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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

今年もやってきた1・4!オカダが民意さえも飲み込んで内藤を粉砕!ドームを揺るがしたケニーvsジェリコ、絶品の激闘!

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今年もやってきた1・4!オカダが民意さえも飲み込んで内藤を粉砕!ドームを揺るがしたケニーvsジェリコ、絶品の激闘!

1月4日 新日本プロレス「ブシモ 5th ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」東京ドーム 349995人


<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第8試合◇
▼ IWGP USヘビー級選手権試合 ノーDQマッチ/60分1本
[初代王者]○ケニー・オメガ(34分36秒 片エビ固め)[挑戦者]×クリス・ジェリコ
※片翼の天使
☆ケニーが4度目の防衛に成功


【ケニーの話】
ケニー「今日はドリームマッチとして注目されていたが、それもこれにて終了だ。クリス・ジェリコとの、世界へ向けた一戦がな。しかし、この試合に向けたすべてに対しては感謝するぜ、クリス・ジェリコよ。彼が作り上げてきた素晴らしいストーリー、そしてプロモーションの中で言ってきた、自身が最高でスーパースターであることを、このリング上で示せたと思う。まさにミスター・メインイベントにふさわしい闘いだった。さすがはレジェンドであり、メガスター、そしてミスター・メインイベントだ、お前は。しかし、これだけで終わったとは思っていない。自分自身の夢、そしてその夢は悪夢、恐ろしさの中で渦巻いていくものだということがわかった。そして、この試合を終えて、一つの大きなことを学んだ。それはほかではなかったこと。俺のホームはここ、ニュージャパン。俺はここで働いてるし、それが終わったわけじゃない。俺の仕事はチャンピオンであり、それは終わってなんかいない。俺は人生を懸けてトップファイターの中で生き残っているんだ、クリス。ベルトを落とすことはできないし、ここを離れることもできない。そしてこれが最後の試合でもない。俺の遺産はニュージャパン・プロレスリングで引き継がれていく。サンキュー・ベリーマッチ。何か質問はあるか?」


--東京ドームのど真ん中、まさに世界中が注目する中で、去年とは全く違うインパクトを残したと思うんですけど、試合を終えて今の感触はいかがですか? 去年との違いは?
ケニー「去年の試合はスペクタクルのなかでも最高にスペクタクルな闘いをしようと思っていた。美しさや持てる業をフルに使ったテクニカルで、ニュージャパンがナンバーワンであるという、すなわちケニー・オメガがいるところこそが、世界を変えるということを示したい闘いだった。しかしクリス・ジェリコとの闘いは、言葉のぶつかり合いであり、頭脳のぶつかり合い。そして夢のぶつかり合いであり、こうしたいという願望のぶつかり合いだった。お前のプロレスに対するアイデアが、俺自身のものとは異なるものであることがわかった。クリス・ジェリコはすでにレジェンドになっており、その名声はこれからも残っていくだろう。自分は自身が最高であることを去年1年間で証明してみせた。2017年だけで、歴史に残る試合を何試合もして見せてきたわけだからな。今日ここで自分たちのアイデアがぶつけ合うことができた。クリス・ジェリコよ、俺は昨年すでに素晴らしいプロレスリングを見せつけることに力を注いだが、今年は本当の意味での闘い、そして俺の強さを見せる闘いで、それを見せることができたと思う」


--ケニー・オメガ選手とクリス・ジェリコ選手は同じカナダ・ウィニペグ出身という部分もあると思うんですけど、リング上で対角線に立ってみて、なにかこう、同じ部分を感じたところはありますか?
ケニー「ウィニペグは本当にとても小さな町だ。小さな町で生まれ育つと、大きな夢を持つなと教えられるところがある。その町に溶け込んで、普通であれと教えられて育ってくる。そんな中でケニー・オメガとクリス・ジェリコは、同じように闘ってきたし、苦しんできた。そして一方は何億というカネを動かす王国で、大金を生み出すロボットとして育った。それがクリス・ジェリコだ。それに対して俺は、自身のアイデア、自身の夢、オリジナリティーを生かすことで自分の道を切り拓いて、そこを歩いている。そしてニュージャパン・プロレスリングは、俺にそれを許してくれた。なにがケニー・オメガスタイルかって言えば、すべて自身の発想でやってきたということだ。一方、クリス・ジェリコスタイルっていうのは、ビンス・マクマホンというとてつもない力を持った者の下でやってきた“商品”といってもいだろう。もちろんどちらも決して簡単なことではない。同じように闘ってきたけど、歩んでる道は異なっている。それはそれでリスペクトしているよ。アメリカで億単位の大金が転がっているけど、だからといってアメリカが最高だというわけじゃない。だけど、俺にはニュージャパンの方がいいんだ。ここでは自分の思うような闘いができるし、最高の闘いができる。だからこそ、俺はここにいるんだ」


