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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

プレッシャーに飲まれたジェイがぶっつけ本番の棚橋に完敗、後藤に敗れた鈴木は自ら髪を刈る…

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プレッシャーに飲まれたジェイがぶっつけ本番の棚橋に完敗、後藤に敗れた鈴木は自ら髪を刈る…

1月4日 新日本プロレス「ブシモ 5th ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」東京ドーム 34995人


<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第0試合◇
▼1分時間差バトルロイヤル ~ニュージャパンランボー
○垣原賢人(32分6秒 片エビ固め)×チーズバーガー
※カッキーカッター
[退場順][1]デリリアス [2]北村克哉 [3]BUSHI [4]レオ・トンガ [5]中西学 [6]北村克哉[7]チェーズ・オーエンズ[8]獣神サンダー・ライガー[9]エル・デスペラード[10]タイガーマスク[11]TAKAみちのく[12]金丸義信[13]ジノ・ガンビーノ[14]トーア・ヘナーレ[15]YOSHI-HASHI[16]デビット・フィンレー[17]高橋裕二郎[18]小島聡[19]天山広吉[20]チーズバーガー


【垣原の話】
──ニュージャパンランボー優勝おめでとうございます。久々のリングだったと思いますが、この東京ドームの雰囲気、いかがでしたか?
垣原「最高のひと言ですね。本当に感無量と言いますか、たくさんのみなさんの声援が聞こえて、本当に胸が熱くなりました」


──入場テーマが鳴って、入った瞬間の歓声は爆発するような勢いがあったと思いますが。
垣原「本当に、興奮しました。ありがたいです」


──ご自身も病と戦いながら、このリングを迎えることになったと思いますが、どんな思いでリングに向かったんでしょうか。
垣原「自分が元気になった姿をみなさんにお見せして、感謝の気持ちを伝えたいなと。今まで、いろんな形でみなさんが応援してくださったので、感謝の気持ちを、元気になった姿を見せることで恩返ししたいと、そんな気持ちで上がりました」


──実際、そのリングに足を踏み入れてみて、どうですか、今?
垣原「入った時はフワフワした感じで、舞い上がってましたけど、本当にリングに立ててよかったです」


──現役のレスラーたちと肌も合わせて、ファンからの歓声も受けて、エネルギーをもらったんじゃないですか?」
垣原「そうですね(笑)。天山さん、小島さんの一発一発は重かったですけどね、やっぱり。さすが現役選手。本当に、身体がきしむほど痛かったですけど、それが僕への熱いエールに感じて、それも心地よかったです。あとファンのみなさんの暖かい声援、本当に最高でした。戻ってきてよかったなという気持ちです」


──最後にリングでおっしゃっていましたが、ご自身も病と戦われながら、そして髙山選手も今、リハビリをしながら戦っています。そこについては?
垣原「彼なんか、僕に比べたら全然トップ選手ですから。メンタルも強いし。今、確かに窮地に追い込まれてるキツい状態でしょうけども、彼なら必ずここからカムバックして復活すると、僕は信じてます。そう願ってます」


──髙山選手のTシャツを着てきたところにも強い意志を感じるんですけども。
垣原「今回、東京ドームのリングに上がったことを、彼に一番伝えたいし、彼にこの熱い思いが届いて、それが少しでも回復の役に立てばと思ってます」


──今日、21人のレスラーが出てきた中で勝ち抜いたというのは、髙山選手にいい報告ができるんじゃないですか?
垣原「そうですね。パワーになるんじゃないかなという風に思います」


──この1年間の、すごくいい滑り出しができたんじゃないかなと思います。どんな2018年にしたいですか?
垣原「まだまだ自分は大きな夢を持ってます。でもそれを実現させるためには、このガンという病気を必ず克服しなければなりません。今も決してまだ完治したわけではないので、病気と向き合いながら、しっかりと治療も行いながら、完治目指して、そして大きな夢を叶えていきたいなと思います」


──その夢とはどういう夢なんでしょうか?
垣原「たくさんあるんですけども、ちょっと大きすぎるんで、みなさんにビッグサプライズでそれを表現したいと思います」


──今回のこのオファーをもらった時は、どういう気持ちでした?
垣原「正直、自分なんかで大丈夫なのかなというところはありました。ただやっぱり、同じ病に苦しんでいる人たちの希望の光になりたいという気持ちもありますし、そして何よりも、髙山選手に熱いエールを送りたいという気持ちで、逃げちゃいけない、負けちゃいけないと。正直、こんなに大勢の前でリングに上がるのは本当に怖かったですし、レスラーのみなさんと対峙するのはすごく勇気がいりましたけど、“逃げちゃいけない”という部分で、お引き受けいたしました」


