伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

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拳王がエドワーズを降しGHCヘビー級王座を奪取!そして清宮出現で時代は一気に動いた!

12月22日 NOAH「Winter Navig. 2017~KABUKI THE FINAL~」後楽園ホール 1615人 超満員


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇KABUKI THE FINAL◇
▼「KABUKI THE FINAL」メモリアルマッチ/30分1本
ザ・グレート・カブキ 越中詩郎 ○齋藤彰俊(9分30秒 片エビ固め)潮崎豪 小川良成 ×井上雅央
※スイクルデス


【試合後のカブキ】
――今の気分は?


カブキ「いやあ、なんだろうねぇ…またやりたいっていうのと、54年やってこられたことの思いが戻ってくるというか。で、入った頃の思い出とか、そんなのがスーッと通っていくような感じで。これもザ・リーヴの佐藤社長のおかげです。これができたのも」


――娘さんから感謝の言葉をもらったが、どんな気持ちだった?


カブキ「やっぱり嬉しかったですね。この世界でやっててよかったなと思います」


――かつて教えていた小川選手と対戦したが?


カブキ「ああ、懐かしかったですよ。一緒に練習してきた仲ですから。今日、俺らのチームは平成維震軍でね。それも試合しながら、走馬灯みたいに…懐かしかったですよ」


――最後に毒霧を吹いた時の思いは?


カブキ「ああ、これでやっと吹かなくていいかなと思ってね(笑)」


――ヌンチャクもリングに置いてきたが?


カブキ「そうそう。ヌンチャクとか、毒霧っていうのは、この仕事でやり始めたんで。もうそこに置いてきたほうがいいかなと思って。あとは毒霧を吹かないで、ホラばっかり吹いてるよ(笑) まだね、本当に実感が湧いてこないんですよ」


――54年のプロレス人生を短い言葉で表すなら?


カブキ「自分の人生ですよね。人生そのもの。だから、もう思い残すことはないね。全てやってきたから」


――高千穂明久よりもザ・グレート・カブキだった期間が長いが、ザ・グレート・カブキは自分にとってどんな存在?


カブキ「なんて言ったらいいんだろう? 生き方を変えてくれましたよね。コツコツやっててよかったなって。やっと花が咲いたかなっていう感じだったですよね。(万歳しながら)終わりました! どうもありがとうございました。長い間ありがとうございました」


◇第1試合◇
▼20分1本
大原はじめ ○熊野準(6分15秒 アルゼンチンバックブリーカー)タダスケ ×諸橋晴也


◇第2試合◇
▼20分1本
中嶋勝彦 ○マサ北宮(4分42秒 片エビ固め)コーディ・ホール ×シェルトン・ジーン
※スピアー


◇第3試合◇
▼30分1本
小峠篤司 石森太二 ○Hi69(6分7秒 片エビ固め)長井満也 宮本裕向 ×LEONA
※ストゥーカスプラッシュ


◇第4試合◇
▼GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権試合60分1本
[第31代選手権者組]HAYATA ○YO-HEY(13分27秒 片エビ固め)[挑戦者組]グルグンマスク ×首里ジョー
※ダイビング顔面G
☆HAYATA&YO-HEYが3度目の防衛に成功


【試合後のHAYATA&YO-HEY】
――試合を振り返って?


YO-HEY「防衛しました、ハイ。3度目の防衛にワタクシYO-HEYちゃんとHAYATAちゃんで成功することができました。本当に皆様のおかげですありがとうございました。個人的なこと言ったら、この12月22日、ワタクシやっとデビュー9年になりました。9年目、自分のなかでも記念すべき日、ノアとしても年内最後のビッグマッチ。パンパンの後楽園ホールのなかで記念すべきと記念すべきが重なり合って、最後の最後はワタクシはしゃべらないんでHAYAちゃんが締めちゃったほうがいいんじゃないですか?(HAYATAは何かを察して帰ろうとするが、YO-HEYが引き止める)ねえ! ほら、世界のみんなが待っとんのや!」


HAYATA「(仕方なさそうに)…同じや!」


YO-HEY「ですよねええええ(涙)」


 【試合後のグルクン&ジョー】
グルクン「3つ入ったと思ったんですけどね。3つ自分が取ったと思ったんですけど、そこでちょっと油断が出たのかな。悔しいね。もう16年もプロレスやってますけど、その中で1、2を争うぐらい悔しいね。やっぱり中央に俺らはまだ届いていないのかと。悔しかったですね。でも、お客さんも反応を見てると、あながち僕らを単なる敵だとは思ってないみたいで。方舟の一員とまではいかなくても、その方舟を引っ張る舟…僕らが引っ張っていく舟の1つだと思ってもらえたんじゃないかなと思います」


――人差し指を立てて再戦をアピールしていたが、まだまだだと?


グルクン「そうですね。今日はジョーが取られて。だってこいつはまだキャリア4年ですよ? 4年しかやってなくて、こんだけのことができる。まだまだ琉球にはもっとできるヤツも沢山いるんで。まだまだ俺ら2人で終わりじゃないです。今日はこれが点で終わらないことを祈ってます。これで終わりじゃないよねっていうプロレスリング・ノアの懐の深さと技量の大きさ、見せてもらいましょう」


――ジョー選手はどうだった?


ジョー「右に同じです…と言いたいところですが、1つだけ。今日は負けたけど、次また絶対に来るからな! 覚悟しとけ!」


グルクン「まあ、いつかわからないですけど、必ずまた僕らはこの緑のリングに上がります。そして、沖縄にノアを連れて来ます。えい航します。約束します」


◇第5試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第41代選手権者組]モハメド ヨネ クワイエット・ストーム(14分40秒 片エビ固め)[挑戦者組]×丸藤正道 マイバッハ谷口
※ファンキーバスターボム
☆ヨネ&ストーム組が初防衛に成功


【試合後のヨネ&ストーム】
ヨネ「やっぱりね、強い…本当に強いチャレンジャーだったけど、ああいうことがあって。やっぱり根底にあるのはタッグ愛じゃないかなと。相手を思いやる、タッグのパートナーを思う気持ちが強いほうが絶対に勝つというのがタッグの選手権だから。あんなことが起きたら、もう絶対俺らに勝利の女神は微笑みますよ。ね?」


ストーム「外で谷口と丸藤がなんかあったかもわからないけど、結局最後はファンキーバスターボムで1、2、3! 俺たちはブラザー! 日本、アメリカ、ウィ・アー・タッグチームチャンピオン!」


ヨネ「ウィ・アー・チャンピオン!」


ストーム「ブラザー! ウィ・キャン・ストップ!」


ヨネ「ドント・ストップ!」


2人「ゴーイン・ゴーイン・ゴーイン!」


 【長井の話】「お前ら見たろ! マイバッハ谷口…スマートな男だよ。これからな、俺と谷口が組んで、ノアのリングでのし上がっていってやるよ。ビッシビシいってやるからな!」


◇第6試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○杉浦貴(12分36秒 片エビ固め)×ムース
※オリンピック予選スラム


【試合後の杉浦】
――ムース選手との試合を振り返ると?


杉浦「いいガイジンと巡り会えたね。何回でも戦いたいよ。倒し甲斐があるタフな選手だよ。パワーも凄いし、身体能力も凄いし、あの体でドロップキックはこの辺(顔を指差す)だからね。顔面入れられて。いやあ、凄いよ」


――そんな選手を倒したからこそ自分の復調も感じている?


杉浦「それは見ての通りだよ」


――次のステップは?


杉浦「まあ、負けたらステップもないんで。ここで勝ったんで、もっと上のステージでやらしてもらうよ」


――今後、具体的なアクションを起こす?


杉浦「とりあえずタッグも前の試合であんな感じになって、ちょっとよくわからないし、ヘビーはまだこれからだし。それを見てから。来年だね」


◇第8試合◇
▼GHCジュニア・ヘビー級選手権試合/60分1本
[第36代選手権者]○原田大輔(18分0秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)[挑戦者]×田中稔
☆原田が2度目の防衛に成功


【試合後の原田】
――ノアジュニアを背負った一戦、ギリギリでの勝利だった


原田「凄いな、ホンマ…。ギリギリやった、ホンマに」


――ギブアップしそうになった?


