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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

宝城が後楽園ラストマッチを防衛で飾れず、イオはトニーと30分フルタイムで薄氷防衛!

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宝城が後楽園ラストマッチを防衛で飾れず、イオはトニーと30分フルタイムで薄氷防衛!

5月14日 スターダム「STARDOM Gold May 2017」後楽園ホール 968人


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○AZM(5分37秒 ジャパニーズ・レッグロールクラッチ)×羽南


◇第2試合◇
▼20分1本
ヘッサ 小波 ○美邑弘海(7分14秒 エンドレスワルツ)米山香織 ×刀羅ナツコ ルアカ


◇第3試合◇
▼スターダム3WAYバトル/15分1本
○HZK(9分35秒 片エビ固め)×レベル
※アトミック・ボムズアウェー もう一人は木村花


◇第4試合◇
▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合/30分1本
[第11代王者組]松本浩代 ○ジャングル叫女(12分32秒 エビ固め)[挑戦者組]ジェシカ・ハヴォック ×テッサ・プランチャード
※ハンマースロー式パワーボム
☆松本&叫女が2度目の防衛に成功


◇第5試合◇
▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合/30分1本
[挑戦者]○岩谷麻優(19分44秒 ドラゴンスープレックスホールド)[第8代王者]×宝城カイリ
☆宝城が9度目の防衛に失敗、岩谷が第9代王者となる


(試合終了後)
岩谷「みなさんやりましたー。ありがとー! ありがとうございます。あー疲れたね。宝ちゃん疲れたね。ベルト、ベルト、ベルト無くした感想を一言どうぞ」


宝城「なんて日だ!」


岩谷「まあとりあえず、このリングは岩谷麻優がいれば大丈夫ってことで、これから証明していきたいと思うんでね、これからね。だから日本の話題もいっぱい届けられるように、宝ちゃんの耳に届かせてSTARDOMのリング、面白そうだなって思われるといいよね。(ファンからいつでも帰ってこい、の声)だって。楽しかったね。はい(とマイクを渡す)」


宝城「麻優さん!『なったらいいよね』じゃなくて、約束してください。麻優さんがSTARDOMの真のアイコンになる、と。強さにおいてもすべてにおいて(と小指を差し出すも)」


岩谷「なんか偽物のアイコンみたいな言い方しやがって。まあいいよ。お互い団体を背負えるくらいの覚悟で楽しくケガなく、精一杯、人生楽しもう!」


(そして最後は熱い抱擁。宝城は四方に礼をしてリングを降りた。)


【岩谷の話】「もっとバチバチな試合になるかなと思ったんですけど、やってる最中はすごく楽しくて。いや、楽しかったなという感じですね。エルボー、本当に痛いしチョップも痛いし、何もかも全力で超痛かったんですけど、痛さの中にも宝ちゃんの魂を感じられたというか、そういうのがうれしくて。あまりきょうが最後のシングルになるという実感はないですね。とりあえず楽しかったです。
(フィニッシュは久しぶりの二段式ドラゴンだったが?)本当に久しぶりですね。タイトルマッチ自体も久しぶりだったので。やっぱりタイトルマッチは面白いですね。やりがいがあるというか。第9代目のチャンピオンとして、このベルトとともに成長していきたいと思います。頑張ります。スターダムの真のアイコンに、ちゃんとアイコンとして胸を張れるように、成長していきたいと思います」


◇第6試合◇
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合/30分1本
[第7代王者]△紫雷イオ(30分時間切れ引き分け)[挑戦者]△トニー・ストーム
☆イオが14度目の防衛に成功


(試合終了後)
トニー「アナタは最強(イオと拳をかわす。)」


(そこに岩谷がリングイン。)


岩谷「イオさん、30分ドロー。防衛一応、おめでとうございます。自分今日、白いベルト取りました。赤と白、同時に巻いた人は今、いないんですよ。だから、イオさんに挑戦するのは3回目。通算5回目の挑戦。赤いベルト、自分と試合してください」


イオ「おい麻優。暢気に数かぞえてる場合かよ。今見てただろ。14度目、ドローかもしれないけど防衛成功したんだよ。その意味わかるか? 世界中の猛者が14人束になってかかっても14人誰一人、私のことを倒してないんだよ。3度目か5度目か知らないけど、お前覚醒するの遅すぎだよ。まだまだ15度目の防衛の餌食になってもらいます。紫雷イオはまだ倒させねーよ」