──逆に決断した後は、この1・4東京ドームのリングに上がるということが大きなエネルギーになりましたか?
垣原「そうですね。決まってからトレーニングし始めて、身体の調子がよくなった感じがしますね。免疫力が上がったと言いますか、そんな感じがします。好きなんでしょうね、目立つことが(笑)」 


◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○ニック・ジャクソン マット・ジャクソン(18分49秒 シャープシューター)[第54代王者組]SHO ×YOH
☆SHO&YOHが初防衛に失敗、ニック&マットが第55代王者となる


【ニック&マットの話】
ニック「質問はあるか?」


──おめでとうございます。5年連続の東京ドームでのタイトルマッチで、新王者となりましたが、いまのお気持ちは?
ニック「マットがいまどういう気持ちかはよく分かるよ。彼は開始から5分ぐらいで腰を痛めてしまって、そこからは20パーセントぐらいの力しか出せない中、戦い抜いた。それは素晴らしいと思う。今、5年連続と言っていたが、その通り、俺たちはこの東京ドームで5年連続、タッグマッチをやってきた。そしてこの5年間、俺たちの相手は常に“キラー”と言ってもいいぐらい最強のチームだった。そのキラーマッチを、このビッグショーの中で、俺たちは素晴らしい戦い方でやり抜いてきた。これで東京ドームでは3勝2敗という成績になったが、俺たちにとっては5勝0敗と言ってもいいぐらいのいい試合をしてきたので、今はとてもいい気分だ」 


(※ここでROPPONGI 3Kがインタビュースペースに乱入)
ロメロ「オイ、クソヤロウども! 再戦しろ!!いつでもどこでもいいからもう一回やれ! 世界一のタッグチームなんだろ!? やれよ!」


ニック「あぁ!? 俺たちだっていつでもどこでもやってやる! 試合決定だ! マットはケガして20パーセントしか出せなかったのに、お前らは負けたんだぞ!」


ロメロ「何だと!?  1・2・3・ナカスゾ! 1・2・3・シバクゾ!」


ニック「どこでやりたいんだ? どこがいいか言ってみろ!」


ロメロ「サッポロだ!サッポロで再戦だ!」


ニック「サッポロ!? まだ寒いだろ!」


マット「でもいいぞ、サッポロいいじゃねぇか! やってやるよ!」


ニック「もう一回やってまた負けても知らねぇぞ!」


ロメロ「今日はアクシデントで負けただけだ!!見てろよ!」


(※ROPPONGI 3Kは控室へ)
ニック「質問は以上!もう時間だ!最後に1枚だけ写真を撮らせてやるから早く撮れ!!」
(※と、ポーズを取って撮影タイムへ)


◇第2試合◇
▼NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ガントレットマッチ/60分1本
 [挑戦者組]○ザック・セイバーJr 飯塚高史 タイチ(6分5秒 レフェリーストップ) [挑戦者組]マイケル・エルガン ×レイモンド・ロウ ハンソン


[挑戦者組]石井智宏 ○矢野通 バレッタ(0分41秒 横入り式エビ固め)[挑戦者組]ザック・セイバーJr 飯塚高史 ×タイチ


[挑戦者組]石井智宏 ○矢野通 バレッタ(3分29秒 横入り式エビ固め)[挑戦者組]真壁刀義 ジュース・ロビンソン ×田口隆祐


[挑戦者組]石井智宏 矢野通 ○バレッタ(6分48秒 エビ固め)[第14代王者組]バットラック・ファレ ×タマ・トンガ タンガ・ロア
※デュードバスター
☆ファレ&タマ&タンガが初防衛に失敗、石井&矢野&バレッタが第15代王者となる


【バレッタ、矢野の話】
バレッタ「(※マイクを見て)話していいのか? (※マイクを手に取って)真ん中に座らせてくれて、ありがとう。前のツアーではベストフレンドであるチャッキーTと組んでいたのは、みんな知ってる通りだ。だけど今日、また新たな2人のとても素晴らしいフレンドができた。ここにいるヤノサン、イシイサンだ。2人はどう思う?」