--このIWGPヘビー級王座は、ケニー・オメガ選手が手にしてから、まだ1度も王座は移動していません。その点については、今後、このベルトの価値というところではどう考えてますか?
ケニー「今日、この試合に勝ったことでIWGP USベルトについても、一つのことを証明できたと思う。それは(新設されてから)1年もたってないこのベルトで、年間最大の舞台であるトーキョードームのメインイベントが務まる価値のあるものだということだ。クリス・ジェリコはUSヘビー級王座を選んだわけじゃない。彼はケニー・オメガを選んだんだ。レスラーがベルトの価値を築く。そして、レスラーが団体を押し上げる。すべてはそこにある。そして(※ベルトを指して)ここにある。自分自身が最高、最強のレスラーであることを今日、知らしめることができた。今、オカダとナイトーが闘っている。IWGPヘビー級がこの世で最高に権威があるベルトだというのなら、それを彼らに証明してもらいたい。あのべルトがメインイベントに選ばれたんだからな。俺は闘いで証明したぞ。このベルトには明日があるってことをな。このベルトには、俺の試合、ベストバウトマシンが詰まってるということと、それを見たいならこのベルトを選んだ方が賢明だということをな。文句があるヤツは、勇気を持ってぶつかって来い。俺を倒せばいい。それより優れていると見せつければいい。なんで誰もそうしてこないんだ? 俺に挑戦してきて、俺を倒すことに成功すれば、俺より素晴らしいということが示せるんだからな。だけど、俺は誰よりも運動神経がいいわけでもないし、誰よりも努力しているとも思わない。しかし、ほかの誰よりも大きくて強いハートをここに持っている。そして情熱もな。俺のその情熱というのは、ハングリー精神からくるものでもある。そして、それが俺をグレートな段階へと押し上げる。数あるアイデアの中で俺が選んだプロレスリングに対するアイデアが、この業界の未来へいざなっている。そして、このベルトがナンバーワンに運んでいってくれる。いま闘ってるナイトーとオカダ。俺に(彼ら2人は)どうかと尋ねられたなら、『ほかにあるのかと言われたら、その通りだ』と答えるだろう。俺以外となれば、あれが俺以外に残された最後のカードだ。そうじゃないっていうなら、彼らには俺以上の試合をして、それを証明してくれることを願うよ。俺はこのベルトとともに、この団体を未来に運んでいく」


--2018年、幕開けの1・4東京ドームでレジェンドであるクリス・ジェリコを超えました。今年、ケニー・オメガ選手はどんな存在を目指しますか?
ケニー「今年、また(新日本は)アメリカに戻る。そしてそれは、去年よりも大きな会場だ。これから何度もアメリカに進出するのなら、このニュージャパンという大きな船には船長が必要だ。そうなったなら、俺を船長にすべきだ。もちろんIWGPヘビー級王座が俺の目標だ。だけど、それ以上に重要なのは、この団体を真の意味で世界規模にすることだ。そして、それができるのは俺しかいないと思っている。それを応援してくれる者もいれば不安に思う者もいるだろう。それが日本であれニュージーランドであれ、UK(イギリス)であってもどこでも、俺は関係なく、この団体を大きくできるのは俺しかいないと思っている。そう、俺だけなんだ。だから俺にハンドルを持たせてくれ。俺に舵を取らせてくれ。そして一緒に走っていこう。ニュージャパンをさらに大きくするために。輝ける未来に向かって。俺が先頭を切らせてほしい。この団体をナンバーワンにするために。そしてそこに連れて行ってあげよう。ということで、グッバイ&グッナイト……Bang!」 