原田「(※興奮気味に)ギブアップは絶対せえへんねん! あいつからギブアップも3カウントも取られたら絶対アカンねん! この1年間、ノアジュニアでずっとやってきて、ここで負けたら全部終わりや。だからギブアップも3カウントをも許されへんかった」


――戦前は激しくやり合ったが、試合後に思う素直な思いは?


原田「素直な思いは言いたくない! 言うわけないやろ。アイツがこのベルトをまた狙ってくるんやったら、俺はいつでもやったるぞ? お前には絶対、ノアジュニアは渡さへん」


――稔はまだまだ参戦してきて欲しい相手?


原田「知らん! アイツが狙いに来るんやったら、いつでも来い。それだけや。でも他にこのベルト狙ってるノアジュニアもおるやろ? なぁ? いつまで静かやねん。お前ら(ノアジュニア勢)にも言うぞ! なぁ? ほかのノアジュニア。ノアジュニア…ナメんなよ! 以上」


【稔の話】「悔しいけど…悔しいけど、メチャクチャいいレスラーだったし、メチャメチャ悔しいけど、完敗は認めざるを得ない試合内容、結果なので。原田から一発で獲れると思ったんですけどね。認めざるを得ない。完敗です。本当に完敗。ただ、誰か次に挑戦表明とか来ました? 来てないですよね? これは原田大輔が一番嫌がるあれじゃないですか? 誰もいかないんであれば、俺が挑戦表明するし、誰もいってないんであれば、俺が一番有力な挑戦者候補だと思うんで。最後、握手をしましたけど、彼が凄いレスラーで、俺が負けたと認めたのもありますけど、あれは次の挑戦に向けての予約ですよ。その握手を握り返したってことは、予約承りましたってことですから。もう1回やります」


◇第9試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者/グローバル・リーグ戦2017優勝]○拳王(23分50秒 片エビ固め)[第29代選手権者]×エディ・エドワーズ
※ダイビングフットスタンプ
☆エドワーズ2度目の防衛に失敗、拳王が第30代選手権者となる

(試合終了後、場内は大きな拍手に包まれる。因縁の内田会長からチャンピオンベルトを受け取ると、拳王は高々とベルトを掲げた。勝利者インタビューに移る)
拳王「GHCヘビー級ニューチャンピオンの拳王だ! このプロレスリング・ノア、三沢さんが作りました。その三沢さんに関わりもないヤツが初めてこのベルトを獲ることができたぞ!おい、後楽園のクソ野郎ども…(と続けるが、突然、花道からノアのTシャツを着た清宮海斗が登場。体が一回りも二回りも大きくなり、精悍さが増した清宮のサプライズ凱旋に場内が騒然とする。清宮は悠然とリングに上がり、拳王と対峙。客席からは「海斗」コールも発生した。)」

清宮「海外から帰ってきました、今の俺なら拳王さんに勝てると思う! 俺にそのベルト、挑戦させてください!(と新王者に挑戦表明。拳王とにらみ合うと、颯爽とリングをあとにする。)」


拳王「おい、清宮ちょっと待て。今いるノアの中途半端なレスラーより、てめえの目は本物だったぞ。このベルトに挑戦させてやる(清宮がバックステージに消えていく)アイツの目、本物だったろ? 次、いつになるかわからねえけど、このベルトを懸けてアイツとやってやるよ。そして、話が戻るけどな。三沢さんに関わりもないヤツがベルトを獲った。それがどういう意味だかわかるか?よし、わからないヤツには教えてやる。プロレスリング・ノアの新しい時代の始まりだ。最後に夢…。夢なんてよ、そう簡単に叶うもんじゃないと思っている。でも、ずっと願い続けていけば、ずっと思い続ければ、そしてずっと言い続けていれば叶うもんが夢だろ?最後に…最後にもう一度だけ聞いてくれ!てめえら…クソ野郎どもを武道館に連れて行ってやるからな。これからもノアの新しい時代を築いていく拳王…俺についてこい!」


【拳王の話】「プロレスリング・ノアは三沢光晴が作った。三沢光晴に関わったことのない俺が初めてこのベルトを巻いただろ!? どういうことだかわかるか? これから新しいノアの始まりってことだ。見ただろ? 客のクソ野郎ども、俺に必ずついてくるってことだろ!? 今、約束したヤツ、てめえら必ずついてこい。そしたらな、俺も行きたいよ。てめえらクソ野郎どもも行きたいだろ!? 俺が武道館まで連れていってやるから」 


 【試合後の清宮】
――いつ日本へ?


清宮「つい最近帰ってきました。ベルトを獲るために」


――厳しい海外遠征を乗り越えてきたことが自信になった?


清宮「自信があるので、必ず半年前の借りを返したいと思います」


――海外ではどれくらいの試合をこなして、体もどれだけ大きくなった?


清宮「試合もたくさんしましたし、体も心も力もすべて強くなって帰ってきました。必ず、借りを返します」


――拳王は『やってやる』とのことだが一発でGHCを獲る?


清宮「必ず獲ります」


 【内田会長のコメント】
内田「今日、これで今年最後の(後楽園での)試合を終えまして、GHCのチャンピオンが新たに拳王選手になったということで、1つ今年は『NOAH the REBORN』という言葉を合い言葉にしておりましたけども、最終戦を持って、『REBORN』というのはもう成し遂げたかなと。その象徴が拳王であるかなという風に思える大会でした。実際、拳王選手がチャンピオンベルトを巻きました。拳王選手は三沢さんを知らない世代として戦ってきて、丸藤選手や杉浦選手ではなく、『自分が顔になる』と明言もしておりまして、それを実際彼は成し遂げたので。奇しくも私は三沢さんと同じ年齢でありますから、拳王選手に言わせたら、旧世代の代表みたいな存在でありますので、しばらくオモテ面からはちょっと引き下がりまして、新しい世代の戦い、そして三沢さんというものを背負っていく選手と、新しい世界を作ろうとする選手のイデオロギー闘争を来年は見ていきたいなと思っおりいます。今年もありがとうございました」


――内田会長が役職から降りるというわけではない?


内田「ではなくて、オモテ面から下がろうかなと。正直、1年ちょい前からノアというものを背負って走ってはきましたけども。紆余曲折ありながらですね。その中で、『NOAH the REBORN』というのを掲げて、若い選手たちが台頭してきたってことで、1つの目的は達したのかなと。ここからは『REBORN』ではなく、これからの新しいノアを生きていくっていう一心で。まさに今、GHCのチャンピオンは拳王選手ですし、ジュニアは原田選手ですし、彼らに引っ張っていってもらえる道筋を作れればなと。一歩下がってサポートできればなっていうところです。拳王選手がチャンピオンになって、まだ私がいたら邪魔くさいじゃないですか。以上です」