矢野「この勝利は、チャッキーTと彼(バレッタ)の愛犬“ボ―”に捧げます!(※と言って拍手する)」


【田口監督の談話】
※サッカーボールを手にインタビュースペースにやって1人来て……。
田口「やっちまいました……やっちまいました。2018サッカーワールドカップ、タグチジャパンは全力で応援します。以上です。何かありますでしょうか?」


–きょうはキャプテンマークを(左上腕部に)巻いての……。
田口「そうですね、キャプテン……コーチですね、コーチ。コーチの“C”です。よろしくお願いします」


–今日はタグチジャパンの5期メンバーでの闘いだったと思うんですけど、監督自ら3カウントを取られてしまう形となりましたが、その点についてはいかがですか?
田口「そうですね。それはもう、誰が悪いというわけじゃなくて、これはチーム全員が……別に僕が悪いというわけじゃなく、チーム全員で闘った結果、こういうことですので、誰を責めるわけでもなく、“ONE FOR ALL、ALL FOR ONE”です。責任も1人の誰かが背負うものではなく、責任はみんなで負うということです。なんで、監督の私が悪いというわけではありません、ハイ」


–(監督)続投ということですか?
田口(※キッパリと)続投です! まだわかりませんけど。このガントレットマッチという試合形式自体に疑問を感じておりますので。ええ……別に、あの、IWGP実行委員会を否定するわけじゃなりません。IWGP実行委員会様あっての我々ですので。ただ、誰が責任を負うというわけじゃありませんが、ジュース選手、真壁選手、タグチジャパンを応援してくれた皆さんに、謝りたいと思います。(※立ち上がり、深々と謝罪の礼をして)大変申し訳ございませんでした!(※しばらく頭を下げたまま。シャッター音が鳴り響く)」


–今日、闘いのテーマの中に“インスタ映え”というのもあったと思うんですが、今日の闘いぶりはインスタ映えしそうですか?
田口「そうですね……インスタ映えする場面があったと思います。ファンの皆様はぜひ、ハッシュタグ・タグチジャパン、カタカナで“タグチジャパン”でお願いします。漢字で“田口”と書く方がいらっしゃいますけど、すべてカタカナで“タグチジャパン”と……。ハッシュタグを付けてツイート、SNSですね、あげていただくとタグチジャパンが広がりましてグッズが売れますので……。ぜひ拡散の方、よろしくお願いします。拡散キボンヌ……よろしくお願いします」


–今年はサッカーでいうとワールドカップがありますけど、タグチジャパンとしてはこの1年、どんな1年にしていきたいですか?
田口「そうですね……まあワールドカップがありますし、冬季オリンピックですか、ありますので、そちらの方もしっかりと応援して、2018年は話題に事……なんですか、話題豊富ですのでね、しっかりいろんなスポーツを応援していきたいと思います。そしてそして2020年、東京オリンピックをサポートしていくという所存でございますが、なにぶん2017年の後半の勢いの落ち方が凄まじかったですので、まずはワールドカップと冬季オリンピック、平昌ですか? のお力をお借りしまして、なんとか2018年もタグチジャパンを続けていければと思います。ありがとうございます」


(※立ち上がり、サッカーボールを手にして)
田口「今朝一番、スポーツ店に行って19,000円で買ってきたボールもご利益はありませでしたが、公式ボールを勝ってきましたので、これからも(サッカーワールドカップを)応援していきたいと思います。ありがとうござました」


◇第3試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/60分1本
○飯伏幸太(15分8秒 片エビ固め)×Codywithブランディ・ローデス
※フェニックススプラッシュ


【飯伏の話】
飯伏「無事、勝ててよかったです」
──試合を振り返ると?
飯伏「僕はタイトルマッチだと、ずっと思ってました。それが、向こうがアメリカでタイトルを落としたということで、それでも変わらず僕は、タイトルマッチと同じ意気込みで挑んだというか。いつも言うんですけど、いつもMAX、どの試合も全力で。今日も全力でやりました」


──死力を尽くした中でのこの勝利は、どんな意味を持ちますでしょうか?
飯伏「いやもう、メチャクチャうれしいですね」


──Cody選手はアメリカンスタイルで、飯伏選手とは全く違ったと思うんですが。
飯伏「最初のスタート時点では、アメリカンスタイルなのかなとすぐに感じましたけど、でも途中からは完全に引き込めたんじゃないかなっていう、こっちのスタイルに。どう思いましたか?」


