしいだろ」
B「オレとオマエがひとつじゃなきゃおかしいだろ」
A「バカヤロー! 同じこと言うんじゃねーよ。オレがそっち行ってやるわ!」


どこからともなくトランペットの演奏が鳴り響き、入場ゲートからはスモークが流れ出すと、猪木の歌声が聞こえてくる。『千の風になって』の替え歌で「街のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません。死んでなんかいません。千の風に、千の風になって、あの大きな空を吹きわたっています♪」と歌う。


ついに入場ゲートからアントニオ猪木が姿を現す。真っ白いガウンを脱ぐと、黒のスーツに真っ赤なマフラー姿。リングに立った猪木は「手違いばかりです。え~、まずはご挨拶を。生前葬なんてオレもなんだかわかってない。引退興行の前にみなさんにお集まりいただいて、ありがとうございます。オレはそこにいねーよ。なんでこんなもん(棺桶)が用意されてるのかわからないけどね。(棺桶をパンチする)ホントに俺がいないよ」


ここで四方のリングポストから白いスモークが噴射される。


猪木「ふつうは魂が空を飛んで火の玉になるんですけども、なんでこんなことをやったかというと、私の友人がですね。10何年前に『おい、一緒に生前葬をやろう』と言われたことがあります。その間に仲間やいろんな人が旅立っていきました。ふっと考えたら、オレも送り人じゃなくて、そろそろ送られ人になりそうだ。そんなことを思いつき、人をびっくりさせる。驚かせることが大好きなもんでから、ちょっと驚いてもらいました。日本には昔から姥捨て山という話があります。長野と山梨の間くらい。姥捨という駅があります。その村の掟で70歳になると山に捨てられてしまう。孝行息子だけど、お母さんは70になる前に、69で『私は山に行くよ』と、息子は止めましたが、『とにかく連れて行け』という。日本だけでなく、世界にはいろんな埋葬の仕方があります。火葬、水葬、土葬、鳥葬、ほかにもまだいっぱいある。そういうなかで、ばあちゃんを山に置いて、見もしないで一目散で降りてきて。毎日、寝ても覚めても、そのことが頭に浮かび、もう死んじゃってるし。でもばあちゃんが一番好きだったカラスミと日本酒を添えてお供えしようと山に登って行った。
たしかあの辺の一番高いとこだなと思っていたら、後ろから『オマエ何やってんだ』と大きな声でお母さんの声がする。びっくりして、『なんで食べ物もなくて、いままで生きていられたんだ』と聞いたら、『あのカラスどもが、死んだふりをすると、胸を空けてやると、ちょっとエロいカラスが飛んでくるんで、そいつを捕まえて毎日食べて元気にしてる』と。その山に登ることになったものですから、だれかエンマ大王に伝手をもってる人、つながる人がいないかと言ったら。ある人が出てきて、ふつうの電話じゃつながらないから、なんとか直通電話の番号教えてくれと。その番号を聞いて一生懸命電話をしたけどつながらない。留守電ばかり。ある日出て来て、『なんだ、オマエも地上でがんばったね』というから『じゃ、こうこうしかじかで、生前葬をやったんで、そちらでチケットを予約したいんですけど』


『いやぁ、こちらもいっぱいでな。窓口でも捌ききれないんだよ。もう天手古舞なんだよ』


『なんとかキャンセル待ちはどうですか?』


『キャンセル待ちもいっぱいで5年、10年詰まってる状態』


『オレもこんなことをやった以上、そちらに行くしかないんですけど。なんとか、できたら地獄のチケットでもいいから取れませんかね』


『地獄は待遇改善で。お釈迦様が垂らしてくれた糸が一本だったんで、その奪い合いで大変なんだ。糸を100本にするってみんなが大騒ぎして、とてもじゃないが、オマエを迎え入れることはできないんだ』


『行くことができないんじゃ、困りましたね。オレも金もないし。これから1年、全国を生前葬ツアーで…』


バカ言ってんじゃねーよ、ということで。ホントに昔はひと言でこの両国でもどこでも札止めになったんですが、格闘技界も低迷してました。なんとかスターが生まれてきてね。もうひとつ世界平和という部分では世界から大使が来られてます。インドとパキスタン、いろいろと紛争があるんですが。あと選挙中ということで、いろいろ来たい人がキャンセルして。こういう時期ですので、なんとか日本ももっと平和であれ。私がパキスタンの英雄と闘った、その甥っ子がいます。レスリングで頑張って。また外国の選手、日本の選手限らず、ステージに上げたいと思いますが、いい選手が、そのまた次の弟子たちに遺伝子を継いでもらえたら思います。ということで、なんか葬式とか俺に似合わないな。一回、これを締め括ることにして、例の『1、2、3、ダー!』をやったあとに、今日の狙いは生前葬なんだ。わかりますか? みなさん座ったままで、いくぞ、1、2、3、ダー!」と締める。


猪木のテーマがヒットし、「イノキ」コールが沸き起こるなか、サンバの踊り子たちが大勢入ってくる。


猪木「ということで、もう一度、締めをやりたいと思います。世界が平和でありますように。そして今日は嵐が来ます。井伏鱒二さんが訳した『花に嵐のたとえがあるぞ サヨナラだけが人生だ』という言葉があります。そういうひとつの人生の生きざま、若い人がこれからどうしていくか、われわれはますます元気で世の中のためになにができるか。もう一度、気合が入ったとことろで。行くぞ、1、2、3、ダー!」


【猪木の話】「(大会を終えて?)いやいや、イベント屋としては(まだまだ)。頭のなかで絵は描けて。でも、ハプニングがあってもイベントは生だからと思いますが、せっかく俺が恥をかいて歌を歌ったのに、出してくれないというね。