【ジェリコの話】
※ジェリコはインタビュースペースに姿を現すと、目につく物全てを蹴飛ばし、手に持ったベルトを叩きつけたりと大荒れ。
ジェリコ「オマエら、何が聞きたいんだ!? あ!? 聞けよ、何でも答えてやるから!」


──世界が注目する中でのケニー・オメガとの一戦、戦い終えて今、どんな感触、感想をお持ちですか?
ジェリコ「どうだったと思う? どんな気持ちだったかだと!? 考えてみれば分かるだろ!? 日本でこれまでで最高の試合ができたかもしれないが、自分は負けてクソみたいな気分だ。ここはケニーのホームだった。観客も全くフェアじゃなく、俺にブーイングを飛ばしてきた。しかも俺が負けて喜んでいたじゃねぇか。注目の試合? そんなのどうでもいい。『これが日本か!?』それが感想だ」


──去年の1・4ドームに比べて、明らかに多くの外国人観客が立ち上がってジェリコ選手に声援を送っていました。そこについては?
ジェリコ「1人1問だ! 誰か他の記者が質問しろ! 欲張るな!」


──試合中に冬木弘道さんのパフォーマンスをしていたのは?
ジェリコ「冬木は真の日本の戦士だからだ。彼こそ天才であり、プレスやファンのことを気にせず自分のことだけをやり遂げた人だった。彼を尊敬しているし、その思いからアレをやったんだ」


──WWEの日本公演では日本のファンはあなたに大声援を送っていたと思います。「日本のファンは変わってしまった」と感じたということでしょうか?
ジェリコ「そんなことは関係ない」


──日本にはまた戻ってくるのでしょうか?
ジェリコ「それはオマエには関係ない。ノーコメントだ。……今日、この試合がレッスル・キングダム史上最高の試合だったはずだ。ものすごく計算されていて、観客もエキサイトしていて、バズりまくった。そしてこれが新日本プロレスを次のレベルに押し上げたことだろう。ブレイクスルーになったはずだ。それを、ケニー・オメガとクリス・ジェリコが、アルファVSオメガが実現させたんだ。今日、負けはしたが自分自身のパフォーマンスに恥ずべき点は一切なかった。誇らしく思うし、俺たちは素晴らしい試合を見せられたと思う。そして新日本プロレスを世界的に次のレベルに押し上げたことをすごく誇りに思っている。観客動員数もこれまでにない大きな数字を叩き出したと聞いている。それも、アルファVSオメガがレッスルキングダム12で実現したからだと思う。しかし今日の試合に負け、日本のファンのリアクションを見て、明日日本を発って、もう二度と戻っては来ないだろう」


◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第65代王者]○オカダ・カズチカ(34分26秒 片エビ固め)[挑戦者/G1 CLIMAX 27優勝者]×内藤哲也
※レインメーカー
☆オカダが9度目の防衛に成功


(試合終了後)
外道「オイ、内藤! オメェも間違いなく超人だよ。スゲェレスラーだよ(※大拍手)。東京ドームに集まったファン、世界中のファンに、自信を持って言ってやるよ、オイ! もう2度と! 誰1人! レインメーカーを止めることはできねぇ。何でかわかるか、オイ!?(※場内期待の声) ……レェェベェルが違うんだよ、コノヤロー!(※大歓声&大拍手) プロレスの歴史に残るであろう、この『WRESTLE KINGDOM 12』の最後は、もちろん、この男に締めてもらおう。完全無欠のIWGPヘビー級チャンピオン、レレレレインメーカー、カズチカ・オカダ!(※大歓声&大拍手)」