──久しぶりに帰ってきたこのドームの舞台でしたけども……
飯伏「3年ぶり。3年ぶりに帰ってこれて、本当に……最高ですね」


──最後は封印していたフェニックス・スプラッシュも解禁しましたが。
飯伏「もう、最後の……ファンのために、自分のために、解禁するしかなかったです」


──去年の11月には棚橋選手のインターコンチネンタル王座に挑戦して一つ殻を破り、今日また一つ殻を破ったかと思いますが、この2018年は飯伏選手にとってどんな年にしたいでしょうか?
飯伏「2018年は、何か起きますよ。ここで! 新日本プロレスで、何か起きますよ。何か起こします」


──カミゴェを何度も切り返されましたが。
飯伏「今までそんなに切り返されてこなかった技だったので、研究してたのかなと思いますね。終わってみてですけど、やっぱりWWEスーパースターだなと、感じました。それは試合中に感じましたね。もちろん入場とか含めてですけど、それ以外でも、素晴らしかったです。これは別に勝てたから言うわけじゃなくて、もっとやっていけば、もっと素晴らしい試合ができるんじゃないかなと。もっとやってみたくなりましたね」


──WWEのスーパースターというだけでなく、彼の血筋も素晴らしいものなわけですが、そういう部分でアメリカンプロレスの奥の深さを感じるところはありましたか?
飯伏「そうですね。僕の中にアメリカンプロレスがほとんどないので、もっと体感したいなと、経験したいなと思いました。Cody選手ともそうですけど、他の外国人選手ともやってみたいです」


──Cody選手のことを狂ってると言ってましたが、実際やってみて、狂ってましたか?
飯伏「いやいやいや、狂ってましたよね? 狂ってましたよ。途中で場外に投げられたヤツ、アレは一体何だったのかっていう。アレもやっぱり狂ってたっていう感じでしたね。おかしいですよ」


──3年間待っていたファンから、入場の時点でCody選手を上回る大歓声があったわけですが、改めてファンへの気持ちというのは。
飯伏「ドーム以外では、去年は何度か上がってたんですが、ドームは3年ぶりということで非常に楽しかったし、うれしかったですね。ファンの前に立てて。この3年間の中でも一番ファンが集まってるドームだったと思うので、そこはすごくうれしかったです」


──飯伏選手の希望としては、今年は新日本への参戦数を増やしていきたい?
飯伏「増やすというか、増えると思います」


──今日のファンの歓声を聞いたら、「増えると思います」という言葉は一番ファンに響くんじゃないかなと思いますが。
飯伏「今までファンからもらってきたので、それを返していきたいなと思います」


──今日のダブルメインで、ゆかりのある選手が試合をするわけですが、生でご覧になりますか?
飯伏「生で見ますよ、もちろん。ここ数年見てないので」


◇第4試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]EVIL ○SANADA(14分14秒 体固め)[第78代王者組]ランス・アーチャー ×デイビーボーイ・スミスJr.
※ラウディングボディープレス
☆アーチャー&スミスが2度目の防衛に失敗、EVIL&SANADAが第79代王者となる


【EVILの話】「(※左まぶたを冷やしながらインタビュールームに入ってくる。テーブルの前に立つと、冷やしていた氷のうを投げ捨てて……)どんなにモンスターでも、どんなに強烈な技を持っていようと、すべてはCOLD SKULLとEVILの世界の中だ。このベルトを俺とSANADAが手にし、支配した限りな、シングルのIWGPのベルトと同等の価値まで引き上げてやるよ。それと、もう一つ重要なことだ。俺は常にIWGP及び新日本を支配していく。それだけは何も変わらないからな。よく覚えとけ! This is EVIL。E~Verything is EVIL。すべては…………EVILだ!(※と叫んでベルトを高く掲げる)」


◇第5試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合 敗者髪切り&ノーセコンド・デスマッチ/60分1本
[挑戦者]○後藤洋央紀(18分4秒 エビ固め)[第16代王者]×鈴木みのる
※GTR
☆鈴木が5度目の防衛に失敗 後藤が第17代王者となる


【後藤の話】
──勝利おめでとうございます。今日は自身の髪を懸けての戦いとなりましたが、どんな思いで臨まれましたでしょうか。
後藤「まぁ、たまたま髪になりましたけど、今の俺には髪ぐらいしか懸けるものがなかった。それだけの話で。この髪っていうのは、俺に唯一残されてたもの。まぁでも昨年、柴田から獲ったこのベルト、無事にこの手に戻ってきたことは、ここがまたスタートラインになったのかなと、そういう気分ですかね」