岩谷「赤いベルト必ず取ります。よろしくお願いします」


イオ「誰が何と言おうと、前人未踏の14度目の防衛成功だよ。これで文句ねーだろ! 守ればいいんだよ、守れば。あと一人、この後楽園ホールにお別れ言わないといけない人がいるんじゃないのかな? 私もボロボロですわ。かわりに明るく終わらせてやってくださいよ」


(ファンの拍手とカイリコールのなか、宝城が現れる。)


宝城「イオさん、30分、お疲れ様でした。いやでもやっぱりイオさん最強っすね。(ファンに一礼したあと)えー……、リングの上からみなさんの顔がよく見えます。リングの上って一人一人ファンのみなさんの顔がよく見えます。今まで5年3カ月、このSTARDOMのリングで最初はプロテストさえ一人だけ合格できない状況から始まり、みんなから一番にやめるだろうとずっと思われていたと思います。自分自身もずっと自分に自信が持てなくて正直、プロレス向いてないんじゃないかとか、やめたほうがいいんじゃないかなと思ったときもなくはありませんでした。でも、そんなときに自分を……励ましてくださったのは家族、関係の皆様、先輩・後輩・同期、練習をみてくださったミッドブレスの水戸川さん。そしていつも背中を押してくださった、どんなときも負けても、背中を押してくださったファンのみなさんのおかげで、今私はこうしてリングに立つ事ができ続けたんだと思います。でもね、私さよならを言いません。また会えるから、絶対。絶対にまた会いましょう。あれ、イオさんは? イオさーん、一緒に最後、締めましょう。麻優さーん、叫女、弘海、ナツコ。いるじゃん、なんで隠れるの、テッサ! カモーンエブリワン。どうか後輩たちもすくすく育って一人前になって、安心して頼んだよ。みなさん上がって下さい、イオさーん。帰っちゃった? それではみなさん、ご起立いただけますか。みなさんとこうして出会えたこと心の底から幸せに思います。一期一会を大切に、一度きりの人生、みなさん辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、たくさんあると思いますが、前を向いて一歩一歩進んでいきましょう。それではみなさん笑顔で、締めて一緒に言ってくれますか。じゃあみんなで一緒に最初から最後までしめましょうか。皆さん心を一つにしてくれますか。これからもSTARDOMを愛してくれますか。これからもスターダムをどうかどうかよろしくお願いします。今を信じて、明日に輝け、We Are STARDOM!」


【イオの話】「30分…長かったですね。30分ドロー。防衛は防衛ですよね。う~ん、記録は伸ばしつつも、その代償が今回は大きかったかなという気がします。(終盤、意識はあった?)意識はありました。意識はあったんですけど、ちょっと感覚がない、力が入らないというか。でも、いま歩けるまで戻ってきてるんで。時間経てば大丈夫だと思います。こうしてベルト守ったし。すでに次の挑戦者がもう名乗りをあげてきたんで。やるしかないって感じですね。
(厳しい試合を闘い抜いた原動力は?)う~ん、赤いベルトにかける覚悟、女子プロレス界のトップを背負ってる自覚、常々言ってますけど、私はプロレスに人生捧げてますし。すべて懸けてますから。足が折れようと、腕がもげようと、感覚がなくなろうと、ベルトは守り抜きました。ホントは倒したかったですけどね、さすがに厳しかったです。
(次の挑戦者として岩谷が名乗り出たが?)今日白いベルト取ったっていっても、一度も赤いベルト巻いてないでしょ。岩谷麻優、何回も防衛してるって自慢みたいに言ってましたけど、まったく自慢になってないですからね。わかる? 私の14度の防衛は自慢ですけど、挑戦5度って何言ってんのって(苦笑)。私はこれだけかけてますから。どんなヤツにも倒されない自信があります。ただ、このダメ―ジに関しては否めないかなって。
(宝城の離脱に関しては?)彼女には彼女の人生がありますし、私には私の人生があって。ほかの子たちにもそれぞれの人生があるなかで、私はいまこうして赤いベルトを守ってる。その使命を全うしたいっていう思いでいて。彼女は彼女の考えとタイミングと出会いがあったので。まぁ仲間として寂しい気持ちもゼロじゃないですけど。戦友ですから。みんなのしあわせをただただ願いだけですね。まぁ抜けた穴は誰かが埋めますよ。それが私なのか今日みたいに岩谷なのか、ほかの誰なのかわからないですけど、そこをふくめて、スターダムファンの皆さんには楽しんでもらえればいいなと願ってます。ちょっと重い空気になってますけど、私、防衛したんで。祝ってくださいよ。全然祝ってくれない。大丈夫です、紫雷イオはどうにかするんで。ありがとうございました」