オカダ「みっつ、言わして下さい(※大歓声&一部からブーイング)。ひとーつ! 内藤さん…。内藤さーん! 東京ドームのメインイベント、どうだった!? 最高に気持ちいいだろ? そして! 勝つとな、もっと気持ちいいぞ、コノヤロー!(※大拍手) またやろうぜ(※大歓声)。東京ドームのメインイベントで、もう1回やろうぜ(※大歓声&大拍手)。ふたーつ!……今日は、東京ドーム、凄いお客さん…。どうも! ありがとうございました(※大歓声)。でも、ライトスタンド、ガラ空き。レフト、ガラ空き。上のほうも空いてるトコ、まだまだある…。レインメーカーに、任せなさい。しっかり! 超満員札止めの! 東京ドームを見せてやるからな(※大歓声&大拍手)。みっつ!(※場内期待の声) 特にあるぞ(※場内驚き)。今日勝ったオカダ(の)ファン、うれしいかもしれない、ハッピーかもしれない。内藤さんのファンは悔しいでしょう。BULLET CLUBのお客さんだって、鈴木軍のお客さんだって、レインメーカーがいまここに立ってるの、納得できない人もたくさんいると思います。でも俺は! 俺のプロレスで全員満足させて、ハッピーにしてやります(※大拍手)。いままでは、レインメーカーとして“カネの雨”しか降らせて来なかったですが、2018年、“感動の雨”“驚きの雨”“幸せの雨”、いろんな雨を降らせて行きたいと思います。でも! 1番は“カネの雨”。というわけで! 2018年も!! 新日本プロレスにー!! カネの雨が降るぞー!!(※大歓声)」


【オカダの話】
※CHAOSのメンバーが全員、インタビュースペースでオカダを待ち受け、オカダが外道とともに現れると、拍手で祝福。用意されたビールを各々手に取ると、ロッキー・ロメロの「カンパーイ!」の合図で乾杯。
──9度目の防衛おめでとうございます。今の率直なお気持ちをお聞かせください。
オカダ「そうですね、ま、まだまだこういう戦いをやっていかなきゃいけないんだなと。それがオカダ・カズチカの使命なんだなと思っております」


──ドームのメイン、最後のカードとしてはこれが4年連続となりましたが、改めてこのドームのメイン、どんな舞台だと感じましたか?
オカダ「やっぱり気持ちいいですね。お客さんの数もどんどんどんどん増えていってますし、そこで試合して勝って。ま、それは僕しか、オカダ・カズチカしかできないんじゃないかなと思いますね」


──その中で今日の相手は勢いのある内藤選手でしたが、改めてどんなレスラーだと感じましたか?
オカダ「いや、すごいなと思いました。入場の時の大・内藤コール。僕も入場の前に控えてて聞こえましたし、『こりゃやべぇな』と思いましたけど、リング上に立てば、そんなことは関係なかったことで、内藤さんは強かったです。勢いもかなりありました。でも、僕の方が強かったというだけだと思います」


──その中で、ドームのメインを戦ってきた経験の差というものがオカダ選手にあるのかなと思いましたが。
オカダ「そうですね。でも、今日の東京ドームのお客さんも、毎年毎年、経験したことのない東京ドーム大会になってますんで、また来年、お客さんも増えて、誰とやるか分かんないですけども、また経験したことのない東京ドーム大会になって、またレスラーとして成長してしまうんじゃないかなと思いますし。やっぱり、来年もオカダ・カズチカしかいないんじゃないかなと思いますね」


──試合前は、歓声の比率が0対10でもいいとおっしゃってましたが、それでもオカダ選手が勝った時は大きな声援が上がっていたと思います。どのように聞かれましたか?
オカダ「正直、聞く余裕はなかったですね。ワーワー言ってるだけというか。そこにはオカダ・コールも内藤コールもなかったと思いますし。みんながしっかり応援して、その時のどういう声か分からないですけども……『よっしゃ!』なのか『あーあ……』なのか分からないですけども、そういういろんなものが混ざった歓声だったと思いますね」


──今日の勝敗を分けたポイントは?
オカダ「やっぱり、このIWGPのベルトを守ることを目標にしてきた人間と、メインイベントに立つことを目指していた人間の違い、そこの差が出たんじゃないかなと思いますね。やっぱりベルトに対しての執念というのは、僕の方が上回ってたと思います。内藤さんも、またどんどんどんどん、東京ドームのメインイベント、立つだけで満足なんてできないと思いますし、どんどんどんどんこのベルトが欲しくなってくると思いますんで、またベルトを懸けて。それが東京ドームのメインだと、また意味があるんじゃないかなと、4年前とはまた違う意味があるんじゃないかなと思います」