 NOAH年内最後の後楽園大会のメインはエドワーズの保持するGHCヘビー級王座に、グローバルリーグを優勝した拳王が挑戦。
 序盤はエドワーズがフランケンシュタイナーで拳王を場外へ追いやると、トペスイシーダを狙うが、リング下から拳王がハイキックで迎撃し、鉄柵攻撃からビックブーツと浴びせていくが、もう1発狙いは、エドワーズはカウンターのフロントスープレックスで投げ、リングに戻ると逆水平を駆使して先手を奪う。拳王も突進するエドワーズにミドルキックで反撃、足を払ってから背中へフットスタンプ、後ろからニーと連続技と繰り出すが、アンクルホールドは逃れられ、エプロンに拳王を追いやられると、エドワーズはハイキックで場外へ落とし、トペスイシーダで追撃する。
 リングに戻ったエドワーズはミサイルキックから逆水平も、拳王はビックブーツで返すもスピンキックはかわされると、エドワーズはブルーサンダーからタイガードライバー狙いは拳王は踏ん張ってリバース、ジャーマンで投げるも、エドワーズもジャーマンで応戦してジャンピングハイキックを浴びせる。
 拳王は突進するエドワーズをアンクルホールドで捕獲、エプロンに逃れたエドワーズに拳王はスピンキックからエプロンでのドラゴンスープレックスを敢行すると、リングに戻った拳王は打撃のコンポからファルコンアロー、ダイビングフットスタンプ狙いはエドワーズがかわし、突進する拳王をコーナーへのスロイダーで投げ、エルボーも拳王も打ち返し、エドワーズが逆水平、拳王はミドルキックのラリーを展開、エドワーズが連打も突進は拳王はハイキックで迎撃し、拳王はオーバーヘッドキックもエドワーズはラリアットで返して両者ダウンとなる。
 起き上がった拳王の突進をエドワーズはパワーボムからダイナミックボムを決めると、。ランニングエルボーから三沢魂タイガードライバー、だがボストンニーパーティーは拳王がかわしてジャーマンで投げ、チンチェッカーを止した拳王は蹴暴の連打、ダイビングフットスタンプ狙いはエドワーズが追いかけるが、すり抜けた拳王は足へミドルキックで動きを止めると、雪崩式ドラゴンスープレックスからダイビングフットスタンプを投下、だがカバーはカウント2でキックアウトされる。
 エドワーズはランニングエルボーの連打から投げ放しタイガースープレックス、タイガードライバー91も決め、ボストンニーパーティからダイハードフロウジョン狙うが、阻止した拳王は突進したところでハイキックを連発してから、背中へのダイビングフットスタンプ、そしてダイビングフットスタンプと畳みかけて3カウントを奪い、念願だったGHCヘビー級王座を奪取した。
 そしてインタビューを受ける拳王に、7月から海外武者修行に出ていた清宮海斗が現れ、挑戦を表明すると、拳王も受諾して決定となった。


 試合内容も、エドワーズが田上明のダイナミックボム、三沢光晴のタイガードライバー91まで出して三沢時代のNOAHを引き出していったが、エドワーズ自身の技をしっかりマークしていた拳王が勝利につなげた。しかし王座を奪取したばかりの拳王の前に清宮は出現、髪型も変わるだけでなく体も一回り大きくなって帰ってきており、こうやって拳王の前に立ちはだかったということは、それだけの自信をつけてきたということだろう。そして三沢光晴のNOAHを知らない世代である拳王が頂点に立った。これまでのNOAHはどうしても三沢光晴という存在を大きく引きずり続けてきていたのも事実だった。NOAHを大きく変えるためには知らない世代は絶対不可欠なだけに、拳王だけでなく清宮がどう変えていくか、注目していきたい。


 セミのジュニアヘビー級選手権は、稔のドロップキックをかわした原田がドロップキックを放つも、一瞬の隙を突いた稔が飛びつき腕十字で捕獲、ここから稔は左腕攻めを展開して試合の主導権を握る。先手を奪われた原田は突進する稔にスロイダー、串刺しエルボーの連打からエルボーアタックと反撃し、ノーザンライトスープレックスで流れを変えようとするが、稔は左腕へのミドルキックなどで徹底的に左腕を狙い撃ちにする。
 劣勢の原田はエプロンの稔にエルボーを放つと、ロープ越しのフットスタンプからデスバレーボムを決めるも、ダイビングエルボー狙いは稔が雪崩式フィッシャーマンズバスターで投げると、ミノルスペシャルを狙うが、逃れた原田はニーアッパーから片山ジャーマンを決めるもカウント2でキックアウトされる。
 エルボー合戦から稔は腕へのミドルキックを浴びせ、ミノルスペシャルを狙うが、堪えた原田はみちのくドライバーⅡで突き刺すと、まさかの一撃を喰らった稔に原田がニーアッパー、ローリングエルボー、ボディエルボーから回転式ニーアッパーと畳みかけ、最後は片山ジャーマンで3カウントを奪い、王座を防衛。試合後はノーサイドで握手となった。


 GHCジュニアタッグ選手権は琉球ドラゴン組が奇襲をかけ、場外戦でイスに座らせたHAYATAにグルグンが鉄柵を使ってのスワンダイブミサイルキックを浴びせると、リングに戻ってから孤立したYO-HEYを徹底的に狙い撃ちにして試合の主導権を握る。
 しかしやっと交代を受けたHAYATAがムーンサルトプレスで流れを変えると、再び交代を受けたYO-HEYも続こうとするが、琉球ドラゴン組連係に再び捕まってしまう。だがグルグンのダイビングボディープレスをYO-HEYが剣山で迎撃すると、HAYATAとの合体技が決まってグルグンを排除、最後はジョーに顔面Gからダイビング顔面Gを炸裂させて3カウントを奪い王座を防衛。


 GHCタッグ選手権は序盤から挑戦者の丸藤組が猛ラッシュをかけ、終盤には丸藤がストームに不知火からポールシフト式エメラルドフロウジョンを狙うが、ストームが垂直落下式ブレーンバスターで返すと、丸藤の虎王をウデラリアットで迎撃し、ヨネは串刺しラリアットの連打、ダイビングギロチンドロップと続く、丸藤は見えない角度からのトラースキックの連打から虎王で反撃するが、王者組はストームが入って連係で丸藤を捕らえ、ヨネがキン肉バスターを狙うと、マイバッハがストームを突き飛ばして阻止し、丸藤はヨネを踏み台にしての虎王を狙うが、マイバッハに誤爆すると、怒ったマイバッハが丸藤を襲撃し、いつの間にかリング下には長井満也も出現する。そして王者組は孤立した丸藤にファンキーバスターボムで3カウントを奪い王座を防衛するが、マイバッハは長井と共に去っていった。
 長井はシリーズ中に宮本と結託し、更にNOAH内での裏切り者が出ることを示唆していたが、因縁となっていたマイバッハとの結託は意外だった。だがマイバッハは元々ヒール的要素が強いだけに、本来いるべき場所に戻ったということなのかもしれない。


 杉浦vsムースは、ムースのパワーに杉浦が苦しめられるも、ゲームメーカーを杉浦がかわしてジャーマンで投げ、再度のゲームメーカー狙いも杉浦がかわしてジャーマンからエルボー、ラリアットを浴びせ、ムースはバイシクルキックから突進も杉浦はラリアットで迎撃し、最後は鬼エルボーの乱打からランニングニー、オリンピック予選スラムで3カウントで勝利となった。


 大会後には内田会長が会見を開き、拳王が王座を奪取したことで『NOAH the REBORN』というのはもう成し遂げたということで、これからは現場から退き、後方支援に徹することを明らかにした。内田会長はこれまで現場にほどんど帯同して試合を見守ってきたが、新しいNOAHの形が整ったということで、ここで一歩退くということなのだろうか…NOAHは今大会で形や土台がやっと備わったに過ぎない。バックアップに徹する内田会長が経営をどう整備していくのか、まだまだ課題が多い。


 今日の大会で拳王の新王者、清宮の凱旋、マイバッハの外敵軍入りと一気に時代が動いたNOAH、来年はV字ターンといきたいところだ。


 最後に本戦の前に今年で引退するザ・グレート・カブキのファイナルマッチが行われ、カブキは得意のアッパーブローを駆使して奮戦、潮崎からも容赦ない袈裟斬りを喰らうも、アッパーブローで撃退、最後もコーナーからの攻撃を狙う雅央を赤い毒霧を噴射しアシストしてから、平成維震軍の盟友である彰俊がスイクルデスを決め3カウントを奪い、引退の花道を飾ると、引退セレモニーでは日本プロレス時代の先輩であるグレート小鹿、後輩の藤波辰爾、全日本プロレス時代の後輩である川田利明、漫画家のえびはら武司もセレモニーに駆けつけてカブキを激励し、引退の10カウント後にヌンチャクパフォーマンスと毒霧噴射で感謝の意を示し、ヌンチャクを置いてリングを去っていった。
 カブキさんは新日本プロレスの初代タイガーマスクに対抗できた大スターで、全日本ではミル・マスカラスの人気が落ち始めた頃に、カブキさんが凱旋して日本でも大スターとなったが、馬場さんもカブキさんを高千穂明久としてみていなかったこともあって、大人気を呼ぶとは想定外だったと思う。
 レスラーとしてのザ・グレート・カブキに幕を降ろすが、一人の人間としての人生はこれから、…ご苦労さまでした。

北村が岡を降しヤングライオン杯全勝優勝!全日本の青柳が肉薄も永田は甘くない!