【宝城の話】「あらためまして、本日9度目の防衛戦で白いベルトを懸けて岩谷麻優選手と2年ぶりのシングルマッチが実現されたのですが、結果からして防衛に失敗してしまい、8度でこれまでずっとデビュー前から追い続けて、6度目の正直で死に物ぐるいでつかんだ白いベルトときょうこうしてお別れの日を迎えてしまいました。いま思い返すと、自分のスターダムでの歩みは白いベルトとともにあったんじゃないかなと感じます。実は2年前に白いベルトよりも赤いベルトを巻いて。本当に団体がピンチな状況で人数もすごく少なくなり、心身ともに厳しい状況だったんですけど、そのとき一番そばにいて支え合ってきたのがイオさん、麻優さんの2人でした。白いベルト、離れてしまって本当に悔しいし、寂しいし、まだ自分の手元から離れてしまった実感はないんですけど、麻優さんのもとにきっと白いベルトがいこうと、これもさだめなんじゃないかと思います。麻優さんにはスターダムのアイコンとして1期生として、これからいろいろ大変なこともいっぱい、プロレスラーって痛いし、闘いだし、常に比べられて、闘いの中で女同士が集団でやっていくってことは、人間関係もそうですし、悩むことが本当に多いと思います。でも、私が5年間で一番知ったことは、これは闘いなんですけど、一番の闘っている相手って自分だということですね。自分との闘いを制したものが上にあがり、活躍できるということを、この5年間、自分の体験でも感じましたし、周りの選手を見ていても、メインイベントに立つ選手はそういったいろんなプレッシャーと自分の弱さと向き合っていける選手だと思います。スターダムの選手たちはすごく、後輩たちも、これを乗り越えていける素質はあると思うし、すべてを私はスターダムを去ると決まった日から後輩たちにも伝えていけたと思うので。これから私が後輩にバトンタッチというか、特にメンタルの面で後輩たちにできる限りのことを自分なりに考えてやったつもりです。
正直、まだ最後という実感がなく、この場所、あのリング、オレンジのイス、バルコニーにある横断幕、スポットライト、後楽園ホールってプロレスの聖地、全然違うんですよね。自分ってやっぱりプロレスラーなんだって、生きてるって実感できる一番の場所が後楽園ホールでした。まだ最後ではないので、サヨナラではないので、また絶対、ファンの皆さんとも仲間たちとも会えると信じているので、一度きりの人生エンジョイしたいし、みんなにもしてほしいと思います。楽しかった。やっぱりプロレスは楽しいですね。全然、私もまだまだ発展途上なので。たかが5年のキャリアなので。もっとプロレスの謎を知りたいというか、私、本当に好奇心旺盛なので。まだまだプロレスは深いし、その奥深くにすべてつっこんでみたいですね。もっともっと大きくなって帰ってきます。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします」