──やはりIWGP王者としてベルトを持つことが大きいということでしょうか? 内藤選手は、ベルトがなくても輝けるとおっしゃってましたが。
オカダ「まぁ、どんどんどんどん輝いてもらえばいいんじゃないかなと思います。別に1人だけ輝かなきゃいけないなんていう、そんなルールはないですし。内藤さんは内藤さんで輝いてもらえばいいと思います。それが棚橋さんでも、ケニーでも、誰でもいいと思いますし、そこは勝手にどうぞ、輝いてもらって。まぁでも、一番ど真ん中で輝いているのは、IWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカということだと思いますんで、僕のまわりでは勝手に輝いてください」


──今回、9度目の防衛ですが。
オカダ「次で2ケタですか。僕は前も防衛8回だったので、9回という新たなところに来たと思いますし、別に目指してたわけじゃないですけど2ケタっていうのも見えてきましたし、それを目指してるわけじゃないですけどV11っていうのも見えてきてますし。それはそれで楽しみっすね。どんどんどんどん防衛して、何か記録を作りたいわけじゃないですけど、しっかり防衛して、リング上で言ったように感動だったり驚きだったり、ハッピーだったり、いろんな雨を降らせていきたいなと思います」


──王座保持期間も最長記録を更新中ですが。
オカダ「それもしっかり……その記録を伸ばしたいというよりも、僕はずっとチャンピオンでいたいだけなので、ずっとチャンピオンでいられるように、2018年もしっかりやっていきたいと思っております」


──この1年はどんな1年にしていきたいですか?
オカダ「今日のお客さんの数が、2017年に僕たちがやってきたことの結果だったり期待だと思ってるんで、2019年にもっとお客さんが入るように、しっかりどんどんどんどん盛り上げて、プロレスの、新日本プロレスのすごさっていうのを、日本全国、世界中に知らしめていきたいなと思っております」


──今日はパンタロンを新調されて、お客さんからどよめきも起きていましたが、どんな意味が?
オカダ「ま、気分転換です。僕もずっと同じコスチュームでやってるっていうのも、自分としても新たな刺激が欲しいと思ってましたし、そういう意味でちょっとコスチュームを変えました」
(※質疑応答が終わり、立ち上がったところで)これだけお客さんが入ったんで、オーナーにボーナスもらわないと。全選手、全社員に、オーナーからボーナスごっちゃんです」


【内藤の話】
※内藤はフラフラとした足取りでインタビュースペースに現れる。
内藤「俺は、負けてなんかいねぇよ。勝つまで、何度でもやってやるよ! ……とか言うレスラーいるけどさぁ、俺はそういうの嫌いだから。今日はスリーカウント聞いたのは事実だからね。まぁ、勝った者が全部、素晴らしいんでしょう。勝った者が全て正しいんでしょう。いや、非常に悔しいですよ。オカダにも、そしてお客様にもかつて笑われましたよ。『東京ドームのメインが夢か』って。でもさぁ、これは俺が、中学3年生の時に立てた目標だから。これ、俺は大事にしてきたから。誰に笑われようと、大事にしてきた夢だから。まぁ、今日、俺は何か一つ、ゴールを迎えたっすかね!? まぁでもそれは、中学3年生の時に立てた目標のゴールであり、今日、ゴールを迎えた時点でまた新しい夢が見えてきましたよ。レスラー内藤哲也としての夢が、出てきましたよ。まぁ、また次の機会に発表しますよ。今、一つ言えることは、俺は必ず、またこの舞台に戻ってくるから。東京ドームでの大合唱、皆様、楽しみに待っててください。じゃあ、明日後楽園ホールで試合あるんでね、みなさんも来てくれるんでしょう? 明日、また後楽園ホールでお会いしましょう。(※フラつきながら)アスタ・マニャーナ、アディオス!」


