王道トーナメントを制覇した秋山準が仕掛けるとき
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
王道トーナメントを制覇した秋山準が仕掛けるとき
9月26日 全日本プロレス「第3回王道トーナメント~2015オープン選手権~」後楽園ホール 1137人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○渕正信 中島洋平(7分5秒 首固め)野村直矢 ×青柳優馬
◇第2試合◇
▼第3回王道トーナメント~2015オープン選手権~準決勝/無制限1本
○曙(6分42秒 体固め)×石川修司
※ヨコヅナファイナルインパクト
【石川の話】「曙、横綱の壁でかいわ。クソ! もっといけると思った。でもあの巨体をコントロールしきれなかった。チャンスと思ったのに体、胴回りとか重さとか、破壊力もそう。自分の中で想定してたよりも上だった。でも自分が思ってる、思いっきり受けて思いっきり正面から倒す。このスタイルだと横綱は最強だと思う。でもまだまだ俺は伸びしろがあるから。明日からでもトレーニングして、もう一回やる。もう一回、横綱の首を狙う。もう一回呼んでくれ。今度こそ横綱の首を獲ります」
◇第3試合◇
▼第3回王道トーナメント~2015オープン選手権~準決勝/無制限1本
○秋山準(12分42秒 片エビ固め)×火野裕士
※リストクラッチ式エクスプロイダー
【火野の話】「(全日本に確かな爪跡を残したと思うが?)そうかな。爪跡というか、火野裕士が印象に残ったら、それでええかな。もちろん優勝はしたかったけども、ちょっと最後調子に乗りすぎましたね。(1回戦のゼウス戦を見た秋山が『トーナメントでの我慢比べは違う』と否定的な発言をしていたが?)それは秋山選手のプロレスなんでしょう。プロレスラーなんて日本全国に何人でもいますから。どれが正解で、どれが間違っている、そういうのはないんですよね。自分は自分のプロレスはこれだって自信を持ってて。こうやって生きてきたものだから、これが自分なんでね。最後まで秋山選手がニーパットを取って蹴ろうが、それを受けてやろうやないかと。ずっとニーパットを付けてたけど、ニーパットを取らないと勝てないと思ったんだろうから。じゃあ、受けてやろうやと。それで負けちゃったんですけどね。でも、見ているお客さんがそれで面白かったんだったら、ええちゃいますかね。(これからも全日本プロレスでの活躍を期待する声があると思うが?)じゃあ、また上がらせてもらわないといけないですね。(全日本マットの手応えは?)楽しいですよ。ずっとK-DOJOでやっていたりすると、どこの団体にも新鮮味があって、楽しいですよ。まあ、その団体に強い人がいる、面白い選手がいる、そんなの関係なしに、どこの団体でも普段と違うことができるわけやから。普段と違う相手とできるのは楽しいです。その中でも、全日本はレベルの高い団体なんで、それは楽しくて当たり前ですよね。(火野選手の実力が改めて知れ渡ったと思うが?)嬉しい限りですね。次はこれで勝てるといいですね。ただ、勝つだけじゃなくて、同じスタイルで秋山選手のニーパットを取ったヒザ蹴りを耐え抜いて、勝てたら最高じゃないですか。そう思っています。追いかけるのも楽しいですからね」
◇第4試合◇
▼王道トーナメントスペシャル8人タッグマッチ/60分1本
○潮﨑豪 宮原健斗 大森隆男 吉江豊(15分16秒 片エビ固め)諏訪魔 ゼウス ボディガー ×KENSO
※ゴーフラッシャー
【潮崎の話】「(試合後の宮原の行動を控え室のビジョンを見守ると)何かありますか? (宮原の動きについては?)それはあいつの考えがあるならね」
【宮原の話】「おい、全日本。ゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャ…ゴチャゴチャしてんじゃないよ。なんだ、今日の試合。ゴチャゴチャしやがって。ひとつだけ言うけど、俺を見とけって。それだけだ」