12月21日 新日本プロレス「LION’S GATE PROJECT10」新宿FACE 467人超満員札止め


<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼山本小鉄メモリアル 第11回ヤングライオン杯争奪リーグ戦/15分1本
[4敗1分=1点]△八木哲大(15分時間切れ引き分け)[4敗1分=1点]△成田蓮


【八木の話】「ヤングライオン杯…結果は4敗1分けでしたが、この期間いろんなこと考えて、たくさん練習して、結果はどうあれ得たものはたくさんあったと思います。新日本プロレスの第1試合、いまは僕と成田が1番多くやらせてもらっていると思うんですけど、他の4人はどんどん上にいってしまっている。でも僕はそれを先にいかれたとは思ってないんです。第1試合をたくさん経験するからこそ得られるものがあると思っています。遠回りこそ近道です。またしっかり練習して戻ってきます。ありがとうございました


◇第2試合◇
▼山本小鉄メモリアル 第11回ヤングライオン杯争奪リーグ戦/15分1本
[4勝1敗=8点]○川人拓来(8分27秒 片エビ固め)[2勝3敗=4点]×海野翔太
※回転延髄斬り


【川人に話】「今日の結果も当然の勝ち。俺は優勝狙ってんだ。後楽園で北村に負けた? そんなの関係ねぇんだよ! 一つ、海野に言っといてやる。俺とお前は、年は同じだ。けど、(※胸を指差し)ココが違うんだよ! ココが! 覚えとけ! 次の試合で誰が優勝するか決まるんだろ⁉︎ 楽しみに待ってるぜ。決勝戦してもいいんだぞ、俺は。終わってねぇと思ってるんだ。見とけ!」


【海野の話】「絶対、今日は負けちゃダメだった! 自分にとっても、これからの未来がかかってる試合だと思ってた。自分がデビューした直後、ずっとシングルで戦ってたのが、川人拓来。一つ先輩だけど、年齢もほぼほぼ一緒。こんなんで負けてちゃダメだ! 1・3も試合がある。そこで絶対借りを返す! クソッ! 来年の俺はもっと怖くなるんだ! じゃないとダメだ!」


◇第3試合◇
▼山本小鉄メモリアル 第11回ヤングライオン杯争奪リーグ戦/15分1本
[5勝=10点]○北村克哉(11分20秒 片エビ固め)[3勝2敗=6点]×岡倫之
※ジャックハマー


【北村の話】
――見事全勝優勝しましたが結果に関してはいかがですか?
北村「はい。まず八木選手、海野選手、成田選手、川人選手、岡選手。彼らとは共に道場生活を送って、苦楽を共にしてきた仲です。でも試合では試合で生き残りを賭けたサバイバルレースだと思っています。ただ彼らの一生懸命な闘いっぷり、僕はギリギリ勝てた。ファンからの熱い応援や北村コールで僕の中で化学反応が起きて勝利に結びついたんだと思います。(※ファンからもらった手作りタオルを見せつける)こうやって地方から来てくださったお客様で僕のタオルを作ってくださった熱の入ったファンの応援のおかげで僕はこうしてヤングライオン杯の王者になれたと思います。そして、このヤングライオン杯を開催してくださった関係者の皆さん、スタッフの皆さん、皆さんに感謝しています。この場を設けてくださったおかげで、一歩プロレスラーとして前進したと思います。今年の試合は今日で終わりですけど、来年からもっともっと進化して、ヤングライオン杯を優勝したからには海外遠征に行って、もっともっと進化して、もっともっとインプルーヴして、また新日本プロレスのリングに戻ってきます!」


――海外遠征先の希望はありますか?
北村「私はスーパーヘビー級でいま試合をさせていただいています。だったらスーパーヘビー級がいる、猛者共がいるアメリカに行って一皮も二皮も剥けて、このリングに戻ってきたいと思っています。プロレスラーとしても、人間としても成長していきたいと思います。進化していきたい。それが僕の思いです」


――偉大な先輩達が獲ってきたヤングライオン杯ですが、自分がヤングライオン杯を獲った率直な気持ちは?
北村「過去の先輩達、偉大な先輩達。今日もたくさんの面々の方々がヤングライオン杯優勝して、現在も活躍している。これは正真正銘の事実で、僕もその中の1人に一歩近づきたいし、絶対その中の1人に入りたいと思っています。……思ってますじゃないです、入ります!もっとでっかくなって帰ってきます」


【岡の話】「負け犬の遠吠えはしません。オレが弱いから負けたんです。だから這い上がってみせます!やっぱり新日本に来てよかった…」


◇第4試合◇
▼30分1本
○中西学 吉野コータロー(12分45秒 アルゼンチンバックブリーカー)天山広吉 ×ダイナソー拓真


◇第5試合◇
▼30分1本
○小島聡(11分1秒 体固め)×兼平大介
※ラリアット


【小島の話】「2017年、無事に今日すべての試合を終えたことをここに宣言します。ありがとうございました。今年はすごくいろんなことを考えさせられる年だった。年齢やキャリアとかそこだけじゃなくて、仲間が大きなケガを負ったときにどうやって対処していいか分からない、そんな自分もいた。すごく悩んで、いろんなこと考えて、普通に試合したと思われるかもしれないけど、オレはすごいいろんなこと考えて今日迎えることができた。無事ではないし、決して五体満足ですごい元気なわけじゃないけど、リングにいられること、リングで動けることが本当にありがたいと思います。仲間がケガするとか、こんなツライことないから。同じ団体だからとか、他の団体とか、メジャーとかインディーとかいろんな団体あるけど、プロレスラーと呼ばれてる人は誰一人ケガしないで、こういう日を迎えてほしいと思います。ありがとうございました」


【兼平の話】「今回で『LION’S GATE』3回出させてもらって、YOSHI-HASHIさん、永田さん、そして小島さん。本当に新日本プロレスという団体はすごいと思います。今日はボコボコにされたけど、僕のプロレス人生は続くので小島さんに恩返しできるように、まだまだ頑張ってプロレス界で上を目指して頑張っていきたいと思います。小島さん、今日はありがとうございました」


◇第6試合◇
▼30分1本
○永田裕志(12分10秒 バックドロップホールド)×青柳優馬


【永田の話】
──青柳選手と対戦してみて、いかがでしたか?
永田「向かってくる気持ちというか、ノリにノッてる選手だろうから、そういうところがね、向かってくる気持ちがすごく強くて、『LION’S GATE』の意味合いらしく、たぶん彼の中ではそういうことを度外視した、圧倒的な勝利をしたかったと思うんですけど、そうは問屋がおろさないというか。腐っても永田裕志。見ての通りです」


──ヤングライオン杯が今日で終わりましたが。
永田「ヤングライオン杯の試合も飛び飛びで、彼らも集中しづらかっただろうと思うんですけど、やっぱり一つ一つの戦いを経て、心に秘めたものを各々、お互いにぶつけ合うことができたんじゃないかなと。それがやっぱり今日、モニターで見ててもヤングライオン杯の熱というものをすごく感じましたしね。だから、今日はメインを彼らに任せてもよかたんじゃないかなと…結果論ですけどね。ヤングライオン杯だからではなく、常日頃、第1試合、第2試合で組まれる試合でね、それこそ第1試合の選手がメインを食うような試合を心掛けてくれたらなと。ホント、今日彼らは素晴らしかったと思います」


──その中で、北村選手が優勝しましたが。
永田「だんだん彼は自分のパワーというか、体の使い方が分かってきて、それで一つ、この結果が出たんじゃないかなと。彼もやっぱり、そうゆっくりはしていられない年齢なんでね、本当に、今すぐにでも羽ばたいて、新日本プロレスの枠から飛び出して、どっか飛んでいってもいいんじゃないかなと。今日、いい結果を出したんで、特にそう感じますね。ホントは若い選手っていうのは、体づくりに一番苦労するんだろうけど、それを全てやり切ってる部分があるんで。体だけはね。だから彼に必要なのは、広い視野で見る経験なのかなと」