 今年も迎えた新日本プロレス1・4東京ドーム、今年のダブルメインの第1試合ではケニーの保持するUS王座にWWEで数々のタイトルを総なめにしてきたジェリコが挑戦、試合形式はノーDQマッチとして行われたが、ジェリコはセコンドのヤングバックスとハグしているケニーを襲撃、試合開始のゴングは鳴らされず慌てて若手らが制してから、改めて試合開始。開始からいきなり殴り合う両者だったが、ケニーがフランケンシュタイナーを仕掛けると、ジェリコはウォール・オブ・ジェリコで切り返し、ケニーがスライディングキックで鉄柵外へジェリコを出して、スワンダイブプランチャを発射も、ジェリコがかわしたためケニーは英語実況席に直撃、ジェリコは場外でウォール・オブ・ジェリコを敢行し、海野レフェリーが制止に入るが殴り倒してから、若手にもウォール・オブ・ジェリコを敢行するなど、気性の激しさを見せるが、ケニーもイスやTVモニターを投げつけて逆襲、仰向けのジェリコにテーブルをセットしてから、鉄柵上でのフットスタンプを投下する。
 ロープ越しで両者は殴りあい、ケニーがスワンダイブを狙うが、ジェリコは三角飛びドロップキックで迎撃すると、テーブルをセットしてテーブル貫通パワーボムを狙うが、ケニーが抵抗したため場外パワーボムに切り替え、リングに戻ったジェリコはコーナーからのバックハンドエルボー、セカンドロープからミサイルキックと猛攻をかけるが、ケニーが張り手、逆水平の連打で応戦、だがジェリコもバックハンドエルボーから本家ライオンサルト、故・冬木弘道へのアピールでポージングを取るなど、ジェリコペースで試合が進んでいく。
 後手にまわったケニーはフランケンシュタイナーでラリアットでジェリコを場外へ追いやるとノータッチトペコンを命中させ、ケニーはコタロークラッシャー、蒼い衝動でペースを掴み、Vトリガーを狙うが、ジェリコは胴タックルで迎撃しジャックナイフ式エビ固めで丸め込み、、ジェリコはサムソンクラッチからウォール・オブ・ジェリコで捕獲、だがコーナー下まで逃れたケニーはリング下からコールドスプレーを持ち出して噴射して脱出し、コーナーにイスをセットするが、ジェリコが逆襲してケニーをコーナーのイスに何度も叩きつけて、ナックルで流血に追い込み、ケニーはVトリガーで反撃してドラゴンスープレックスを連発、そして後頭部へニールキックから片翼の天使はジェリコが逃れるもドラゴンスープレックスで投げるが、突進したところでジェリコがイスでフルスイング、ジェリコはケニーの背中をイスでメッタ打ちしてから、コーナーからのイスを縦から一撃、ジェリコがイスを持ってコーナーもケニーがVトリガーで迎撃しジェリコはテーブルに転落し貫通させる。
 リングに戻ったケニーはショートレンジのVトリガーの連打からVトリガー、垂直落下式リバースタイガードライバー、Vトリガーから片翼の天使で勝負を狙うが、ジェリコが回転エビ固めからウォール・オブ・ジェリコで捕獲、まさかの反撃を受けたケニーはロープに逃れ、ジェリコのコードブレーカー狙いはケニーがVトリガーで迎撃してから片翼の天使が決まったが、ロープブレークで逃れられてしまう。
 ケニーはコーナーへ登り、ジェリコが追いかけて雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、ケニーが崩してジェリコの顔面がコーナーに直撃し、ケニーはVトリガーからカミカゼ、ムーンサルトはかわされて着地したところでジェリコがコードブレーカーが炸裂も、カバーが遅れてカウント2でキックアウトされてしまう、、ジェリコはまたイスで殴打からライオンサルト狙いは、ケニーがイスを投げて阻止してからイスの上での片翼の天使を決め3カウントで王座防衛、ジェリコも絶品の試合を見せてくれたが、ケニーが見事に振り切った。