(どんなメッセージを伝えたかった?)高齢化というね、ホントはもうちょっと長く話してもよかったんですけど、場所が場所だからね。今年はちょうど100歳以上の人が6万人ぐらいいて。さらに3000人、4000人がそこにいくわけで。社会全体が抱えるメッセージとして、俺はあんまりズレがあっちゃいけないので、今日来てるお客がね。政治だったら街頭に立ってしゃべってれば、これを聞きたい人もいるわけで。そこはちょっとうまく、あまり偏ってもいけないしね。政治の話しも本当は、生前葬というのは世界中にないような形みたいで。最初にやったのは1907年の三遊亭金朝という人らしくて。そういう意味で、これからどうなるか知りませんよ。それがいいとか悪いとか。ただひとつの節目として、俺らもいつ迎えがきてもおかしくない年を迎えて。いつもの挨拶は『もっと長生きしてください』『100歳まで頑張ってください』って。その人の運命っていうのがあるし、100まで生きたからって幸せかどうかはわからない。その人の天命なわけですから。俺らはどちらかといえば、燃え尽きていきたいというのが。
(今後に関しては?)生前葬の全国ツアーなんて誰かが言ってたけど、止めてくれよって(苦笑)。まぁできる限り、若い議員さんたちがいま日本をどうしようかっていろんな議論をしてるけど、非情のパフォーマンスばかりが多くて。名前はあげませんけど、今回、一番話題になった人たちとか、俺たちは商売でやってきたんで、これは何が本物かなっていうのは割りと直感的に見分ける力を持っているんです。これはパフォーマンスだよって。でも、パフォーマンスもひとつの生き方なんでね。それはそれでいいと思うけど、ただし、それだけだったらホントにぼろが見えてしまう。国のために、国民のために、みんな言いますよ。でもその姿を見た時に、どこまでホントかな?って。俺だけじゃなくて、国民の皆さんもしっかりと見分けられるように。勉強なり。パフォーマンスも否定はしません。俺は67年間かな、人気商売をやってきてますから。だからわかるんです。一般の人たちが見方ができないというか。そういう視点から見て行くと、世のなかのウソというかコピーというか。その辺が判断できて。いかんせん俺たちはいま政治の場にいて。議員の1人ですから。なかなか数がなきゃできませんけど、その辺をひとつね。猪木ファンというのがいますんでね。ネットを通じたり、発信していこうと思います。


(そのメッセージはプロレス界にも当てはまるもの?)頑張ってくれる人間がいればね。一概に俺は『わかんねぇんだろうな』って決めてしまったらいけないと思ってるから。ぜひそういうような。社会的現象というか、力道山が戦後のプロレスを通じてメッセージを送ってきたように、我々が、ジャイアント馬場さんも含めて俺たちがアリ戦しかり、そういうなかで次に継ぐメッセージを。何らかの、プロレスファンだけじゃなくて、環状線理論でいう七号、八号に伝えてくれるような選手が出てきてほしいと思います」


 猪木の生前葬興行が開催され、まず「カール・ゴッチ杯」は鈴川、チエゴ、桜井、YASSHIがエントリーし、決勝には鈴川と桜井が進出。鈴川vs桜井はパンチから打撃戦も、桜井が組み倒してパウンドを連打、ハーフガードから肩固めで捕らえて桜井が優勝。


 メインで行われたノートンvsアーツはノートンがパイルドライバーで突き刺すも、アーチは打撃で反撃しパンチでダウンを奪う、そこでノートンのセコンドのハマーがアーツを挑発、アーツが気を取られるとノートンがラリアットで反撃、アーツも打撃で応戦するが、ノートンがスピアーからの逆エビ固めで捕らえ、アーツのセコンドがタオルを投入、ノートンがTKO勝利もハマーの加勢もあって不可解な試合となり、観客も微妙な空気となる。


 しかし最後に行われた猪木の生前葬にはハンセン、藤波、藤原、ザ・コブラのマスクを被ったジョージ高野も登場して猪木劇場となり、最後はサンバの踊り子達が登場してサンバを踊り、猪木が「1・2・3ダー!」で締めくくった。


 今回のISMは国技館という大会場を使い、大会前にチケットもソールドアウトとアナウンスされ、札止めとされたが、実際は空席が多く、あてこんだ招待客層が悪天候の影響で来ず、おまけに大雨の中で開場時間も大幅に遅れ、ゲストに招かれる予定だったタイガー・ジェット・シンやドン・フライも当日なってキャンセルになっていたことがわかるなど不手際を連発(サイモン氏が聞いたら大笑いしそうだが)、ISMは夫人を中心とした素人スタッフが仕切っていると聞いていたが、改めて認識せざる得ないようだ。


 ISMが団体というレベルなら不手際の連発も信用問題となるのだが、ISMを見ていると団体ではなく、猪木一派によるプロデュース興行で、スタッフも素人であることと今後の開催は明確にしなかった考えると、猪木自身も団体をやるつもりはなく、あくまで猪木の名前を使ったのプロデュース興行に留めたいのかもしれない。


 今回は生前葬に名を借りた猪木祭り、試合は全て前座で最後の猪木劇場でドンチャン騒ぎ、だが猪木自身もリングを去る際に手を借りて足腰の不安定さを露呈するなど、表向きは元気なれど、74歳の年齢とレスラー時代のツケも重なって体力の衰えも否定できなくなった。そう考えると猪木が生前葬を行いたい理由もわからくもないが、そんな猪木を現在の側近達がどこまで突き動かそうというのだろうか…

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