──去年はNEVERのベルトを懸けて、2度にわたり鈴木選手に敗れてしまいましたが、今日の勝利はどんなものになるでしょうか。
後藤「まぁ崖っぷちはね、今に始まったことじゃないんで。今日、たまたま勝った。毎回、懸ける思いは俺的には一緒だったんでね。でも最後、潔く髪を切った、それが格闘家としての、スポーツマンとしての、真の強さだと思うんで、鈴木みのる、今回が一番強かったよ」


──試合後、鈴木選手は自ら用意したイスに座り、自ら手にしたバリカンで自ら髪を切りましたが、その姿をどうご覧になりましたか?
後藤「向こうの意地でしょうね。ただそれだけだと思います」


──今日はノーセコンドマッチということで、一瞬だけ介入しそうになりましたが、結果的には1対1で戦うことになりました。
後藤「初めてですよ、彼とやってこんな清々しい気持ちで終われるのは。本当に、俺の知ってる昔の鈴木みのる、それを今日は見れたような気がします」


──この2018年はどんな年にしたいと思っていますか?
後藤「無差別級っていうこのベルト、その価値観を、より一層高めたいなっていう風には思ってます」


◇第6試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合4WAYマッチ/60分1本
[挑戦者]ウィル・オスプレイ(21分28秒 片エビ固め)[第79代王者]マーティ・スカル
※オスカッター、あと2人は[挑戦者]KUSHIDA [挑戦者]高橋ヒロム
☆スカルが初防衛に失敗、オスプレイが第80代王者となる


【オスプレイの話】「借りは返す。“人間はいつか必ず死ぬ”という言葉があり、それを打ち消すことはできない。その言葉は、これまでの俺とマーティ(スカル)の間を指している。これまでマーティとは何度となく闘って来て、何度となくやられてきた。だけどだ。今夜、俺はマーティ相手に野垂れ死になんてしないと信じて、どんなことをしてでも勝つという思いで、そして必ずやこれまでの借りを返すとの思いで作戦を練ってリングに立った。そしてなによりも、俺は自分のテクニックを信じていた。俺にはこのIWGPジュニアヘビー級のタイトルマッチでは、KUSHIDAもヒロムも必要なかった、見えてなかった。彼らを含めたなかで俺は勝利をもぎ取った。そうして自分自身の強さを証明してみせたんだ。このIWGPジュニアヘビー級では史上初の4WAYマッチで。シングルマッチでもそう簡単には勝てない相手ばかりの中でな。ここにあるのはIWGPジュニアヘビー級での歴史を積み重ねてきた遺産だ。そしてこれはいま、俺のものだ。俺の後ろにはIWGPジュニアヘビー級を彩ってきた大勢の輝かしい遺産が連なってるんだ。そして俺こそが、IWGPジュニアヘビー級のすべての歴史のなかで最高の中の最高のレスラーとなったんだ。世界中のすべてのチャンピオンを見渡してもな。実は今、もう腕の感覚がないぐらい、自分の体にはダメージが刻まれてる。でもこのIWGPジュニアヘビー級のベルトに刻まれている名前と同じように、自分もそこに名を連ねることとなる。これからは俺の時代。このベルトをさらなる遺産にするためのストーリーがここから始まると思う。世界で今、ジュニアヘビー級で闘ってる選手の中で、自分に勝てる、自分とリングの中で対峙できると思ってるヤツがいたら、それは大間違いだ。俺こそが世界最高のジュニアヘビー級、ソレノ、オーサマになった。スカイキングとなったIWGPジュニアヘビー級新チャンピオン、“エアリアル・アサシン”ウィル・オスプレイを覚えておけ」


◇第7試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第16代王者]○棚橋弘至(19分43秒 片エビ固め)[挑戦者]×ジェイ・ホワイト
※ハイフライフロー
☆棚橋が4度目の防衛に成功


【棚橋の話】
──4度目の防衛おめでとうございます。今回、エースとしての強さ、意地を見せる戦いになったかと思いますが、振り返っていかがでしょうか。
棚橋「もっと簡単に勝たないといけない。けどそれができなかった。昨日会見で言った通り、やはりジェイの輝かしい未来は待ってるはず。ただ、それは今じゃないってこと。俺がいるから」


──未知数だったジェイ・ホワイト選手と戦ってみていかがでしたか?
棚橋「まだ粗いね。粗いし若い。ただ、今日の勝ち方じゃあ大きなことは言えない。ただ、久しぶりにドームで勝った。今日はうれしい気持ちで帰れます」