──永田選手も年内最後の試合でしたが。
永田「そうね。今日は長い1日だったな。早朝から、ブシロードクラブの監督業から始まって、終わってすぐに駆けつけて。若い選手に負けるか!という気概でね、まぁメインの役目を果たすことができたかなと。気持ちを持てば、何事もクリアできるなっていうのは、今日を終わってみてちょっと思いますね」


──来年に向けて?
永田「ま、試合数も減るだろうし、永田裕志のシングルマッチを見る機会っていうのも皆さん減ってくるでしょうけど、その機会には、『何だすげえじゃん!』っていう、永田裕志が散りかかってるというか、後退しかかってると思ってるファンの心には、そういうエゲツなさっていうものをどんどんぶち込んでいきたいですね。今年は結局、何も残せませんでしたけど、来年はまた大きなものを残せればと思いますね。今年の無念を来年にぶつけられればと思います」


【青柳の話】「(※インタビュースペースに着くと倒れ込み)クソッ、クソーッ! 永田選手、やっぱり強いっすよ! むやみやたらにケンカ売るもんじゃないっすね。アーッ、チキショウ!
個人的な話なんですけど、今日の試合が僕の2017年最後の大会でした。その最後の大会で、自分の団体じゃない、全日本プロレスじゃない、ヨソのリングで、しかも永田選手とシングルマッチという、メインイベントに出場させてもらえたことを、新日本プロレスの皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。そして、月に1回、この『LION’S GATE』に呼んでいただき、ありがとうございます! これから、ここで学んだことをもっともっと生かして、もっともっと強いプロレスラーになって、また、今日来てくださったお客様の皆さんに会う時は、もっと強くてもっとデカい青柳優馬をお見せしますよ! 今日はありがとうございました!」


 ヤングライオン杯もいよいよ最終公式戦、全勝の北村を1敗の川人、岡が追いかける展開となった。まず川人vs海野は、川人が海野の痛めている左膝を攻めるも、突進したところで海野がドロップキックで反撃し、エルボーアタックから逆エビ固め、強烈な張り手で攻め込み、川人もショルダースルーから逆片エビ固め、ミドルキックと繰り出していくが、串刺し狙いは海野がミサイルキックで迎撃して背面式ダイビングエルボードロップを投下する。
 海野は逆エビ固めも、エルボーの連打から突進は川人はドロップキックで迎撃して、逆エビ固めで捕らえ、ロープに逃れた海野に川人はエルボーアタックからスワンダイブ式ミサイルキック。ドリームキャストで3カウントとなり、あとは岡vs北村の結果待ちとなる。


 岡vs北村はグラウンド、マッチアップ、打撃戦と互角の攻防を繰り広げて岡が競り勝つと、キチンシンクから膝蹴りと攻勢をかけ、ハイアングルのボディースラムからクロス式キャメルクラッチで捕らえる。しかし岡の俵返し狙いは、北村が逆に投げると、逆水平の連打、串刺しエルボーからショルダータックル、ハンマーと繰り出すと、突進したところで岡がドロップキックで迎撃し、フライングフォアアーム、ぶっこ抜きベリートゥベリーで投げ捨てる。
 岡はブレーンバスターを狙うが、逆に北村が投げるとスピアーからジャックハマーで3カウントとなり、全勝優勝を果たした。
 
 北村と岡は同期だったが、先にデビューを果たしたのは岡で先に走っていたが、後発デビューとなった北村がたちまち岡も抜き去るどころか、先輩の川人まで抜き去ってしまった。おそらく来年から海外へ送り出されることになるだろうが、北村がどんな怪物となっていくのか、注目したいと思う。


 メインでは今年プロレス大賞新人賞を受賞した全日本プロレスの青柳が永田に挑み、青柳がロープに押し込んだ際にエルボーで仕掛けると、怒った永田も打ち返し、そして場外へ出すと、素早く戻った青柳はエプロンに戻って永田にドロップキックで強襲、そして会場奥まで連行するが、怒った永田が逆襲して、リングに戻ってからボディーブローの連打、永田はキチンシンク、ミドルキックと浴びせ、ショルダーアームブリーカー、サッカーボールキックと繰り出していくが、ミドルキックをキャッチした青柳はドラゴンスクリューを決め、ランニングフォアアームからダイビングクロスボディー、そして永田相手に敬礼ポーズからフィッシャーマンズバスターを決める。
 青柳はジャーマンを狙うが、堪えた永田はキチンシンク、串刺しブックブーツからエクスプロイダーで投げると、白目式腕固めで捕獲、ショルダーアームブリーカー、タイナー、垂直落下式ブレーンバスターからバックドロップで勝負に出るが、堪えた青柳は秋山準から伝承されたジャンピングニーを炸裂させ、ジャーマンで投げるも、永田はバックドロップで応戦し、青柳のビックブーツに対して永田が延髄斬り、大車輪キックを倍返しした後でバックドロップホールドで3カウントを奪い勝利、青柳も懸命に喰らいついたが、青柳が考えるほど甘くないというものを永田が見せつけた。


 セミの小島vsHEAT-UPの兼平は小島がエプロンからのDDTで主導権を奪い、首攻めから河津落とし、マシンガンチョップ、いっちゃうぞダイビングエルボードロップ、ローリングエルボーと一方的な展開になるかに見えたが、勝負を狙ったラリアット狙いは、兼平がパワースラムで返すと、キチンシンク、ヒップトスからの腕十字、三角絞めと反撃し、小島もコジコジカッターを決めるが、ブレーンバスター狙いは兼平が着地してジャーマンで投げる。
 兼平は膝蹴りの連打からバックドロップ、PKと畳みかけるが、再度のバックドロップ狙いは小島が堪えると垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してからラリアットで3カウントを奪い貫禄の勝利を収めた。

VerserKが土井ダーツ10人タッグをジャック!KzyはYAMATOを破り下克上宣言!

12月20日 DRAGON GATE「FANTASTIC GATE 2017」後楽園ホール 1850人 超満員札止め


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
K-ness. しゃちほこBOY ○シュン・スカイウォーカー(8分50秒 片エビ固め)Gamma 問題龍 ×石田凱士
※スカイウォーカー・ムーンサルト


◇第2試合◇
▼20分1本
○吉田隆司(7分15秒 片エビ固め)×U-T
※投げ放しパワーボム


◇第3試合◇
▼30分1本
斎藤了 ○"ハリウッド"ストーカー市川(11分20秒 イナバウアージャーマンスープレックスホールド)鷹木信悟 ×パンチ富永


(試合終了後)
鷹木「おいこらパンチ! 今日もてめえのせいで負けたじゃねえか。最後の誤爆だけじゃなく、オレのケツにカンチョーしやがって! なにすんだコノヤロー!(と張り手)使えねえ野郎だな。おい斎藤了、そういやオマエ、お笑いゲートのチャンピオンのくせに23日の福岡ではドリームゲートに挑戦するらしいな。おい、お笑いゲートの王者がもしドリーム王者になったら、団体の、いや業界の恥だぞ。わかってんのか? まあもちろん、オマエみたいなお笑いレスラーが勝つことはないと思うがな。福岡も、せいぜい今日のようにお笑い取って華々しく望月成晃の前で死ぬんだな」


斎了「なんだおい、全部パンチのせいにしやがって。試合に負けたのはオマエのせいだよ! そんなこと言うからパンチに嫌われるんだよ、オマエは。陰で言ってるぞ、鷹木だけは許さねえってな。なに? お笑いゲートのオレがドリーム取ったら恥だと? 今日の試合、パンチにカンチョーされたり鷹木信悟、オマエなかなか面白かったぞ。お笑いゲートも立派なDRAGON GATEのベルトだ。別に2冠になったっていいじゃねえか。オレは絶対ドリーム取ってやるよ。そしたら、オマエとドリーム、そしてこのお笑い懸けて2冠戦やってやってもいいんだぞ! まあよ、こないだの後楽園でオマエにシングルで勝ったけど、オマエとはまだまだ終わるつもりはねえからな。また来年もとことんやってやるからな! 覚悟しとけ」