【諏訪魔の話】「ダメだ、こんなごちゃ混ぜの。こんな試合組んだって、みんなまとまんねえよ。隣にはなんだ、脂ぎってくるヤツもいるし、どうしようもないな。まあ、負けたヤツの集まりなんでね。みんな腐ってると。ただそれだけだね、感想は。ただね、宮原がわけがわからねえ行動してるだろ。ただ、『アイツも思っていることがあるんじゃねえの?』と思うし。間違いなくアイツも閉塞感を感じているんじゃないか? 俺はそういう風に感じたし。アイツの考えというものが気になるな。ちょっとね、次からアイツが何を考えてるのか、それを調べたい。確かめていきたいね。ひょっとしたら俺と組みてえのかもしれないし、単なるストレス解消であんなことをやっているのか。潮崎に不満があるのか。その理由は知らねえよ。それを確かめて行くと。まあ、地殻変動が起きてんじゃねえのかと。その実感だけは今シリーズで得たなと。(天龍引退興行で藤田とのタッグ対決が決まり、驚いたが?)驚いたのは俺が一番驚いてるよ。まったく俺もこういう展開になるって思ってなかった。この俺が第三のリングまで準備したのに、それでもやっぱ全日本と向こう側の問題もあるし、上手くいかなかったんだ。できなかったことを天龍さんがやった。それはスゲエなと思うし、天龍さんには感謝してる。俺の中でね、俺もやるつもりで向こうに乗り込んだし、そこからもいろいろと動いてたんだ。とにかく期待している人を裏切ってもしょうがないし、それに応えたかったんだけど。もうダメだなと思った時に、最後に最後で天龍さんが準備してくれたっていうのは。あとは俺が暴れるだけだね。リング上に集中していく。プロレス界全体に響き渡るような、これぞプロレスっていうね。プロレスはこうなんだっていう激しい戦いをやってみたいと思います。(凄い試合をすることで天龍の期待に応えたい?)みんなの期待に応えたいよ。ファンのみんなもそうだし、それは天龍さんも物凄い殴り合いが見たいんだろうって感じるしね。俺もどんなもんなのか、味わってみたいし。あのゴリラのような体がどんなヒザを入れてくるのかなとかさ。逆に俺だってチョップやラリアット、ラストライドを。じゃあ、もつのかよって。本当に正面衝突だよね。それをやってみたいな。(2人の対決の機運がさらに高まるだろうが?)それは絡むことすら難しいものなんでね。こういう形でできた時に、この一点しか考えられないような。そこの一瞬にやってきた全てを懸けるよ。これで俺は最後に立ってると。それで証明したいね」
【ゼウスの話】「わけのわからないメンバーだから、やってて楽しないね。まあ、ボディガーも今、組んでて。プロレスというのは倒したいという相手とチームを組んでも、チームという感じがまったくしないから。戦っていても、このチームに勝ってやろうという気持ちが湧かないから。俺が勝とうといっちゃう。このチームで勝ったろうという気持ちがないね。まあ、とりあえず僕がもっともっと。僕がというか、全日本プロレスを日本一の団体にしたろうと思っているから。これからが始まり。メインイベントでそれはそれで興味があるから。(自己主張の競い合いもある?)自己主張をやらなければいけないのがプロレスだから。僕の自分の性格もあるけども、誰にも負けたくないし。けど、僕はあんまり吠えるのが好きじゃないから。吠えるヤツよりよりも強いヤツはおるからね。自分はあんま吠えない。いざという時に思いっきり動くから。その自信があるからできることであって。自分の弱い心を知っているから、強い心を持てるんであって。どんな時でも前を向いて、一歩踏み出せるっていう勇気を持っているから。どんな時でも、むやみに吠えるヤツは負けるから。そんなことをする必要もない。けど、向こうが来たら、僕も対処する。それが男やから」
◇第5試合◇
▼ぼてぢゅうpresents Jr.TAG BATTLE OF GLORY前哨戦スペシャル6人タッグマッチ/60分1本
○鈴木鼓太郎 金丸義信 ウルティモ・ドラゴン(14分3秒 エンドレスワルツ)青木篤志 佐藤光留 ×南野タケシ
◇第6試合◇
▼第3回王道トーナメント~2015オープン選手権~決勝戦/無制限1本
○秋山準(8分46秒 体固め)×曙
※ランニングニー
☆秋山が初優勝
(試合後)
秋山、「皆さん、今日はご来場ありがとうございました。今日で僕の45歳の闘志は終わりました。次は46歳として初めての三冠戦を見せたいと思います。11月1日、必ずもう一度三冠を獲ります。これからも全日本プロレスを応援よろしくお願いします」
【試合後の秋山】
―1回戦で潮崎を破った後に「トーナメントの戦い方がある」と言っていたが、それを体現した勝利となったが?