 メインで行われたオカダvs内藤のIWGPヘビー級王座をかけた頂上対決は、ケリーvsジェリコが激戦だったことで、二人の試合に重いプレッシャーもかけられる一戦となった。
 序盤は内藤がマイペースながらもオカダの動きを読みきるかのように散々焦らし、場外でも焦らしまくった内藤がリングに戻ったところでオカダがストンピングを落とすも、内藤はバックハンドエルボー、ヒップトスからスライディングキックで返し、コーナーミサイルはオカダがキャッチし、内藤をコーナーにセットしてからのドロップキックを発射して場外へ落とし、オカダが鉄柵に叩きつけてからビックブーツで鉄柵外へ出すも。内藤は鉄柵を使ってのネックブリーカーで返し、内藤はエプロンでのネックブリーカー、リングに戻ってミサイルキック、内藤は首筋へのエルボーの連打、変型バックブリーカーから後頭部へ低空ドロップキック、コーナーミサイル、ネックブリーカー、ネックロックで執拗に絞るなどしてオカダの首攻めを展開する、
 逃れたオカダはDDTで反撃しエルボーの連打からエルボーアタック、場外へ逃れた内藤にオカダはリングを半周ダッシュしてからビックブーツを浴びせると、鉄柵を使ってハングマンDDTと流れを変えるが、リングに戻った内藤はオカダは串刺しエルボーはかわして、ロープ越しでの変型バックブリーカー、ブリティッシュフォールと繰り出す。しかしオカダはフラップジャック、リバースネックブリーカー、ダイビングエルボードロップで反撃し、レインメーカーを狙うが内藤は阻止も、内藤のトルネードDDTをキャッチしたオカダはコブラホールドで捕獲する。
 串刺し狙いは内藤が迎撃してエプロンに出たオカダに水面蹴り、トップロープを使ってのネックブリーカーから雪崩式リバースフランケンシュタイナーを決めると、内藤はグロリアからスターダストプレスで勝負を狙うが、かわされて自爆となり、エルボー合戦は内藤が連打で押し切ってから浴びせ蹴りも、オカダはジョン・ウーで応戦、だがドロップキック狙いは内藤は先にジャンピングエルボーアタックを命中させる。
 内藤は雪崩式を狙うが、オカダが鋭いエルボーで落としてミサイルジョンウーを発射も自爆、内藤はまたスターダストを狙うが、オカダがバックを奪ってロープを掴んで抵抗する内藤にジャーマンで投げてからのレインメーカーは、かわした内藤はジャンピングエルボーアタック、キャッチしたオカダはレインメーカーも、内藤はカウント2でキックアウトする。
 オカダはツームストーンパイルドライバーを狙うが内藤が不時着、延髄斬りもかわしたオカダはコブラホールドで捕獲、しかし内藤はデスティーノで切り返し両者ダウン。内藤は崩れるオカダにエルボー、オカダも打ち返すが、内藤が連打から顔面に張り手、突進する内藤にリバースネックブリーカーを狙うが内藤はヘッドシザースドロップで切り返してからデスティーノを狙うが、オカダはレインメーカーで切り返し、オカダはレインメーカーも内藤はランニングデスティーノで切り返す。
 勝利を確信した内藤はデスティーノを狙うが、オカダがエルボースマッシュで阻止し、内藤は延髄斬りから突進も、オカダはドロップキックで迎撃してからツームストーンパイルドライバー、そしてレインメーカーは内藤がデスティーノで切り返し、もう1発を狙うもオカダが旋回式ツームストーンパイルドライバーで切り返してからレインメーカーで3カウントを奪い王座を防衛した。


 Numbersでの総選挙でも1位となり、G1優勝、プロレス大賞2年連続受賞と内藤は民意を武器にしてオカダに迫った。だが民意を背負っているということは、それだけかかるプレッシャーも大きいということ、オカダは声援だけでなくブーイングやプレッシャーも全てを背負ってきた。内藤は確かにベルトを越えた存在でもあるが、団体を背負って立つ器ではない、オカダが民意だけでは新日本の頂点に立てないことを見せつけた試合だった。


 今回の東京ドーム大会は34995人を30000人越えを達成、あと5人で35000の大台に乗るところだった。しかしオカダは空いている両側スタンドなどを指差した、オカダだけでなく新日本もこれで満足してはいけないということか、次なる目標は40000人かもしれない。
<第0~7試合はこちら>

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