──勝利した時の歓声はどのように聞こえましたか?
棚橋「レスラーでも、そうでなくても、期待っていうものは長く続かないんだと思います。結果を出し続けていかないといけない。2016年、メインイベント。2017年、セミファイナル。そして今日は第7試合。確実に、一つずつ試合順を下げてる。原因は分かってますから。原因は分かってる。体調を万全にして、皆が喜ぶような試合をすれば、自ずと試合順も上がるし、またもう一度俺に風が吹くから」


──今日はヒザの状態はいかがでしたか?
棚橋「(※ひと息ついて)大丈夫です。再発の可能性はいつでもあるよと言われてますし、今日1日だけでもいいからもってくれと、そういう気持ちで試合しました」


──今回4度目の防衛に成功し、また一つインターコンチのベルトの価値が上がったのではないかと思うんですが、いい意味でファンのみなさんは棚橋選手に期待していると思います。2018年をどんな年にしたいと思いますか?
棚橋「映画があるんですよ、2018年公開の。『パパはわるものチャンピオン』っていう。僕の娘が中2になって、息子が小6になって、父親の仕事を理解できる年齢になったので、今日はしっかりと『パパはいいものチャンピオン』っていうところを見せれました。よかったです」


──ファンのみなさんには、この1年、どんな姿を見せていきたいですか?
棚橋「棚橋ファンのみなさんは辛抱強い。そしていつでも応援してくれる、本当にありがたい存在。そしてね、今日はここ何年かで最高の動員。花道のゲートを潜って入ってきて、本当に感動しました」


──どんな光景に見えましたか?
棚橋「皆がプロレスを楽しんでくれることが、一番うれしいです」


──昨年の1月5日にNEVER6人タッグのベルトを獲ってから始まったこの1年でしたが、やっぱり棚橋選手のところにベルトは戻ってますね。
棚橋「いや、すげぇね、冷静な口調で語ってますけど、試合順っていうのはレスラーにとってものすごく大切なものなので、一つでも上の試合で組まれるように、これからやっていきます」


──「真ん中に戻る」というのは、再びメインに戻るということ?
棚橋「そうですね、ニアイコールです。話題の中心になりたい。ぶっちゃけ言うと、チヤホヤされたい(笑)」


──今からクリス・ジェリコ選手の試合が始まりますが、ジェリコ選手からは棚橋選手の名前も出ています。興味は?
棚橋「ケニーVSジェリコ、すごく興味があるので、今から急いで見ます」


──ヒザの状態が悪い中であれだけ飛べたのは?
棚橋「トレーナーの先生のおかげもあるし、治療していただいた方のおかげもあるし……覚悟ですかね」


──どん底時代の棚橋頼みから始まって、今日はこれだけの観客が集まりました。これまでの10数年を振り返ると、どんな思いですか?
棚橋「(※両手で顔を覆って)くやしいーッ! くやしいーッ! 俺がメインの時にはこれだけ呼べなかったんでね。『悔しい』しか言葉がないです。俺も4万人集めたいです」


──またメインに返り咲けば、その夢も叶うのではないかと思いますが。
棚橋「原因は分かってますから。俺自身にありますから」


──やっぱり白い色のベルトでは違和感があったりしますか?
棚橋「(※口に指を当てて)シーッ! アイ・ラブ・インターコンチ(※と、ベルトを抱きしめる) かわいいヤツですよ」


【ジェイの話】※脇腹を押さえ、ゆっくりとインタビュールームにやってきた。テーブルの前まで来ると、手にしていたペットボトルを投げ捨てて席に着く。そしてゆっくりと語りかけるようにコメントを出し始めた.
ジェイ「残念ながら、自分が思っていた通りには事は運ばなかった。それを問題というのか、美しい試合だったというのか、それはわからない。この混沌のなかで闘っているその時の中で自分自身の身を置くと、どういうことが行われているか自分の中でわからない時もある。しかしタナハシ、お前の中で恐れというものはさらに増したのじゃないかな? 80パーセントほどは計画通りにことは運んだ。タナハシ、おまえは自分自身がまだエースであるということを見せられるのかな? 今日は見せられてなかったのかもしれない。でも、以前のように髪をしっかりとセットして戻ってきて、今日はなかなかかわいいルックスだったと思うよ(不敵な笑み)。自分自身は幻の中にいるわけではない。でも今ここにいる自分は、まだベルトも負ければ、リングの中で大きく手を上げることもなく、自分自身の時間を感じることができないままリングを下りてしまった。残念ながらベルトはまだ、お前の下にある。自分はどこにもいかないし、ここに残ってシンニホンをいつか自分のものにしてみせる。それまでタナハシ、お前は体にせいぜい気をつけて、自分がまた再戦する時のことを考えて待っていてほしい。その時にもし、お前の下にベルトがなかったとしても、俺はまた必ずお前にリベンジする。そしてこの新日本プロレスを自分のものにしよう。今は残念ながら『タナ、おめでとう』と言わなければいけない。しかし自分はどんなに道筋から外れようと、自分は必ず戻って来る。明日は『NEW YEAR DASH』。なにが行われるかわからないけど、自分はそこで何か見せたいと思う。そして自分はSWITCH BLADEであり続ける」