秋山「テンションが落ちてたら負けだよ。トーナメントは特にテンション。横綱もやっぱり1回戦が終わって不安があるって言ってたけど、本人もいつもと全然違ったし。特に今日みたいに2試合ある時はテンション落とした方が負けだよ。今日はそれだけだよ。俺はテンションも下がらなかったし、モチベーションも全て何も下がらなかった。まあ、下げれないというのが正しいですけど」
――1回戦が終わった時に社長命令でもう1回と言っていたが、それに応えた?
秋山「はい。社長の言うことを聞かなかった俺が、自分が社長になって、社長命令で言うことを聞くっていうのもおかしい話ですけどね。まったく何のテンションも下がらずにここまで来たんで、たぶんこのままテンションを下がらすことなく、次のシリーズも三冠もずっと行けるでしょうし。逆に俺のテンションを下がらすヤツも見てみたい。諏訪魔だろうが何だろうが、俺をコテンパンにやっつけるぐらいの、俺がもうダメだと思うぐらいのヤツが来ないと、俺のテンションは下がらないですね」
――ベスト4に石川や火野といった新しい顔が入ってきたが?
秋山「他の所属の選手がそこに今、出てきたんで。負けたことに対してどうするのか。このままこれで終わりなのか。何も声は聞こえてないけども、もしも声が聞こえてきたら、それだけのことは考えてやらないと行けないだろうし。俺はとにかくトップに立ったんで。何も因縁も。因縁と言ったら諏訪魔が派閥がどうのこうのって言っているだけで。こんなまだガッチリとしてないような全日本プロレスで派閥どうのこうの言いやがって。いつでもそれは受けて立つけど、やっぱりリングで昇華しないといけないと思うんで。やるならいつでも来いと。今の俺は去年の俺とは違うぞと」
――実力で発言力を確固たるものにしろと?
秋山「なんだかんだ言って、力でここまで来ないと。もちろん、三冠チャンピオンになるのが選手としては一番発言力も上がると思うので。もうベルトを獲って、諏訪魔がぐうの音も出ないぐらいに思い知らせてやりますよ」
――三冠戦という発言がリング上であったが、これは決定で?
秋山「社長なんで決定です。前から、これが終わったら、12月1日の弘前武道館で三冠というのは言っているんで。そこに僕が行くか、行かないっていうのはわからなかったんですけど、三冠はそこでやると決定しているんで。そこでやろうと思う、というか、やります」
――今の状況だったら三冠が取れるという確信もある?
