復帰明けでいきなり選手権…それでもケニーはジュースを振り切ってUS王座を防衛!
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復帰明けでいきなり選手権…それでもケニーはジュースを振り切ってUS王座を防衛!
9月24日 新日本プロレス「DESTRUCTION in KOBE」兵庫・神戸ワールド記念ホール 5482人 満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○天山広吉 川人拓来(5分42秒 アナコンダバイス)×岡倫之 北村克哉
◇第2試合◇
▼20分1本
○真壁刀義 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク 田口隆祐 リコシェ(7分17秒 片エビ固め)飯塚高史 金丸義信 タイチ エル・デスペラード ×TAKAみちのく
※キングコングニードロップ
◇第3試合◇
▼20分1本
後藤洋央紀 ○YOSHI-HASHI(5分41秒 片エビ固め)バットラック・ファレ ×チェーズ・オーエンズ
※カルマ
◇第4試合◇
▼20分1本
○バレッタ(13分21秒 エビ固め)×高橋裕二郎
※デュードバスター
【バレッタの話】「(※インタビュールームに入って来るなり)ちょっと座らせてくれよな(※と言って、フロアに腰を落としてコメントを始める)。まあ、見たとおりだ。これが現実だよ。ユージローはタフなヤツだったよ。あいつは(ヘビー級に転向した)俺を追い払おうとしてきた。だけど、追い払われたのは彼の方だった。これまでジュニア(ヘビー級)でタッグを組んていたロッキー(ロメロ)とは別れてしまったけど、これでヘビー級転向が本気だとわかっただろ? たった今、踏み出したばかりだ。今日が第一夜だ。(※ロメロに対して)また、どこかで会おう。ちょっと(ダメージを受けた)頭を冷やしてくるよ」
◇第5試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合 3WAYトルネードマッチ/60分1本
[挑戦者組]○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(13分34秒 エビ固め)[第77代王者組]ハンソン ×レイモンド・ロウ
※キラーボム、もう1チームは[挑戦者組]タマ・トンガ タンガ・ロア
☆ハンソン&ロウが4度目の防衛に失敗、アーチャー&スミスJr.が第78代王者組となる
【アーチャー、スミスの話】
アーチャー「(※ベルトを掲げて)やったぜ、やったぜ、やったぜ。やっと取り戻した。これで3度目のIWGPタッグチャンピオンだ。オレたちはこの戦争を、そしてオレたちがニュージャパンを、オレたちがタッグ部門を取り仕切る実権を手に入れた。すべて、皆殺しだ」
スミス「これが事実だ。K.E.Sに汗をかかせたのは大したものだ。さらに流血までさせられたしな。だけど、どんなに俺たちを痛めつけようとも、結果は同じだ。日々の努力の賜物が、この宝(ベルト)を呼び寄せたんだ。流血しても関係ない。デイビーボーイ・スミス・ジュニアはウォーマシンに、そしてGODにも告げておく。俺たちK.E.Sともう1度闘いたいというなら受けて立つ。だけど、それは自ら死ににいくようなもんだぞ。キラーボムの餌食になりにいくようなものだ。K.E.Sは生まれ変わった。より凶暴にな。ひとつだけ真実を教えてやろう。ウォーマシンであろうとGODであろうと、誰もオレたちからこのベルトを奪うことはできない。オレたちはこのタイトルを再び手放すことはない。すべてを叩き潰す」
【ハンソン、ロウの話】
ロウ「もう1回だ、もう1回。もう1回タイトルを懸けて闘わせろ。こんなんで納得いくか。次こそは、KESを爆死させてやる」
ハンソン「タイトルがK.E.Sの手に戻ったという……」
タマ「(※ウォーマシンがコメントしているところに割り込んできて)ヘイ、お前ら、黙れ」
(※ウォーマシンはGODに構わずしゃべり続け、次第に4選手がそれぞれ勝手にわめきだして収集つかず)あんなレフェリーじゃ、やってられるか。次はイリミネーションルールだ。」
ロウ「最後までの残った者が勝利の方がわかりやすいだろ」
ハンソン「望むところだ。それでもう1回、タイトルマッチだ」
ロウ「次は俺たちがK.E.SもGODも文句がつけられないぐらい叩き潰してやる」
タマ「オオ、もう1回だ、もう1回」
ハンソン「よし、イリミネーションでのトルネードルールだ」
ロウ&ハンソン「ウォー!」