◇第4試合◇
▼TRIBE VANGUARDスペシャルタッグマッチ/30分1本
B×Bハルク ○Kzy(13分11秒 スカイデ・スクールボーイ)×YAMATO ヨースケ・サンタマリア


Kzy「ヨー、後楽園、答えてもらっていいか!? いまの試合勝ったのだれだ!(Kzy!)今年最後、Kzyが取ったぞ! トライアングルゲートチャンピオンの中にオレがいることを忘れてもらっちゃ困るんだよ! どいつもこいつも甘く見やがって。トライブ・ヴァンガードはYAMATO、ハルクだけじゃねえ! 絶対ひっくり返すぞ。ここにいるハルクさんも、YAMATOもそう。現世代って言われてるヤツいるだろ。土井? 吉野? 鷹木信悟? クソ食らえだコラ! ぜってえオマエらのポジション、たどりついてみせるからな。いつまでも陰に隠れてると思うなよコラ! 後楽園、来年もオレはぜってえに上がってみせますんで、見ててください。よろしくどうぞ!」


◇第5試合◇
▼45分1本
望月成晃 ○堀口元気 Kagetora(13分19秒 バックスライド・フロム・ヘブン)吉野正人 ×Ben-K ジェイソン・リー


◇第6試合◇
▼土井ダーツスペシャル10人タッグマッチ
神田裕之 ○エル・リンダマン ワタナベヒョウ ドン・フジイ T-Hawk(24分14秒 ジャーマンスープレックスホールド)ビッグR清水 Eita 土井成樹 ×Kotoka 横須賀ススム


(試合終了後)
リンダ「見たか見たか見たかオイ、今年のメインイベント、土井ダーツ、このオレ、エル・リンダマンの完全なる勝利だー!(ブーイング)なんか文句あんのかバカヤロー。来年も一緒だぞ。来年もオレたちヴェルセルク、Eita、T‐Hawk、そしてリンダマン、ヤングなヴェルセルクで~、リング上かき回してやるからよー。おい、オマエら来年も目ん玉よく見開いて見に来いよバカヤロー!」


Eita「リンダ、リンダ、オレにも一言、しゃべらせてくれよ。いいよなオイ!?(ブーイング)一言だけだ。(ブーイング)はぁ!? お~い、ススム~。ス~ス~ム~。オマエの大好きなCIMAはどこいった? ツインゲート前に海外に逃げたわけじゃねえだろうな? まあアイツがいてもいなくても、どっちでもいいけどな。ススム、オマエがいても、どっちでもいいわ。それからよ、前回の後楽園で乱入してオレに一発食らわしたよな? ススム~、ス~ス~ム~、ス~ス~ム~! 調子乗ってんじゃねえぞコノヤロー。生意気なんだよコラ(とススムを蹴る)」


(ススムがEitaにジャンボをたたきこむ)


ススム「マイクテス、マイクテス、OK。おい、Eita、生意気なのはよ、おめえなんだよコノヤロー! クソガキが調子乗ってんじゃねえぞコノヤロー。オレもな、CIMAもな、もう20年プロレスやってんだぞ。オマエがまだクソガキのころからな、オレらはこのリングで闘ってんだよ。そんなオマエらにな、オレらのことわかるわけねえだろ。CIMAもな、だいぶ溜まってんぞ。福岡ではな、オレとCIMAでオマエら、メチャクチャにしてやるからな。おい、もう一回言うぞ。オマエら…メチャクチャにしてやるからな。覚悟しとけオラ!」


(VerserK退場)
ススム「(土井に)メチャクチャですよ?」


土井「いやいや(笑)。OKOK(笑)。まあまあ。ススムさん、今日メインで組んだのもなんかの縁なんで。(ススムが指を突き上げるポーズ)メッチャ伸びてる。ファーストフィンガー、めっちゃ真っ直ぐやな」


ススム「一回やりたかった。すいません」


土井「いやでも、なんかの縁なんで。オレも福岡国際センターでトライアングルタイトル戦あるし、そっちはそっちでツインゲートあるから、23日福岡でお互い結果残しましょう。まあね、今日、年内最後の後楽園大会ですから、このメンバーで締めるのはちょっとさびしいんで、せっかくなんでね、この場にいてるDRAGON GATEの全選手、リングに集まってもらいましょう! まあ毎年恒例ですよね、これは。今年もみんな上がってくれますかね。だれもこおへんやんけ!(選手がぞくぞくと出てくる)来ました来ました。(マリアがサインボールを持ってくる)なんかマリアいいもん持ってるやんけ。せっかくなんで、ちょっと早いクリスマスプレゼントとして、全選手によるサインボール投げをおこないます! 皆さん受け取ってください!」


(リング上から選手たちがサインボールを客席に投げ込む)


土井「最後は毎年恒例、ここ最近やってますけど、選手一人ずつあいさつしましょうか。短めでお願いします。全員ですから。ボクは一言だけ言います。来年の12月の後楽園では、絶対に土井ダーツはやりません!(えー!)オマエらな、ぜいたくすぎるんじゃ! 絶対やらんぞ!(ブーイング)なんでや! おい清水、(清水と一緒に)ほー! ありがとうございます」


吉野「皆さんありがとうございました! まあね、ちょっと今年はケガから始まった1年だったんでね、来年は個人的にも勝負したいと思いますんで、来年もよろしくお願いします!」
清水「ひと言だけ皆さん一緒にお願いします。せーの、ほー! ありがとうございました!」


Ben-K「オレが~! Ben-Kじゃ。はっはっは~」


ジェイソン「(中国語でしゃべり)センキュー」


清水「ジェイソンは後楽園の皆さんありがとうございました、来年もよろしくお願いしますと言ってます」


ヒョウ「1年間ありがとうございました。来年もこの後楽園で試合できるように頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします!」


スト市「今年も1年、どうもありがとうございました。来年はですね、ボクも今年1年後楽園あんまり来てなかったんで、たくさん来れるように頑張りたいと思います。ありがとうございます!」


堀口「(スト市と肩を組んで)来年はですね、ボクらデビュー20周年の年です! 来年こそボクは、植毛します!」


Kagetora「1年間ありがとうございました! 今年取ったブレイブゲート、来年もしっかり防衛したいと思います!」


斎了「はい、みなさん1年間本当にありがとうございました。23日福岡国際センターではチャンピオン・望月成晃を倒してお笑いとドリームの2冠になって帰ってきますんで、また来年会いましょ~!」


ススム「今年も1年ありがとうございました。ジミーズが解散して寂しかったりもしましたけども、ボクも堀口と一緒に来年20周年を迎えます。まだなんにも決まってないし、予定もないですけど、来年はできたら横須賀に凱旋したいなって思ってますので、そのときはよろしくお願いします。ありがとうございました」


K‐ness.「1年間ありがとうございました。特に来年のことは考えてませんが、コスチュームはどんどんフォームチェンジしていきたいと思いますので、よろしくお願いします」


しゃち「今年1年、本当にありがとうございました! 2018年も、声出していこー!」


Gamma「はい、ガーンマ! ガーンマ! ガーンマ! ありがとうございます! オーバージェネレーション、2018年後楽園最後、最後の最後で石田がなんか脳震盪でとうとう2人になっちゃいましたけど、2018年は必ずフルメンバーで出ますので、来年も応援よろしくお願いしまーす! うー!」


問題龍「思えば、この後楽園で欠場宣言したんですけれども、皆さんのおかげで再びこの後楽園ホールで試合することができました。ありがとうございます! 来年はこの後楽園、全試合出場できるように、ファンのため、そして甥っ子のために突っ走っていくんで、また来年、この後楽園ホールで会おうぜ。じゃ~な」