 第7試合の棚橋vsジェイのインターコンチネンタル選手権は、右膝の関節炎で欠場していた棚橋にとって復帰戦がタイトルマッチとなり、ぶっつけ本番でジェイを迎え撃った。序盤から棚橋はエアギターを見せるなど余裕の試合運びを見せるが、場外へのプランチャが自爆となった際に右膝から着地するように落ちてしまい、ジェイは右膝を狙い打ちにするも、決定打を与えられないまま試合が進んでしまう。
 棚橋はロープ越しのドラゴンスクリューを連発、場外に落ちたジェイにハイフライアタックを命中させるも、リングに戻った棚橋にジェイが逆水平、ぶっこ抜きジャーマン、場外でエプロンめがけてブレーンバスターと反撃、しかしリングに戻ってコーナーに昇ると、何かを狙ったのだろうが、棚橋に起き上がれないのでコーナーから降りてしまい、コーナーへのハーフラッチ、バックドロップ、デスバレーボムと攻めるが、ジェイが何か焦り始め、再度コーナーからミサイルキックはキャッチした棚橋はグランドドラゴンスクリューで返す。
 棚橋はツイストアンドシャウトからハイフライフロー狙いはジェイが追いかけて雪崩式狙いは棚橋が阻止して雪崩式ツイストアンドシャウトを決め張り手の連打、ジェイはドラゴンスープレックスも棚橋はスリングブレイドを連発、しかしハイフライアタックからのハイフライフローは自爆となってしまう。ジェイは棚橋の腕を固定したままでエルボーを連打、キーウェイクラッシャーからブレイドランナーは棚橋がドラゴンスープレックスで切り返し、最後は棚橋や背中へのハイフライアタック!ハイフライフローで3カウント王座防衛も、結局棚橋の試合で、ジェイは棚橋の存在とドームという大舞台というプレッシャーに飲まれてしまった。


 IWGPジュニアヘビー級4WAY戦は実力が拮抗している4選手による4WAY戦ということで、4選手が決め技も出し、スカルが掟破りのオスカッター出すが決め手にならないなど大混戦となる。
 オスプレイとスカ共闘してKUSHIDAにが合体オスカッター狙いは、ヒロムが阻止してオスプレイにミサイルキック、スカルをエプロンにダイナマイトブラジャーを決めたところでKUSHIDAがヒロムに掟破りに断崖式回転エビ固めを決めるとオスプレイがスワンダイブシューティングスターを発射、オスプレイはヒロムに630°スプラッシュからオスカッター狙いは、ヒロムが阻止してTIME BOMEで3カウント王座奪取かと思われたが、スカルがレフェリーのカウントを阻止、ヒロムを傘で殴打する。しかしオスプレイはスカルにスパニッシュフライからオスカッターで3カウント、王座奪還に成功も、誰が勝ってもおかしくない試合だった