◇第6試合◇
▼30分1本
棚橋弘至 ○マイケル・エルガン(12分1秒 エビ固め)飯伏幸太 ×デビット・フィンレー
※エルガンボム
◇第7試合◇
▼30分1本
○石井智宏 矢野通 ロッキー・ロメロ(11分56秒 片エビ固め)内藤哲也 SANADA ×BUSHI
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第8試合◇
▼30分1本
オカダ・カズチカ ○ウィル・オスプレイ(12分39秒 片エビ固め)EVIL ×高橋ヒロム
※オスカッター
(試合終了後)
オカダ「オイ、EVIL! 超人の倒しかた、知ってるらしいな? 寝言は寝て言え、コノヤロー。10月9日、両国でな、IWGPの勝ちかた、しっかりオマエに教えてやるからな。覚悟しとけ、コノヤロー!」
【オカダの話】「(※インタビュールームに入って来るなり、集まっている報道陣を見て)すごいマスコミの数だな。300人集まってる。さすが俺とEVILの前哨戦だな。ま、しっかりここにいるマスコミの皆さんは、俺の首が万全だということを書いといてください。別に首がダメだから勝てないわけじゃないし、そんなの関係なくしっかりEVIL、お前に教えてやるぞ。首が痛かろうが痛くなかろうが関係ない。IWGPの闘い、勝ち方、お前がわからない勝ち方知ってるのはオレだけだ。お前はしっかり負け方を学んどけ、コノヤロー」
【オスプレイの話】「これから話すことを、ちゃんと通訳して伝えてくれ。オレは、ほかの誰にもできない役割を担ってる。そのためにオレは、このジュニアヘビー級で闘っている。そして勝利することによって、次の段階に進んでいく。体には負担がかかるから、無理をしない方がいいって言われるけどね。でも、そんなこと気にしてたら、こんな仕事はやってられない。さあ、次はリョーゴクだ。そこでの目的はひとつだけだ。イブシともう1度闘うために逃れられない舞台であり、そこに戻って来る。そして勝利を母国に届ける。オカダもタイトルマッチで勝利し、CHAOSが揃って勝利の凱歌を挙げる。だからニュージャパンのファンに向かって発表してくれ。次へのステップに行く証明する舞台としてのタイトルマッチを。俺はまだまだ進化して、ジュニアヘビー級を変えていく。その男が何をするのか、目を離さないでくれ。KUSHIDAよ、最高の状態で来い。俺も最高の状態で待っている」
◇第9試合◇
▼IWGP USヘビー級選手権試合/60分1本
[初代王者]○ケニー・オメガ(32分55秒 片エビ固め)[挑戦者]×ジュース・ロビンソン
※雪崩式片翼の天使
☆ケニーが初防衛に成功。
(試合終了後)
ケニー「フハハハハ! “ザ・クリーナー”が帰って来た。ケガをしようとしなくとも、手術しようとしなくとも、そんなの関係ない。ジュース、お前はこのキツい挑戦を乗り切るために、信じられないほどの努力をしてきただろう。それだけの姿勢で臨んでくれたことには、『ヨクガンバッタナ。ありがとう』と言っておくよ。ただ、お前はミスを犯してしまった。それはお前が相手をしたこの俺が“ベスト・イン・ザ・ワールド”だったことだ。さて、俺は挑戦を退けたんで、シンカンセンに乗って自宅に戻るとするか。楽しませてもらったよ。手術したことで、いい勝負になったしな。じゃあ、GOOD BYE&GOOD NIGHT! BANG!」
【試合後のケニー】
ケニー「(※テーブルに乾杯用の缶ビールが用意されているのを見て)スポンサーの関係で仕方ないんだろうけど、俺のコークZEROはどこに用意されてるのかな? まあ、いいか。次はちゃんと用意できるよう、スポンサーをつけておいてくれ。今夜のことに関しても、俺が考えた相手じゃない。『残念だったな』なんて言わないよ。俺が挑戦するわけじゃないし、たまたまジュース・ロビンソンを見つけてきただけで。誰を探してこようが、そんなの俺の知ったことじゃない。来たヤツをやっつけて送り返すだけ……」
(※ここでYOSHI-HASHIが割り込んで来る)
YOSHI-HASHI「ヘイ、ケニー……」
ケニー「ン? ヨン・ヨン・ハチ・ヨン(4484)か? 何の用だ?」
YOSHI-HASHI「俺はな……」
ケニー「ニホンゴワカルカラ……」
YOSHI-HASHI「俺は去年、広島、タイトルマッチ……」
ケニー「覚えてるよ」
YOSHI-HASHI「俺は負けた」
ケニー「マケタンダロ」
YOSHI-HASHI「オイ、ケニー。俺のハートは砕けたか?」
ケニー「お前にハートなんてあったのか?」
YOSHI-HASHI「まったく砕けてないだろ。(※USヘビー級のベルトを指して)オイ、このベルト、ケニー……」