吉岡「1年間ありがとうございました。来年は上を目指して突っ走るだけです。以上です。ありがとうございました」


Kotoka「ヴェ~!」


(フジイがKotokaの頭をはたき、マイクを持つと全選手が立ち上がる)


フジイ「高いところから失礼いたします(全員ずっこける)。来年はヒザを治します。ありがとうございました」


シュン「シュン・スカイウォーカー、2018年は、2018年こそは、スカイウォークしたいと思います。よろしくお願いします!」


マリア「みなさーん、それでは、サン、ニー、イチ、ラブリー、いきましょー! サン、ニー、イチ、ラブリー!」


U‐T「自分も今年ケガで…自分も今年1年…違う違う、すいません(苦笑)。自分も今年1年、最初はケガで出れなかったので、来年はもっともっともっと試合出て、フルで試合に出れるように頑張りますので、皆さんよろしくお願いします。オレが、U‐Tだー!」


ハルク「相変わらずU‐T固いね。固いね。来年はU‐Tのぶんもオレは砕けていきますので皆さん、エンジン全開で頑張りますのでよろしくお願いします!」


YAMATO「皆さん2017年、ありがとうございました。もうボクも11年になりますけど、どんどんどんどん毎年変化していかなきゃいけないなと思ってますので、2018年は、そろそろ髪を切りたいと思うんですけど(えー!)、はい、どうでしょうか?(拍手)機会があれば、はい、ありがとうございました」


Kzy「今日来てる皆さんに聞きましょう。来年もDRAGON GATE応援してやるよって人はプッチュアハンズ! 素晴らしい。そんなみんな全員正解、来年はまたエンジン全開、DRAGON GATE奇想天外な展開、お送りするぜ来年も。みんなと一緒に楽しみましょう。ワン、タイム、イージー、イッツ!(KZ.time!)センキューベリーマッチ!」


望月「後楽園ホールご来場の皆さん、今年1年本当にありがとうございました。おかげさまで全大会ほぼ超満員札止めで、今日も売れ行きの状態が早く。ぜひとも来年もすべての後楽園大会、超満員札止めでいきたいと思いますので。そのためにはわれわれがいい試合を提供するのはもちろん、皆さまも、後楽園ホールはほぼ平日ですが、ぜひ都合をつけて、来年もぜひともすべての後楽園ホール大会にご来場ください。今年1年、本当にありがとうございました!」


(リング上で集合写真)


 DRAGON GATE年内最後の後楽園大会は恒例の土井ダーツ10人タッグマッチが行われ、12・5後楽園で行われた土井ダーツによって10選手が選ばれるも、両チームともVerserKのメンバーが入るなど、決定時点で大荒れが確実、最後に入場したT-Hawkが奇襲をかけて開始となり、各選手とも2階バルコニーにまで雪崩れ込むなどして大乱闘を展開する。
 やっとリングに戦場が戻るもススム&MaxiMuMが連係を繰り出すが、Eitaは加わらず、Kotokaがリンダにダイビングフットスタンプを投下してカバーも味方のEitaがカットに入り、敵のT-Hawkとの連係でススムを攻めるなど、他の5選手とは違ってVerserKの5人だけは自分らの試合を展開して試合を混戦化させていく。
 終盤には土井組が一番キャリアの浅いヒョウを捕らえてKotokaがカルデラを投下するも、また味方のEitaがカットに入ると、敵のT-Hawkとの連係からT-HawkがBTボムを決め、最後はリンダのジャーマンが決まって3カウントとなり、土井ダーツ10人タッグ戦はVerserKが主役を奪い取る結果となった。


 試合後にはEitaが海外出張で不在のCIMAをけなすと、ススムがEitaにジャンボの勝ち!を放って蹴散らし、CIMAやVerserK、第1試合で脳震盪となった石田を除く全選手が揃って、各自で挨拶し今年最後の後楽園を締めくくった。


 また第3試合の斎了&スト市vs鷹木&パンチはシリアスモードとなったスト市を鷹木がイス攻撃などで徹底的に痛めつけ、斎了のサイクリングヤッホーやスト市のロープ渡りを否定するかのように鷹木が徹底的阻止する。しかし調子に乗った鷹木がパンチにロープ渡りを指示すると、パンチが失敗して鷹木と交錯、怒った鷹木がパンチを制裁してから流れが変わり、鷹木の斎了へのパワーボム狙いを、たまたま構えていたパンチにスト市がカンチョーして、パンチが鷹木にカンチョーをしてしまうと、最後も鷹木とパンチが同士討ちになった隙を突いて、スト市がパンチにイナバウアージャーマンを決めて3カウントを奪い、試合後も鷹木がパンチを制裁。T-Hawk&Eitaと鷹木は明暗を分けてしまった。敗れたのはパンチだが鷹木の失態には変わりないことから、失態を続ける鷹木をT-Hawkらはどう見ているのだろうか…


 第4試合のTRIBE VANGUARD対決は、YAMATO組がKzyを捕らえ、YAMATOがKzyにgo 2 Hospital IIからトレイン攻撃、マリアがスカイラブ、YAMATOがgo to Hospital Iと畳みかけるが、ハルクがカットに入るとマウス、踵落とし、ニールキック、ハルク組がトレイン攻撃からKzyがスワントーンボム、ムーンサルトプレスとYAMATOを捕らえる。しかしKzyのKzyTime狙いは、マリアがキスで阻止し、振り切ったKzyは強引に投下もYAMATOは剣山で迎撃する。
 マリアはハルクをキスの餌食にすると、CDJで攻め込むKzyにYAMATOはビックブーツから旋回式ギャラリアを狙いが、Kzyが一瞬のスカイ・デ・スクールボーイで丸め込んで3カウントとなり、リーダーのYAMATOを破ったことでトップ戦線に名乗りを挙げた。17日の名古屋でも吉野からフォールを奪うなど、このところのKzyの活躍はめざましいものがあり、今回の勝利はKzyにとっても大きく、ドリーム王座を狙ってもおかしくない。12・23福岡で行われる望月vs斎了のドリーム選手権の後に名乗りを挙げるか?注目したい。

永田が渦中に巻き込まれた2003年大晦日の興行戦争①仁義なき戦いが勃発!

 2003年12月31日の大晦日、K-1、PRIDE、INOKI BOM-BA-YEが3大格闘イベントがTV局を巻き込み、熾烈な興行戦争を繰り広げ、アントニオ猪木がオーナーとなっていた新日本プロレスも否応なく巻き込まれていったが、永田裕志も巻き込まれていった一人だった。


 なぜ3つの格闘イベントが興行戦争となったのか?1992年5月に正道会館の石井和義館長が立ち技最強トーナメント「K-1 Grand Prix '93」を開催、フジテレビが放送したことで爆発的な格闘技ブームが起き、1996年にはフジテレビがゴールデンタイムでK-1を放送、ナゴヤドーム、大阪ドーム、東京ドームと三大ドームツアーを開催、テレビの視聴率も20%を越えていったことで、格闘技が視聴率を稼げるコンテンツとわかると、フジテレビだけでなく日本テレビ、TBSもこぞってK-1を放送を開始、K-1は格闘技で絶大なる人気を誇るようになった。


 1997年10月には総合格闘技イベント「PRIDE」がスタート、ヒクソン・グレイシーvs高田延彦を開催するためのイベントだったが、ヒクソンが高田を破ったことで大きなインパクトを与え、好評を得たことで、PRIDEは継続され「PRIDEナンバーシリーズ」を開催していったが、このときはまだまだ人気面ではK-1には及ばす、2000年からPRIDEも谷川貞治氏の手引きでフジテレビで放送がスタートし、2000年5月1日に行われた桜庭和志vsホイス・グレイシー戦からPRIDE人気が一気に高まり、ファンからも認知されていった。そして猪木がPRIDEのエグゼクティブ・プロデューサーに就任することで、藤田和之や小川直也を擁している猪木事務所もK-1、PRIDEに大きく係わるようになり、2001年の大晦日にはK-1、PRIDE、猪木事務所が協力し合い、「INOKI BOM-BA-YE 2001」が開催され、紅白歌合戦の裏番組としてTBSが放送、14.9%の視聴率を獲得することで、これを契機に大晦日の格闘技イベントが定着、8月28日には国立競技場に進出し「Dynamite!」が開催、ゴールデンタイムでは放送されることはなかったが、スカパーPPVの売り上げは10万件記録、9月1日の14時30分から16時54分の時間帯に録画放送されて10.6%を記録するなど、格闘技ブームはプロレスをも凌駕するようになった。だが実際のところは主催のTBSがK-1にイベントを依頼し、K-1から猪木へ、そして大会運営をPRIDEの主催するDSEに発注されるシステムとなっており、DSEはまだK-1の衛星団体に過ぎず、格闘技は実質上K-1の一人勝ちだった。