 NEVER選手権、敗者髪切りマッチは試合開始早々に鈴木がコーナー上でのスリーパーで後藤を絞め落とし、あわや秒殺かと思われたが、鈴木は後藤を起こして場外へ放り投げ、殴りつけるようにナックルから鉄柵攻撃と攻め立て、イスで一撃、後藤は意識が朦朧としながらも反撃するが、鈴木は容赦なく殴りつけるようなエルボーを浴びせていく。
 後藤は村正からブルドッキングヘッドロック、鈴木のスリーパー狙いをバックドロップ!後藤はエルボーの連打も鈴木も応戦、牛殺し狙いは鈴木がフロントスリーパーで捕らえ、スリーパーからゴッチ式パイルドライバー狙いは後藤がリバース、スリーパー狙いも牛殺しで阻止、そこで鈴木軍が駆けつけるがヤングライオンが阻止、タイチがイスを持って駆けつけるが、後藤が蹴散らした隙を突いて、鈴木が強襲しドロップキックを放つ。
 鈴木が張り手のラッシュ、後藤の心を折りにかかると、スリーパーから一気に絞めあげ、ゴッチ式パイルドライバーを狙うが、後藤がコーナーに押し込んで串刺しラリアットから強引に雪崩式牛殺しを敢行、GTRを狙うが鈴木がリストロックで捕らえるが、手を放さないまま後藤はエルボーも、鈴木は張り手で応戦、しかし後藤はノーモーション頭突きから裏GTR、GTRで畳みかけて3カウントを奪い王座を奪還、試合後は鈴木軍が髪切りを行わずに鈴木を連れ帰ろうとするが、鈴木はイスを持って戻り、自らの手でバリカンで髪を切った。髪の模様は鈴木にとって魂なだけに、後藤に刈られるぐらいなら自分の手でとうものがあったのかもしれない。


 IWGPタッグ選手権は開始早々KESがEVILにキラーボムを決めて大ダメージを負わせ、ロスインゴを巧みに分断して、得意の連係を封じにかかる。完全にKESペースで試合が進み、KESはEVILにスカイハイラリアット、SANADAにキラーボムを決めるが、SANADAがキックアウトすると、KESはもう一度キラーボムを狙うがEVILがカットに入り、アーチャーにEVILを決めると、スミスにはマジックキラーからS、ANADAがラウディングボディープレスで逆転3カウントとなり、ロスインゴは苦しい試合を制して王座を奪取する。


 飯伏vsCodyは、Codyが早くもアメリカンナイトメアを決め、飯伏は突進するCodyにフランケンシュタイナーで場外に追いやるとブランディもろともプランチャ、飯伏は巻き込んでしまったことで介抱しようとするが、Codyがナックルを浴びせ、ディザスターキックから左肩にエルボースタンプ、リバースフルネルソン、エプロンに飯伏の首だけを出してエルボーを乱打、ブランディがイスを手渡して首筋に殴打するなど首攻めを展開。
 飯伏はバミューダトライアングルで流れを変え、リングに戻ってスワンダイブミサイルキック、ソバットコンポからミドルキック、その場ムーンサルトと反撃。しかしエプロンでの攻防でCodyは断崖式クロスローズを敢行し、掟破りのワンダイブ雪崩式フランケンシュタイナーを決めると、Codyはクロスローズを狙うが、切り返した飯伏が槍投げでコーナーへ突き刺し、張り手合戦も飯伏が競り勝ってシットダウンラストライドからカミゴエを狙うが、Codyがかわしてレインメーカーで応戦、Codyはディザスターキックを狙うが、かわした飯伏はハイキック、ダルマ式ジャーマンからカミゴエ、解禁フェニックススプラッシュと畳みかけて3カウントを奪い勝利を収める。


 NEVER6人タッグ選手権は鈴木軍がエルガン&ウォーマシンの連合軍を降す番狂わせを起こすが、CHAOSは矢野がYTRワールド駆使して鈴木軍、田口JAPANを連破して、王者のBULLET CLUBに辿り着き、BULLET CLUBはバレッタを捕らえるが、バレッタがタマに逆さ押さえ込みからデュードバスターで逆転3カウントを奪い、王座を奪取する。


 IWGPジュニアタッグ選手権試合は王者のROPPONGI3Kが時間差トペコンを発射も、着地の際にYOHが腰を痛め、これを逃さなかったヤングバックスはYOHを狙い撃ちにし、司令塔であるロッキー・ロメロも花道でKOする。ROPPONGI3KもSHOが盛り返してニックを捕らえ、3Kで勝負を狙うが、ニックがスイングDDTで切り返して3Kが破られ、最後も、ヤングバックスはインディーテイカーからニックがシャープシューターでYOHを捕らえてギブアップとなり、ヤングバックスが貫禄の差を見せつけて王座を奪還する。


 ニュージャパンランブルは裕二郎、チーズバーガー、天山、小島が残ったところで最後の一人としてガンと闘いながら現役復帰した垣原が登場、掌打やミドルキックの連打で天コジをOTRで退場させると、最後に残ったチーズバーガーをカッキーカッターで降し垣原優勝、最後はリハビリ中の高山善廣にエールを贈って締めくくられた。
<オカダvs内藤、ケニーvsジェリコはこちら>

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