 スターダム後楽園大会のセミで退団を表明したばかりの宝城が自身の保持するワンダー王座をかけて岩谷の挑戦を受け、試合前には宝城の元パートナーだった翔月なつみさんが駆けつけ、宝城を激励した。
 序盤は手四つの力比べから先手を狙う宝城が岩谷をロープへ振るも、岩谷はランニングエルボースマッシュで返し、場外へ逃れた宝城にプランチャを狙うが、身を隠した宝城が背後から強襲、逆に岩谷を場外へ追いやって三角飛びプランチャを命中させ、更に南側客席へと岩谷を連行して、入場ゲートからのエルボーアタックを炸裂させる。
 先手を奪った宝城はマシンガンチョップ、磔式ドロップキック、ダイビングエルボーアタックと攻勢をかけてから、卍固めで捕獲しローリングクレイドルで回転、踵落としからイカリを狙うが、岩谷が切り返すとスリングブレイドを決め、腕へのフットスタンプなど腕攻めで流れを変え、ドラゴンスープレックス狙いは宝城が堪え、張り手を放つ岩谷に対しバックブローで応戦、張り手が相打ちになって両者ダウンとなる。
 両者はエルボーの打ち合いとなると、宝城のエルボーをかわした岩谷がドトンパを決めてから掟破りのマリンスパイクを敢行、ダイビングフットスタンプと畳みかけ、ドラゴンスープレックスを狙うが、回転エビ固めで切り返した宝城はすかさずスライディングDを炸裂させる。
 勝負に出た宝城はイカリで捕獲し、腰めがけのダイビングエルボードロップを連発するが、もう1発狙いは岩谷が剣山で迎撃、投げ放しジャーマンからダイビングボディープレス、ドラゴンスープレックスと畳みかける。
 宝城もエルボーで返してから突進するも、トラースキックで迎撃した岩谷が二段式ドラゴンスープレックスで3カウントを奪い、宝城の長期政権に終止符を打って新王者となった。
 試合後は防衛記録の更新してからの退団を狙っていた宝城は悔しがるも、新王者となった岩谷にエールを贈り、抱擁を交し合って、四方に礼をして退場していった。


 メインのワールド選手権は両者共オーソドックスな攻防で出方を伺うも、イオが場外へ出たところでトニーがトペを狙うも、イオが迎撃してウラカンラナから顔面ドロップキック、逆にトニーが場外へ出たところでプランチャを炸裂させる。
 先手を奪ったイオは逆片エビ、サッカーボールキック、串刺しダブルニーと攻勢に出るが、再度突進したところでトニーがイオを場外へ追いやると、トペスイシーダを発射、だがリングに戻ろうとするとイオが逆襲してマットを剥がして攻撃を仕掛けるも、自爆してしてしまい、リングに戻ったトニーは失速したイオに串刺しヒップアタックからフィッシャーマンズスープレックスを決めるが、パイルドライバー狙いはイオがクロスフェースで切り返し譲らない。
 イオは619からジャーマンを決めるも、トニーもショルダーバスターで応戦すれば、イオもアッパー、トニーもフロントハイキックから高速パイルドライバーで突き刺すと、イオはたまらず場外へ逃れるが立ち上がれず、レフェリーとドクターがチェックに入る。イオが試合を続行する意志を確認した村山レフェリーが場外カウントを数えるも、イオは立ち上がれず、トニーがカウント19でイオをリングに戻すも、それでも立ち上がれず、村山レフェリーはダウンカウントを数えるも。イオはカウント9で立ち上がる。
 トニーは大ダメージを負ったイオにショルダーバスターからコーナーへ昇るも、起き上がったイオは雪崩式フランケンシュタイナーを決め、うつ伏せとなったトニーにムーンサルトプレスを投下もイオもダメージでカバーできない。
 イオはテキサスクローバーホールドで捕獲し、ダブルアームフェースバスターからムーンサルトプレスを投下するが、トニーは足を立てて迎撃し投げ放しジャーマンからギロチンドロップを投下すると、リバーステキサスクローバーで捕獲するが、タイムアップとなりイオが引き分けで王座を死守した。
 試合後にはイオとトニーがエールを交し合うも、ワンダー王座を奪取したばかりの岩谷が挑戦を迫り、イオの呼びかけで宝城が再登場すると、選手やファンに別れの言葉を述べて大会を締めくくった。


 一部では今大会で宝城のラストマッチと言われたが、ラストマッチは未定ながら6月頃になる模様、今大会は長期にわたって守り抜いてきたワンダー王座を岩谷に託すことが出来るかどうかのテストみたいなものだったのかもしれない。
 メインはイオが長時間にわたってダウンするという事態となるも、イオに続行する意志があったため試合は続行、レフェリーも試合を続行させるか、ストップさせるかで見極めが大変だったと思う。だがダメージが尾を引いてしまい終盤には追い詰められるが、30分の試合時間に助けられての防衛だったものの、試合時間が60分だったらと思うと今回ばかりは薄氷の防衛でもあった。


 第4試合のゴッテス選手権は叫女が捕まり、終盤まで窮地に立つが松本が好フォローすると。最後は王者組がサンドウィッチラリアットから叫女がハンマースロー式パワーボムをテッサに決めて3カウントを奪い王座を防衛した。

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