秋山「まあ、今日のテンションだったら俺の勝ちだろうな。でも、一発勝負なんで。今日は横綱も2回やるのが自分の中でたぶん不安があったと思うけど、俺は2回だろうが、3回だろうが、40分、50分試合をしてたんで。逆に、『お前ら、2回なんかできるのか?』って。他のヤツに背中を見せてやろうと思ってたし。まあ、45歳最後の闘志がよかったんじゃないですか。まだ俺は行けると思うし。46歳で三沢さんが亡くなっているので、俺も今年46歳で、正直ちょっとビビっているところもあったんです。46歳で俺がまた最前線に戻って、もしかしてというのがあったけど、俺は絶対大丈夫だと今日も思ったし。恐怖は自分で払わないと行けないだろうし。まあ、いい試合をして、恐怖を払って、ベルトを必ず獲って、もう一度全日本を盛り上げたいと思います。俺ひとりじゃダメだから。ただ、このオッサンがトップに立ったら、また違う感情も出てくるだろうって。本当は横綱は俺と同い年だから、あそこがトップになった時も、『なんだよ、こいつら』って思わないといけないんだけど。まあ、2回連続でオッサンがなれば、そりゃ考えが遅いレスラーもやっと気づくだろうと。必ず三冠を巻いて、またうるさい秋山準が帰ってくると思います。これからはあまり社長というのは言わないでください。会社にいる時だけ社長で、ここでは秋山準ってことで」
【曙の話】「素直な気持ちは悔しいですよ。やっぱりみんな研究してきますね。ちょっと言葉はまずいんですけど、チャンピオンになるのはなりやすいけど、守るのが大変ですよ。狙われる立場になって。1発目のエクスプロイダーはキレイに潰したんですけど、2発目はあんなに投げ飛ばされたらもう…。真っ白になりますよ。今回は諏訪魔戦をはじめ、首とかだいぶ攻められて。今日もエクスプロイダーで頭から突き刺さったような。石川選手もそんなキレイじゃなかったけどパイルドライバーをやってきて。やっぱ大変ですよ。まあ、よその団体(の選手)を決勝戦に行かさなかったのが一番の救いというか。最低限の三冠チャンピオンの責任として。まあ、また明日から、一からやり直しますよ。(秋山や諏訪魔といったやり返さなければいけない相手ができたが?)正直言うと、いつ出てくるのかってずっと思ってたんですね。今までね、宮原選手とか、潮崎選手と三冠はやっているんですけど、頭の後ろには秋山選手や諏訪魔選手がずっと控えてましたんで。やっと出てきたなと。(受けて立つ?)やるしかないですね。今日やられたから、やり返しますよ」
いよいよ準決勝また決勝を迎えた王道トーナメント、ベスト4には三冠王者の曙、秋山、石川、火野が進出、石川は大森と宮原、火野はゼウスと金丸を降しての堂々の進出となる
まず曙vs石川は、序盤の肉弾戦も曙が優勢、石川が仕掛けるショルダータックルも曙のぶちかましに弾き返されてしまう。石川も自身より体格のある選手との対戦があまりないだけに戸惑う部分もあったと思う。しかし場外でのぶちかましを鉄柵に誤爆させた石川はリングに戻ってバックドロップ、ランニングニーと速攻勝負を狙うが、曙は突進する石川をスクラップバスターで黙らせ、追撃のエルボードロップはかわされると石川は側頭部へのエルボーからスプラッシュマウンテンを狙うも、形が崩れてしまい失敗、だが低空ながら曙の脳天を突き刺す。
そして打撃戦となるが張り手で曙が制すると垂直落下気味のヨ コヅナインパクトからヨコヅナインパクトを狙うもまた失敗、しかしヨコヅナファイナルインパクトで3カウントを奪い曙が勝利も、曙は首に大ダメージを抱えたまま決勝へ進出となる。
秋山vs火野はチョップ合戦は秋山のチョップに対しノーガードで構えると、秋山はラリアットで強襲、しかし火野の強気な姿勢は崩れず正面からチョップを打ち込みパワーで秋山を圧倒、対する秋山は串刺しラリアットを狙う火野にジャンピングニー、ランニングニーと浴びせて猛反撃、フロントネックロックで絞めあげて流れを変えようとする。