ケニー「このベルトに挑戦したいってのか? OK。俺が決めることじゃない。お前はCHAOSだよな。CHAOSボーイだ。どうしようもないCHAOSの1人だ。それで間違いないよな、YOSHI-HASHI? 俺が決めていいのか? お前は挑戦したいって言ってるんだろ? まあ、今の俺には決まってることもないから、お前がそんなにこのベルトを狙ってるんなら、リョーゴクでもいいし、そのあとのROHの大会でもいい、俺はどこでも構わない。トーキョードームでもいいぞ。どこであっても、俺は気にしない。決めてくれればいい。もう用は済んだか? だったら、さっさと消えてくれ。そして練習でもしてろ。エアパートナーをしてにしてな。(※ベルトに触れようとしたYOSHI-HASHIに向かって)オイ、オイ、オイ、さっさと出ていけ。(※缶ビールをテーブルの上を滑らせて渡すと)ほら、ビールでもやるから(※缶ビールを受け取ったYOHSI-HASHIは栓を開けて、乾杯するようにベルトに当てる)YOSHI-HASHI、お前が次(の挑戦者)だ。しっかりハードな練習を積んで来いよ。もっと良くなって来てくれないとな。俺に魂を見せてくれ。じゃないと、このベルトは獲れないぞ」
YOSHI-HASHI「(※立ち上がったオメガに対し)ネクスト、アイム・チャレンジャー(※と言って、指でピストルサインを作り、オメガのこめかみに当てる)」
ケニー「(※YOSHI-HASHIのピストルサインを払いのけて、逆にピストルサインを作ると、YOHSI-HASHIの眉間に付きつけ)さっさと出て行け。しっかり練習しろよ。挑戦したいのか? OK。これで俺の次の予定が立ったな。敵が見つかったよ。YOSHI-HASHIがこのベルトに挑戦したいんだって? わかったよ。こんな手術をした後でも、俺は2週間、ハードな練習をしてきた。お前は一般会員が練習するエクササイズ程度がお似合いだけどな。というわけで、グッバイ&グッナイト、Bang!」
新日本神戸でのビックマッチのメインはケニーのUS王座にジュースが挑戦、ジュースは8・5大阪でのG1公式戦では余裕の試合運びをするケニーが片翼の天使を狙ったところで、ジュースが回転エビ固めで丸め込んで逆転勝ちを収めている。だが一方でジュースの勝利はまぐれとの声もあることから、ジュースにとってはその声を払拭することが出来るか、一方のケニーは開幕戦の名古屋大会に出場後に左膝を負傷、半月板損傷の手術を受け、決戦当日の神戸大会から復帰、ほとんどぶっつけ本番に近い形で選手権に臨んだ。
序盤はジュースが左膝攻めをフェイントにしてグラウンドでリードを奪うなど揺さぶりをかけるが、ケニーの串刺し攻撃もスピードがなく、膝を押さえる仕草をすることから、左膝への不安は拭えていなかったのではと思われたが、リングに戻ると膝を気にしながらのコタロークラッシャー、ブラッシングエルボーとスピード感溢れる技を繰り出し、ケニーの行動は三味線かと思われていたが、時間が経過すると場外のジュースにノータッチトペコンを決めた際に左膝を気にしだす。これで勝負を出たのか、ケニーはジュースの背中にミサイルキック、蒼い衝動式牛殺しを決めるが、Vトリガー狙いは、ジュースがスピンキック、ジャックハマーで応戦、ジュースのパルプフリクションを阻止したケニーは後頭部へのVトリガーからリバースフランケン、Vトリガー、片翼の天使はジュースが回転エビ固め、キックアウトしたケニーはVトリガーから片翼の天使で勝負あったかに見えたが、背後に着地したジュースが左膝裏へのバックタックルを敢行、ケニーは左膝を押さえてしまう。
これを逃さなかったジュースは左膝へのエルボードロップ、逆片エビ、左膝へめがけて鉄柱攻撃、鉄柱を使っての足四の字固めと左膝攻めを展開、ケニーはプランチャで流れを変えようとするが自爆、ジュースは頭突きからトップロープめがけて左膝を叩きつけ、左膝めがけてダイビングヘッドバットを投下、これでケニーの動きを止め、エプロンのケニーがロープを跨いだところでジュースがキャノンボールを浴びせるが、エプロンでの攻防でケニーが断崖式ブレーンバスターを敢行、ジュースに大ダメージを与える。
ケニーが高速ドラゴンスープレックスだけでなくVトリガーも連発、ジュースが非情に出るならケニーも非情に打って出る、しかしケニーのコタロークラッシャー狙いは、ジュースが高角度どどんで叩きつけるが、パルプフリクション狙いはケニーがペレキックで阻止してから後頭部にVトリガー、垂直落下式リバースタイガードライバーで突き刺す。