 2002年の大晦日には「INOKI BOM-BA-YE 2002」も開催され、視聴率も16.7%を記録するなど前年度より上回り、大成功を収めたかに見えた。ところが2003年に入るとPRIDEを運営していたDSEの社長である森下直人氏が急死、K-1も脱税で摘発された石井氏がK-1の全役職を辞任、証拠隠滅教唆容疑で逮捕される事態が起きると、これまで信頼関係を結んでいた人物が同時に消えたことで、K-1とPRIDEも関係は大きく一変、PRIDEはDSEの常務だった榊原信行氏、K-1は石井館長のアドバイザー的存在だった谷川貞治氏が後を引き継ぎFEGを設立してK-1を運営することになったが、以前からK-1の下に置かれる現状に面白くなかったDSEはK-1を出し抜こうと目論み始め、これまで独占していたK-1を他局でも放送されていたことに面白くなかったフジテレビと組み、K-1からは谷川氏が引き継いだことに反発した川又誠矢氏率いる反谷川グループを抱き込む。川又氏は石井館長の側近だったが、谷川氏を後継にされたことに反発しミルコ・クロコップを抱き込んで、ミルコと吉田秀彦を中心とした新格闘技イベントの旗揚げを画策していた。ミルコの引き抜きを知った谷川氏は榊原氏を訪れ抗議するも、榊原氏は受け付けず、これでK-1とPRIDEの信頼関係が崩れ、熾烈な仁義なき戦いへと突入する。


 そしてこの年の大晦日も猪木がPRIDEのエグゼクティブ・プロデューサーを務めていたこともあって、DSEの仕切りで「INOKI BOM-BA-YE 2003」をさいたまスーパーアリーナで開催しフジテレビが放送する段取りとなっていた。対するK-1も「Dynamite2003」をナゴヤドームで開催しTBSが放送することになっていた。ところが川又グループが新日本プロレスの取締役でありUFOの社長だった川村龍夫と組んで「INOKI BOM-BA-YE 2003」を日本テレビで放送することを進めたためPRIDE側と対立、DSEと川又グループが仲間割れとなり、川又グループはミルコだけでなく、藤田和之や小川直也、そして新日本プロレスを要していた猪木事務所を抱きこんでかねてから計画していた新団体計画を進め、神戸ビックウイングで「INOKI BOM-BA-YE 2003」の開催を発表、川又グループは成功した暁には新団体は日本テレビによる定期放送がスタートすることも視野に入れて莫大な放映権料が入る契約を結び、そのうち何パーセントを猪木事務所に入ることになっていた。川又グループと決別したDSE側も11月9日のPRIDE-GP決勝戦・東京ドーム大会で統括部長の高田が「今日この会場には、私の師匠である猪木さんが来てません。なぜこの世界格闘技史上歴史に残る空間に、あの人は来てないんですか? 猪木さんはPRIDEに背を向けてしまったんでしょうか? 私は、あえて一言だけ言います。去る者は追わず!」と猪木のPRIDE追放を宣言、「PRIDE男祭り」とタイトルを改め、さいたまスーパーアリーナで開催することを発表、TBS、フジ、日テレを巻き込んだ格闘技興行戦争の火蓋が切られた。(続く)

1・4東京ドームの全カード決定!オカダ、内藤、ケニーの時代を示すことが出来るかの戦い

1・4新日本プロレス東京ドーム大会の全カードが発表された。


新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」2018年1月4日(木)   15:30開場 17:00開始


◇第0試合◇
▼1分時間差バトルロイヤル ~ニュージャパンランボー


◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第54代王者組]SHO YOHvs[挑戦者組]マット・ジャクソン ニック・ジャクソン


◇第2試合◇
▼NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ガントレットマッチ/60分1本
[第14代王者組]バットラック・ファレ タマ・トンガ タンガ・ロアvs[挑戦者組]真壁刀義 ジュース・ロビンソン 田口隆祐vs[挑戦者組]石井智宏 矢野通 バレッタvs[挑戦者組]ザック・セイバーJr. 飯塚高史 タイチ


◇第3試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/60分1本
飯伏幸太vsCodywithブランディ・ローデス


◇第4試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第78代王者組]ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.vs[挑戦者組/WORLD TAG LEAGUE 2017 優勝チーム]EVIL SANADA


◇第5試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合 敗者髪切り&ノーセコンド・デスマッチ/60分1本
[第16代王者]鈴木みのるvs[挑戦者]後藤洋央紀


◇第6試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合4WAYマッチ/60分1本
[第79代王者]マーティ・スカルvs[挑戦者]KUSHIDAvs[挑戦者]ウィル・オスプレイvs[挑戦者]高橋ヒロム


◇第7試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第16代王者]棚橋弘至vs[挑戦者]ジェイ・ホワイト


◇第8試合◇
▼IWGP USヘビー級選手権試合 ノーDQマッチ/60分1本
[初代王者]ケニー・オメガvs[挑戦者]クリス・ジェリコ


◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第65代王者]オカダ・カズチカvs[挑戦者 G1 CLIMAX 27優勝者]内藤哲也


 今年はオカダvs内藤、ケニーvsジェリコがダブルメインとされ、ケニーvsジェリコはノーDQマッチとされた。なぜIWGPヘビーとUS王座が同格とされ、インターコンチがセミに降格になったのかで賛否が出ているが、US王座は7月に出来たばかりの王座で権威を上げるのもこれからの段階、その状況で超大物であるジェリコが挑戦してきたことでUS王座そのものも一気に権威が上がった。この試合はUS王座の権威を上げるために組まれた試合のようなもので、どっちが勝ってもベルトの権威と勝ちが一気に上がり、またケニーvsジェリコを前にもってきたことで、オカダと内藤にとっても良いプレッシャーにもなる。オカダと内藤にとっても2014年にIWGPヘビー級選手権として対戦するはずが、メインではなく。ファン投票でメインは棚橋vs中邑真輔のIWGPインターコンチネンタル選手権とされ、まだまだ棚橋と中邑の時代とされてしまった。今回の一戦はオカダと内藤の時代と示す一戦となる。またオカダ、内藤、ケニーの時代になったことを示すことが出来るか?今回のドームは3人にとっても重要な大会になるだろう。


 NEVER選手権は鈴木、後藤の要求通りに敗者髪切りマッチとなった。後藤にとっても負ければ髪を失うどころか新日本での居場所をなくし、また鈴木も自身の髪型はワンピースの"悪魔の実(ゴムゴムの実)"の模様、つまり自身の魂をかけるのと同じなだけに負けられない一戦となる。


 飯伏vsCodyは当初ROH選手権がかけられる予定だったが、12月15日のROHのビックマッチでダルトン・キャッシュに敗れ王座転落となり、ノンタイトルでの試合となった。


 今年は永田裕志、中西学、天山広吉、小島聡、獣神サンダー・ライガー、タイガーマスクのベテラン勢だけでなく高橋裕二郎、YOSHI-HASHI、BUSHI、デビット・フィンレーもドームの本戦から外れるなど、改めて新日本の層の厚さを見せつけられてしまった。~ニュージャパンランボー~に参戦となるのだろうが、長州力が"もったいない"と言ったのも改めてわかるような気がする。


 2018年まであと僅かとなったが、オカダvsケニーのドーム決戦からもう1年が経過するとは、改めて時の早さを痛感する。2018年のドームはどんな戦いという光景を見せてくれるのだろうか…

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