しかし秋山の正面から攻めをノーガードで受けきった火野はラリアット、ベリートゥベリー、そしてFucking bomb狙いはリバースされ、秋山はエクスプロイダーで応戦する。
火野は筋肉スプラッシュを投下するもFucking bombや世界一のジャーマンはしっかりブロックした秋山は火野の顎のカウンターでのジャンピングニーを浴びせ、後頭部ニー、ジャーマン、エクスプロイダーと畳み掛けるが、ヒノも火野スープレックスで応戦。
秋山は生膝ニーを何発も浴びせ、火野はノーガードで受けて立つも、秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーを決め3カウント、秋山が決勝に進出となるが力尽きた火野にも惜しむない声援や拍手が贈られる。
決勝の曙vs秋山は3月16日の新潟大会以来のシングル戦で、このときは秋山がべイダーを降したネックアンドアームブリッジでギブアップを奪い勝利を収めている。
試合は序盤から曙がパワーで圧倒、ショルダータックルで正面から狙う秋山を曙はぶちかましで弾き返してからエルボードロップで圧殺、そして曙の張り手で場外まで吹き飛ばされた秋山は場外でのチョークスラムを喰らってしまい大ダメージを負う。
リングに戻った曙はチョークスラムからヨコヅナインパクトを狙うが、抵抗して阻止した秋山はチョークスラム狙いを切り返してフロントネックロックで捕獲、そしてエクスプロイダーを狙うが曙は浴びせ倒して圧殺する。
曙はボディープレス、チョークスラム、エルボードロップと畳み掛けて秋山を追い詰めにかかるとヨコヅナインパクトを再度狙うが、リバースした秋山は座った状態の曙にランニングニーを浴びせ、エクスプロイダーで頭から叩きつけるとニーリフト、ランニングニーを乱打、そして生膝ニーからのランニングニーで3カウントを奪い王道トーナメントを制した。
。秋山は新体制発足、そして社長就任後は諏訪魔、潮﨑、そして曙を盛り立てるために一歩引いたスタンスを取っていた。諏訪魔が秋山に対して派閥闘争をぶち上げれば、潮﨑は三冠王座転落後にスランプになるなどがきっかけとなって秋山が再び最前線へ躍り出る覚悟を決め、8月の世界タッグ王座挑戦の際には潮﨑にフォール負けを喫するも、秋山の勢いは衰えることなくトーナメントも1回戦では潮﨑を短時間で、2回戦では勢いに乗っている青木に完勝を収めるなど自身の勢いをしっかり持続させたまま勝ち残った。
秋山は次なる標的を曙の保持する三冠王座に定め、11月1日弘前での選手権を社長命令で決定した。曙の横浜大会で諏訪魔に絞め落とされたことで諏訪魔を次期挑戦者に指名したが、王道トーナメント覇者の秋山が割って入り、諏訪魔の思惑を阻むことになってしまったが、王道トーナメント制覇、三冠挑戦は秋山もそう簡単には諏訪魔の思惑どおりにはさせないという意思表示もこめられているのではと思う。
一方の諏訪魔は今大会ではビッグガンズ、KENSOと組んで潮﨑、宮原、大森、吉江組と対戦するが、試合中に潮﨑が宮原にタッチするように指示を出すと宮原は拒否するハプニングが発生、世界タッグ王者組である潮﨑、宮原のXceedに不穏な空気が流れる。
試合は誤爆をきっかけに諏訪魔とビッグガンズがKENSOを見捨て、孤立したKENSOを潮﨑がゴーフラッシャーで降したが、試合後に諏訪魔が味方のゼウスに襲い掛かると宮原が加勢する形でバイシクルキックをゼウスに浴びせるハプニングが発生する。二人は視線を交錯させただけで何もしなかったが、宮原も派閥闘争を掲げる諏訪魔に同調、また不甲斐ない潮﨑に対する考えが試合に出てしまったということなのか?
諏訪魔の掲げた派閥闘争、最前線に再び参戦した秋山が軸になりだした全日本プロレス、果たしてどういう展開が待ち受けているのか?