ジュースは腕攻撃からラリアット、ケニーのVトリガーをナックルで迎撃し、ジュースがパルプフリクション狙いはリバースされるも、ジュースはタイガースープレックスからナックルを連発、垂直落下式パルプフリクションで突き刺すが、ケニーは必死でキックアウト、ジュースはならばと雪崩式パルプフリクションを狙うが、下へ潜ったケニーが雪崩式片翼の天使を決め3カウントを奪い、王座を防衛した。
気がつけば試合時間は32分、ケニーの左膝の負傷もあってジュースも今までにない引き出しまで開いて見せたせいもあって激戦、最後の雪崩式パルプフリクション狙いは欲をかいたか、しかしジュースも負けはしたがメインの大役は無事果たせたのも事実であり、この経験は今後にも必ず繋がってくる。ケニーの最後の雪崩式片翼の天使も危険な技だが、膝に不安のあるケニーにとってはマット上で崩れる可能性もある、だからロープの反動を利用すれば膝の負担はある程度軽減される。ケニーにとっても苦し紛れでもあった。
ケニーの次期挑戦者にYOSHI-HASHIが名乗り、YOSHI-HASHIの挑戦は賛否があるが、ジュースとの激戦を制したケニーがどこまでYOSHI-HASHIのよさを引き出し、またYOSHI-HASHI自身も自分の限界を超えることが出来るか?
IWGPタッグ選手権3WAY戦は今回はノーDQによる3チーム同時に戦うトルネード戦で行われた。中盤にアーチャーが花道上でGODのゲリラ・フォー・エアーを喰らってKOされると、ウォーマシンもスミスをテーブル貫通人間重爆攻撃でKOされ、破片で全身傷だらけになる。
これでGODが残ったウォーマシンに攻勢に出て、タマはロウに久々のジミースヌーカーばりのスーパーフライを投下してから、ゲリラフォーエアーを狙うが、ハンソンがカットに入り、逆にウォーマシンがロアにフォールアウトを決めて勝負あったかに見えたが、蘇生したKESがレフェリーを場外に引きずりこんで間一髪カウントを阻止、これで流れを変えたKESはGODも排除した後でロウを捕らえ、キラーボムで3カウントを奪い王座を奪取、だが試合後のバックステージで敗戦に納得がいかないウォーマシン、GODの両チームが再戦を要求する。
バレッタvs裕二郎の遺恨マッチは裕二郎が奇襲から試合の主導権を握り、ヘビー級の厳しさを叩き込むかのようにバレッタの攻めをことごとく寸断、バレッタの起死回生のプランチャもステッキで迎撃し、花道にバレッタを連行した裕二郎はフィッシャーマンズバスターを決める。
リングに戻った裕二郎は久しぶりにマイアミシャイン、東京ピンプスを決め、ピンプジュースを狙うが、逃れたバレッタはシングルレッグロールクラッチ、パイルドライバー、チョップ合戦は裕二郎はエルボーで競り勝つも、バレッタはハーフネルソンスープレックスからジャンピングニー、ディードバスターで3カウントで勝利、裕二郎も敗れたが番人的な役目を立派に果たした試合だった。
セミでは終盤にオスプレイがヒロムにオスカッターを狙うも、EVILがカットに入ってEVILを狙う。しかしオカダがカットに入ってEVILにレインメーカーを浴びせてKOすると、最後はオスプレイがオスカッターでヒロムを仕留め勝利、試合後もオカダがEVILを挑発した。シリーズ中はイス盛りの上でのダークネスフォールズを喰らい、再び首を痛めるだけでなく、してやられることの多かったオカダだったが、ようやく一矢報いることでエンジンがかかってきたようだ。
【神戸大会終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。次回大会は「NEW JAPAN ROAD ~がんばろう!UONUMA 2017~」10月7日(土)新潟・魚沼市堀之内体育館にて15時試合開始!ご来場をお待ちしております。 #njpw #njdest pic.twitter.com/goqaQzANRA
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2017年9月24日
A Champions smile! https://t.co/7zdotg9IXI
— Lance Hoyt/Archer (@LanceHoyt) 2017年9月24日
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— Davey Boy Smith Jr. (@DBSmithjr) 2017年9月24日
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