<大会前>
【諏訪魔の話】「(藤田との初対決が尊敬する天龍の引退興行という申し分ない舞台で実現することになったが?)第3のリングとか準備しようとしたけど、俺がやれなかったことを天龍さんがやってくれて感謝してるよ。やっと対戦できるのは楽しみだよね。(藤田のどのへんに相手として魅力を感じる?)強さを追求してる スタイルだし、あのゴリラみたいな体を粉々にしてやりたいのもある。どのくらい技、パンチ、ヒザが衝撃あるのか。全てにおいて楽しみだよ。(点を線につなげたい?)そこは気にしない。俺はこの一発勝負にかける。そうそう何回もできる相手じゃないし、この一瞬に全てをぶつけるよ。(ではシングルマッチのような感覚で戦うと?)そうだね。そこしか目に入らないよ。あとはいい形で天龍さんの引退試合につなげられればいいかなと。ただ、どういう試合になるか想像つかないんでね。まぁ間違いなくどっちかが潰れるだろうし、常々どでかい大事件を起こしたいというのがあるから、それがこの試合になるかもね。とにかく両国で大暴れしてやりますわ」
大会前に諏訪魔が会見を開き藤田との遭遇に意欲を燃やした、諏訪魔は藤田とのシングル戦を実現するために、この一戦に全てをかけるつもりのようだ。諏訪魔vs藤田和之のタッグマッチは大晦日に開催されるIGF両国大会で実現する布石なのではという声があるが、全日本とIGFが絶縁関係である以上現時点では諏訪魔がIGFのリングに上がるのは難しい、一個人同士で話が進んでいるのではという声もあるが、いくら諏訪魔が社長である秋山準に反抗しているとしても、諏訪魔は全日本では常務という立場だけに、社長である秋山に筋を通さなければどうすることも出来ず、また立場を無視して全日本を飛び出すようなマネをすれば諏訪魔の“絶対に逃げない”という信念を曲げることになる。
今回は天龍が間に入ってタッグ という形で実現するが、シングルが実現するかどうかはタッグマッチに全てがかかっている。シングルの可能性が出たとしてもどんな形で実現するのか、まだ先は見えないのだ。
第3回王道トーナメント優勝決定戦 後楽園ホール大会は秋山準選手の優勝で幕を閉じました。多数のご来場、またサムライTV生放送をご覧頂いた皆様、誠にありがとうございました。次回は10.4秋祭 羽村大会です!#ajpw #王道T pic.twitter.com/C1EVoiQgEW
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2015, 9月 26
王道トーナメント後楽園大会、お客様の応援は最高でした!その応援に力をもらいました!ありがとうございました!!! #ajpw #王道T #優勝
— 秋山準 (@jun0917start) 2015, 9月 26
秋山準が全日本プロレス2015年王道トーナメント優勝しました。 おめでとう。 試合が終わった後、放送席に来てくれました。 準の気迫が戻ってきた……次は三冠だぁ! 『いくぞー』!!! pic.twitter.com/bEs7zNgE1d
— 小橋建太 (KENTA KOBASHI) (@FortuneKK0327) 2015, 9月 26
サムライTV全日本プロレス後楽園ホール大会生中継でした。秋山準選手の王道トーナメント優勝をゲスト解説の小橋建太さんが本当に嬉しそうにしてたのが印象的でした。 #ajpw #王道T #samuraitv pic.twitter.com/CGjPw6c3en
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2015, 9月 26
後楽園大会は、まさかの社長がトーナメント優勝するという 俺にとって最大の悪夢が現実化してしまう結果に ただ呆然とするしかなかったわ。 曙ー諏訪魔の三冠戦が ぶっ飛んでしまったが ここからどう秋山派閥を ぶっ潰すか?... http://t.co/QdlDhruFFx
— 諏訪魔 (@suwama_H2) 2015, 9月 26
王道トーナメント、曙選手に完敗でした。もっと強くならんといかんです!応援して頂いた皆様ありがとうございました。
— 石川修司 (@g0925union) 2015, 9月 26
王道トーナメント準決勝で負けちゃった! 秋山選手はやっぱりキャリアもあってすごい選手やった。ただやってるうちに自分のが強いとおもた(笑) じゃあ負けんなよって話しやけど、みなに教えてあげる! 秋山さんのニーパッドを取ったひざ蹴りはノーガードで受けるもんではないよ! 楽しかった♪
— 火野裕士 (@hinoyuji1123) 2015, 9月 26
コメント
ただいまコメントを受けつけておりません。
コメント